2022年7月(1)

2022年6月(1)へ:2022年8月(1)へ

2022年日誌目次へ戻る

リンク(街、とみしょうや、うるまユニオン、ピースアクションなど)のページはこちら

国鉄闘争全国運動のホームページはこちら

NAZENブログはこちら

福島診療所建設委員会ホームページはこちら



7月31日(日) 
反戦・反原発プチしゃべり場第40回「国葬?とんでもない!アベの大罪年表!!」
プチ労134回 
反戦・反原発プチしゃべり場第40回





 
 

2022-7-31プチ労134回まとめ>

参加者:6人 中高年:青年=33 地域:それ以外=42

メニュー:タイ屋台風ガパオライス&岸田さん差入れ小魚揚げ焼

 

「近現代日本150年の労働者・民衆の闘いの歴史」第44

第四章 日中戦争から敗戦(1937年~1945)~昭和天皇の戦争

新「草稿」()中国民衆の抗日闘争への敗北(第六回)

第三節 抗日民族統一戦線の中心地武漢(ウーハン)

   鄒韜奮(ツオウタオフエン)と生活書店運動 (「草稿」4(2)4859)

レポーターけんいちさん

 

 今回は、日本では知られていないが、日本の侵略のなかで、『生活』から『抗戦』まで各種の雑誌発行と生活書店という「民主の砦」の展開を通じて、民衆の「民主」の意識創りと抗日闘争の裾野拡大に大きく貢献した若きジャーリスト、鄒韜奮(ツオウタオフエン)の姿。

 「識字率」が人口の8以上の現代日本で、最大発行部数の雑誌「週刊文春」は30万部程度、民衆の独立メディアという「週刊金曜日」は2万部程度で低迷している。

しかし、当時、「識字率」が人口の1割に満たなかった中国で、『抗戦』の発行部数は30万部を超え、民衆の集まる「場」となった生活書店は、全国25省のうち14省に展開した。

これに対して、「草稿」を何度も読み込んでくれたレポーターは、「政治の自己メディア化」という秀逸な論点を出して、最近の参院選とメディア、独立メディアをどう思うかとみんなに問いかけ、トークは盛り上がった。

それを通じて、鄒韜奮の営為が、現代の希望につながる意義、「民衆のほんとの『情報』へのアクセスのコスト、ハードルを下げた」、「民衆における生活と政治をつなげていった」こと、が浮き彫りになった。

 

Reporter MK:「草稿」を5回ほど繰り返し読んだ。一人の青年の独立メディアの活動の姿が描かれていて、あらためて、みなさん読んでほしい。

 それを現代に引き寄せる論点としては、最近の参院選について、それに絡んでメディア、独立メディアがどうか、みんなに訊きたい。

GO:それにからんで、鄒韜奮の活動のポイントとして三つくらいあると思う。

・最初、単なる生活の諸問題の雑誌だった『生活』の編集者の時から、読者の手紙すべてに丁寧な返事を書いて信頼を得て行ったこと。

・それを通じて、大卒の知識人だった彼自身の「民衆」をどう捉えるかの認識を発展させ、彼自身が民衆の一人になっていったこと。

・また、現代日本で言えば「ワーカーズコープ(労働者協同組合)」とも似ているが、生活書店自体の組織・運営に職員とともに「民主」を貫いたこと。

MK:自分の論点は、「いわゆるメディアが、圧力かけられたからというより、サラリーマン化して自らしょぼくなるなかで、政治自体が自己メディア化しつつある」ということ。

 いいかえれば、自民党は選挙で民衆は票をくれればいい、くそくらえということだが、一方で、鄒韜奮のように、いわば、民衆に寄り添おうとしている動きが、れいわや参政党などにある。

GO:たしかに、山本太郎は、街宣の場でのヤジにも丁寧に応答し議論しようとしている。

N:みんなが言いたいことを言える「場」をつくるということ。

 ただ、街宣や演説のお知らせが、スマートフォンに頻繁すぎてうるさいくらい、「一方通行」的なところもある。

GO1議席を得た参政党は、5千円で候補者や政策の決定に意見を言えるらしい。ただ、「天皇と家族を中心にした社会」という綱領には違和感ないのか。

MK:綱領は関係ない。「マスクしなくていい」という主張が受ける。

特に保守系にそういう「草の根」創りが見られる。

一方、左派系ともいえる独立メディアは、『デイズ・ジャパン』も『週刊金曜日』も衰退気味。

GO:『デイズ・ジャパン』には、若い女性中心にいろんな活動をしていこうという感じもあった。

N:『週刊金曜日』は各地で読書会もやっていたが。。。

YY:自分も『デイズ・ジャパン』に少し関わったことがあるが、男子もいたが広河のパワハラでいなくなった。その次がセクハラで活動停止した。

N:カタログハウスの『通販生活』は、反原発をはじめいろんな主張、解説をのせている。

SH生活者の協同組合であったはずの生協でバイトしているが、まったく営利企業。

少し仕事が遅い人への対応もひどく、それをかばった自分などもひどい言われ方をした。

GO:農協も多くがそうなっている。

N:生活クラブは、生協のそういうところと袂を分かって、『通販生活』と同様に、定期誌にもいろんな主張を載せている。

MK:『通販生活』も『生活クラブ』も、コスパが悪い。

今、若者にとって『情報』は、ネットなどでタダになっている。

N:ただし、タダのテレビでいえば、テレビ朝日の「モーニングショー」でも、「メールで質問」と言っているが、一度も取り上げられないし、向こうの選択でしかない。

一方、新聞も高いとは思う。

しかし、見出しだけ見ればわかる何が起きたかの事実というか、単なる「情報」ではなく、記者が一人ひとり書いた記事は、事実をどう捉えるかという『情報』があると思う。

YY:私も、ネットで日経新聞を月ぎめ契約している。ただ、多すぎるなという感じもある。

ところで、生活書店は、現代のワーカーズコープに似ているという話だったが、ワーカーズコープには限界があると上野千鶴子なども言っていた。

GO:同感。「草稿」にも「生活書店はラディカル(本質的)に闘う組織」と書いた。

 労働組合が事業をやるという意味では、国鉄民営化・外注化反対をずっと闘い続ける動労千葉は、解雇者の仕事と言う意味でも、ホテルを経営しているがうまくいっている。

N:解雇撤回で勝ち取った資金をみんなに分けてしまわずに闘いを続けるための事業に使っている。

GO:それを支えているのは「民主」。

 毎月、組合費を現金で執行部が組合員一人一人を回って集めながら、闘争の方針について議論し、家に帰れば自民党支持も多い組合員の納得を得ている。

MK鄒韜奮の活動、特に、読者の手紙にすべて丁寧に返事を書き続けたことは、現代でいえば、『情報』を一方通行ではなく、『情報』へのアクセスのコストというか、ハードルを下げて行ったことだと思う。

N:そうやって、彼は「生活と政治」を結び付けた。

 動労千葉も組合のなかで「誰も見捨てない」と「民主」を貫いて、日刊『動労千葉』で政治をどう捉えるかを繰り返し訴えて組合員と議論して、「労働組合の第一の任務は反戦」と立ち上がっている。

 そういうことが希望だ。

 

 次回828日プチ労135回は、中国侵略と支配に不可欠だった民衆との経済・通貨戦争、民衆との「イタチごっこ」に日本が敗北し、アジア太平洋戦争の本質、東南アジアの侵略を開始せざるを得なかった様子を見る。

 レポーター予定しょうごさん。

 

   
   

以上

 

7月28日(木) 
 5時たみゴジラ#46(夏休み特別3時たみ:ご飯なし)
 
   

 7月26日(火)
葛飾区役所の駅前移転を止める決起集会@青砥 


   
   
   



【ご報告】
昨日は「#葛飾が変わる 区役所駅前移転を止める7.26決起集会」を無事に完遂することができました。
用意していた座席も資料も全く足りなくなるほどの、想像を超える参加者数、他の地域で戦う仲間たちからの熱い激励、なにより参加者の一人一人が自分事として考え、真剣かつ情熱を持って集会に臨んでくださっていたことに、大変勇気をもらいました。
ご参加いただいた皆様、またオンラインで見守ってくださった皆様、誠にありがとうございました
会の運営や論点整理などで、なかなか行き届かない部分もあったかとは思いますが、とにもかくにも一歩を踏み出すことができました。
ここからの5か月間は本当に勝負です。
私たち「区民有志」メンバーだけでは到底戦いきることができません。
集会に集まってくださった方々、この投稿を読んで共感してくださっている方々から、さらに周囲へと広げていっていただく必要があります。
区庁舎の駅前移転を止めれば、立石再開発も止まります。
風は追い風に変わりました。この風を大きくしていきましょう!
どうかご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 7月23日(土)
 7.23反戦反核東京集会@幡ヶ谷
高浜原発と日本海側唯一の軍港、京都舞鶴自治体労働者の闘いに感銘

   
   
   
 
 7月17日(日)
国鉄闘争全国集会@千葉市 
 
   
   
   
 7月3日(日)
 新作森口スピーカー@みんたみ
 
   
   




ページトップへ

2022年6月(1)へ:2022年8月(1)へ

2022年日誌目次へ戻る

inserted by FC2 system