年末にもかかわらず、地域から３１名が集まっての寄り合いとなった。介護の職場、非正規の職場、アーティスト、学生、３１名中１８名が若者だ。
若者に限らず今働くものたちはどうしたらもっと人間らしく生きられるのか、どんな未来をつくればいいのか、見えなくなっている。その中で生涯非正規雇用！とあえていい、職場で声をあげれば必ず闘える、未来は自分たちのものだ！と生き生きと語る若者のはなしを聞きたくて続々と集まってきた。
ピースアクション代表のＳさんより 講師の紹介
自分自身も介護病棟で３年働いている介護労働者だ。今の仕事がいちばんきつい、不満の声をあげる余裕、気力すらそがれる状況である、その中でどうしたらいいのかお話をうかがいます。
講師の話
今社会全体が大変になっている。
職場で起きていることは世界情勢とまったくつながっている。資本主義が完全に破綻してる。
資本は労働者の首を切って、政府から多額の公的資金をもらい儲けている。
それでもビッグ３は破綻した、ＪＡＬの例はしかり
そして戦争がはじまった。北朝鮮が韓国にむけて砲撃を行ったと言う報道のうそ。
ことの核心はアメリカが経済を支えるためにやらせた、そして日米安保のもとで日本を動員しようとしている。
一方で労働者を押さえ込みたい、韓国では世界最強の民主労総がいる。
６０パーセントが非正規の中、現代自動車では工場内座り込みのストライキがうたれており、”戦争は延坪島で起こっているのではなく、ここで起こっている”
つまり資本と労働者のあいだで戦争が起きているのだ
日本はどうか
大失業を一番うけている
四人に一人は年収２００万以下、働いても食っていけない、働きたくても仕事がない
その原因は非正規雇用ー正規職を非正規、派遣にどんどん変えていった
簡単にクビにできる。
それは、労働者がだらしないからでも自己責任でもない！！
１５年前に日経連報告”一割の正規、９割の非正規に”日本の経営陣がだした。
努力しようにもどこの求人広告にも正規のいすは最初から用意されていない。
１９８６年の国鉄分割民営化からはじまっている。労働者派遣法をつくり、規制緩和で拡大していった。ボーナスなし、退職金なしー経営は儲かる
問題は、それだけではない。
安全を崩壊させた。
ＪＲの尼崎事故は徹底的な外注化・合理化の結果。そして
すべての責任を労働者のせいにする
病院でも同じことがおきている。
一部の機能を病院でやって、あとは全部外注化する。
医療を取り巻く情勢ーどう闘えば労働者がまもれるのか？！
医療は新成長戦略のもとに病院業務の全面的な外注化と非正規職の拡大がはじまった。
武蔵野病院においても非正規化、非正規の夜勤手当の廃止、雇い止めで２２年度だけで１億１４００万の黒字。さらに２億円の黒字を出すといっている。
就業規則の改悪、正規雇用に手をつける。二年後介護補助者を全員非正規に。
Yさん雇い止めを署名と団結した力でとめた！！
子供が熱を出して休むので雇い止め
このことに対して毎日昼休み集会をひらいた。
こういう風に合理化しようとしていることに怒りが噴出した。
武蔵野病院は雇い止め解雇を撤回。ー経営者は労働者の団結した怒りに弱い
職場の４３名の労働者が１１月集会に参加
経営の態度が変わった。一律で一時金を出すといいだした。
闘えばかてる！
病院の外注化を阻止すること、非正規職を正規職にする、職場を安全にまわせる人員を増やすために団結して闘うことー労働者の生活と安全がある
はつげん
えび：合同労組は一人から入れる。労組に入ると仲間と団交できる。まず一人でも合同労組に入ろう
かんそう
C：新聞やニュースでは伝えられていないことが沢山聞けた。
Ｎ：くそなしごとを続けていたが今日聞いてすっきりしました
Ｓ：すごくよかった。自分も病院の仕事をはじめたので、わかりやすかった！
Ａ：自分の職場もまったく同じ状況
Ｓ：地域の仲間を闘っている人に会わせる事ができてうれしい！！
Ｙ：アメリカ在住、学費闘争を闘いました。これからもアメリカの状況を投稿しますね
その後カレーを食べながらはじめてあった人同士でそこここで夜遅くまで話は続いた。
自分が非正規なこと、自信が持てないこと、何をやってもうまくいかないこと
それは断じて 自分のせいではない、自分が楽しく働けるよう、みんなが幸せに暮らせるように隣にいる一人とまずつながって声を上げよう！！自分を解放するためにこの世界を変えよう！！
仲間になろうよ！！
