たみとや日誌

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6月10日(木)
あらためて「国鉄の赤字をつくったのは国鉄職員ではない」

●当時、国鉄の設備投資、輸送サービス、運賃などは、国鉄と無関係に政府により決定。重大なことは、国鉄の投資計画に対しては政府による資金援助はほとんどなかった。

●国鉄が戦後はじめて赤字に転落したのは1964年。東海道新幹線開業の年!(東京オリンピックの年)。1971年から急に投資の比率が増えはじめ、高度成長と1973年に始まった列島改造計画が合体し、投資は急増。国鉄の財政能力なんてお構いなしに、政府の手によって設備投資額がドンドン増え、収入の6割を投資にまわしていた。

●国鉄が赤字に転落したのは、道路網の発達に伴う物流構造の変化が理由のひとつ。しかし、それだけではない。戦時中、一時的に日本が占領・支配していた地域の鉄道で働いていた邦人は、戦後国策として国鉄に採用された。その数は60万人にのぼる。しかも、彼らが退職した後も、年金を支払ったのは国ではなく国鉄であった。特定人件費と呼ばれたこの費用は、無視出来ない額になる。

●赤字の中身は、利子を含めた累積赤字は25兆4000億円、特定人件費が4兆9000億円、他に鉄道建設公団の資本費やら本四架橋鉄道部分の資本費まで含めたものが、国鉄の最終的な負債総額37兆2000億円。これを除いた場合、つまり、設備を維持し人件費を払い列車を走らせる収支だけを見れば、1987年民営化前の1984年度以降黒字に転換し、1985年度が3189億円の黒字、1986年度は3773億円の黒字であった。

●民営化の際、声高に叫ばれた「国鉄は一日列車を走らせると65億円ずつ赤字が増える」という論理はうそ。分割民営化の政府方針が決定された80年代前半にあっても、国鉄の一日の経営利益は9億円有った。

●当時の国鉄の資産は、土地だけでも50兆円から70兆円はあった。負債の2倍以上あり、破産状態ではなかった。

●分割民営化の一番の「眼目」と騒いでいた「債務解消」は破たんしている。「国鉄の赤字」を消すということは、はじめからどうでもよかった。分割民営化後20年の2007年3月の時点で、債務残高は20兆9964億円。2057年に債務終了予定。もちろん国民の税金で穴埋め。

●「国鉄改革大成功!」という宣伝は、デタラメ。国鉄改革は大失敗。@国鉄借金問題は解決できていない。A不当解雇の1047名は、23年間路頭に放置。そして今回「もう二度と意見を言い争うのをやめると誓えば、いくばくかの金をやる」B北海道・四国・九州・貨物のJRは不安定経営のまま。C地方を荒廃させた公共交通サービスの地域格差は極めて深刻。DJR各社の異常・異様な労務管理は、輸送の安全をおびやかしている。

●破綻を偽装して新会社を設立し、気に入った者だけを新会社に採用することが社会でまかりとおったら、法治国家とはいえなくなり、違法・違憲(憲法28条)だというのが普通の感覚。国鉄分割民営化が政府の手で行われて以来、これをまねして大中小企業を問わず偽装倒産による解雇が横行している。

●なのになぜ裁判所は「普通の感覚」を認めなかったのか?実は、国鉄分割・民営化に当って、最高裁からエース級の裁判官が国鉄法務課調査役に出向し、偽装倒産→解雇の戦略作りに深く関与(1998年6月12日東京新聞)。その後もエリート裁判官がJRに出向して法務部門を担当。「国」は、最初から司法の専門家を取り込み、司法が「裁判所一家」であることを十分に踏まえて裁判の結果までにらんでいた。「この国のかたち」を決める根幹の局面で、司法が制度設計・法案作成・執行・裁判という全プロセスに絡んでいた。(いろいろな資料・ブログから作成)

三里塚リーフレタスディナー@500円

ちぎったレタスと長いも・トマト・ちくわのサラダ

空豆の醤油煮

生姜焼肉、納豆玉子のサラダ包み

青梗菜のピリ辛味噌炒め

テーブルの下でふて寝りんたろう

6月9日(水)
ホンダ労働者のストに続き、中国で相次ぐストの波一覧

●5月17日広東省佛山市ホンダ自動車部品工場スト突入:広東省では今年3月に、5月1日からの最低 賃金引き上げが決まってた。ホンダ部品工場のある佛山市では、最賃720元 を920元に引き上げることがきまっていた。しかしホンダ部品は、賃金を15 0元引き上げるかわりに(=最低賃金で雇ってたということ)、330元あった 手当を150元減額するなどデタラメなことをやったことがストライキに発展し た理由(レイバーネット日本)

●5月21日上海シャープ生産ラインストップ

●5月23日元国有企業の労働者が同僚の過労死に抗議スト

●5月24日平頂山市の紡績工場、早期退職の保障金が少なすぎることに抗議して1千名の労働者が工場を包囲して、操業を停止

●5月28日北京現代(韓国)の部品供給子会社2千人スト

●5月30日蘭州市の化繊工場で2千名余が賃金の3割アップを要求してストに突入

●6月5日随州市の元国有企業早期退職者数百人が工場売却と社会保険問題の未解決に抗議して、工場付近の交通封鎖

●6月7日ホンダ系列ユタカ技研工場スト全社約460人の従業員のうち、250人あまりが参加。会社側はその後、賃上げの要求を受け入れたという。 「もし彼ら(ホンダ中国部品工場)のストライキが成功しなかったら、私たちも今回のように一致団結することはなかった」

●6月6日、広東省深セン市の「美律電子」(台湾系)の工場で7千人の賃上げスト、7日には広東省恵州市の「亜成電子」(韓国系)で2千人の賃上げスト

●6月9日九江市台湾系運動用品工場約8千人スト

●6月9日西安市ブラザー工場ストで操業停止

中国政府は労働者が自発的に結成する労働組合を禁止してきたが、ホンダのストライキをきっかけに、労働者を代表する労働組合が誕生する時期が来た、と専門家は見る(大紀元Japan)

中国の所得格差は米国以上、1%の人々が40%の富を独占:都市住民1人当たりの所得は農村住民の3.3倍、上場国営企業の幹部と同一般職員の所得格差は18倍、国有企業幹部の給与と中国サラリーマンの平均給与との格差は128倍にも達する(Yahooニュース:Record china)

うまくできた残り野菜活用ミニストローネ(キャベツの芯、人参の残りなど。生トマトでまず蒸し煮するのがポイント?)

中国産冷凍エビ活用:エビと長いもの香草オーブン焼き。あと、スパゲッティプッタネスカで@500円

 

6月8日(火)
不当逮捕の三里塚反対同盟市東孝雄さん 不起訴釈放!

本日(6月8日)午前11時15分、ついに市東さんを奪還しました!

 市道閉鎖の不当性、看板立ての違法性が社会的にも明らかになり、なによりも「俺たちは本気だと空港会社にしらしめることができた」という市東さんの渾身の決起の前に、検察は起訴することができなかったのです。ともに不当逮捕された支援の仲間も、奪還することができました。

 市東さんの不当逮捕に対して、全国から怒りの声と、市東さんに対する共感・激励の声が寄せられました。本当にありがとうございます。市東さんが不当に勾留されている間、本当に多くのご支援、ご協力をいただき、急速な連帯と運動の広がりを実感しています。心より御礼申し上げます。

 市東さんを奪い返して、私たちはますます元気一杯、勇気百倍です。さあ、皆さん。市道閉鎖阻止の本番にともに立ち上がりましょう!三里塚芝山連合空港反対同盟ブログ)

りんたろう亭:タイ風@500円

焼き茄子と干しエビのピリ辛サラダ

挽肉とコーンのタイ風さつま揚げ

鶏胸肉のバジル炒めをご飯にかけて目玉焼きを載せると「タイの屋台めし:ガパオ」

段々りんたろうと接近してきたAYO

動労物販手折りそば

動労物販ひじきサラダ

旬のかつお

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