2021年6月(1)

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 7月1日〔木〕
 「5時たみゴジラ」2
Wellcomeback!!バクさんナイト!!!
「5時たみゴジラ」2
中学女子は早めに来て中間試験の自主勉
高校女子からは国際金融の質問
スタッフケンちゃんからは面白いゲーム「Make"N"Break」
食事メニューは沖縄タコライス 




   
   
   

 Wellcomeback!!
「5時たみゴジラ」の後、バクさんナイト!!!
メニューはタコライスに加えて闘う沖縄の料理(クーブイリチー、ラフテー、ゴーヤチャンプル)
そして、なんと、国鉄闘争北海道のNさんが、丁度届けてくれた極上食べ頃のメロンを堪能

   
   
   
   
6月27日〔日〕 
 反原発プチしゃべり場第29回
プチ労123回

2021-6-27プチ労123まとめ>

参加者:8人 中高年:青年=44 地域:それ以外=53

メニュー:6月恒例インドネシア風肉味噌丼&タフ・ゴレン(厚揚げとトマトの甘辛炒め)

 

「近現代日本150年の労働者・民衆の闘いの歴史」第33

新章:第四章 日中戦争から敗戦(1937年~1945)~昭和天皇の戦争

()1937年 日中戦争~昭和天皇の「勇気」  

第二節 日中戦争-アジア太平洋戦争の原因

a.  天皇制というシステムの戦争と抵抗 ①~③

レポーターゆいちゃん

「草稿」26頁~38

 

 今回は、日中戦争直前の状況。

 「草稿」では、日中戦争は「軍部の『暴走』ではなく、『大人気の天皇制のプリンス』近衛文麿内閣が『国民統合に中国との戦争は“わるくない”』と拡大」としている。

 特に、日中戦争開始の一か月前に首相になった立役者近衛について、その「『思想』の矛盾と空疎」を書いたが、レポーターは問いかけた。

 「近衛にたいした中身がなかったとしたら、実際に政治に影響を与えていたのはどの勢力だったのか。軍部と財閥?文麿というカモフラージュで国民は眼をくらまされたのか、それともわかっていても戦争にむかっていったのか」

 それには、次回、もう一人の立役者天皇裕仁の言動も含めて「天皇制システム」全体がどうしたかを見る必要があるが、今回は、テンポの良いレポートとともに、「国民」はどうだったのかという臨場感のあるトーク。

 それは、東京五輪の中止か開催かがせめぎ合う、まさに今のわれわれ民衆の問題と直結する面白いトークになった。

 

Report & Talk

 

Reporter YY:①には、日中戦争の出発点は「満州事変」とあるが、「満州」って何だったのか?

YS:日本「国民」にとって、ひとつの「夢」にもなった。実際、「満州」では国内でも珍しかった上下水道が整備されて、少なくとも日本人の生活は結構よかったらしい。

GO:敗戦後、1964年東京五輪で開通した東海道新幹線のモデルとなった豪華な「暁の超特急」も走っていた。国内で5反とか零細な農地を耕作し困窮していた小作農民が「満州」では20町歩の地主になれた。ただし、それは、中国、朝鮮農民が開拓し強奪した農地だった。

R YY:②では、近衛が首相になる直前の総選挙では「おびただしい棄権率」とあり、今とも似ているが、どういう感じなんだろう?

YS:国内の都会では、「満州事変」以来、軍需もあって、景気がよかった。

返上したが、3年後には、初めての1940年東京五輪が近づいていた。

GO:そのなかで、政党の腐敗、軍部の進出などに対する「嫌気」とともに、主に都会の中間層だが、生活は「高度成長」して、政治への無関心が高まったのか? 

たしかに今とも似ている。そういうなかで、近衛が登場。

R YY:そして近衛。③のいろんな描写を見ると、ホント中身がない。

例えば、首相になる4年前の論文「英米本位の平和主義を排する」(「草稿」36)、最初は「人道主義」とかいって良いが、最後は、日本の「生きんがための唯一の道」として「満州への進展」でしかない。

GO:今のアベと似ている。

「家系」が良く「日本を取り戻す」とか「大仰な」ことを言って、排外主義しか中身はなく、近衛より「人気」はないかもだが、案外、10代には人気がある?

MK:麻生にしてもアベにしても、実業の能力はないから政治家にされた。

R YY:コロナを検査しないで「現実をみようとしない」ところが似ている。さらに近衛が「ふんわり」した感じで、少しずつ、論理をずらしていくのも似ているかも。

N:こんな奴を「許した」「国民」の方はどうか。今、東京五輪の中止の声が高まっているのにもう一歩止められない。こういう「国」が恥ずかしい。

MK:戦前も今も「国民性」だと思う。

GO:しかし、その「国民性」があるとしても、もともとあるというより、歴史的に創られたものじゃないか。

最近、歴史をやるので調べていると、「『日本人』が『お上』の言うことに従って『同調』しやすい『国民性』だということも敗戦後創られた『神話』」だという論証もある。

MG:民族学者の宮本常一の「忘れられた日本人」だったか、日本の農村では、長老を中心に全員が納得するまで話し合って決めて行ったという報告もある。

GO:そう。「日本国」「日本人」「日本語」「日本文化」にしても、18世紀から、日本だけでなく、世界で資本主義の「発展」とともに「近代国家」がつくられるなかで、できたものにしかすぎないというのが、1990年代からの一つの大きな論調になっている。

R YY:そうはいっても、実感として、日本が「島国」だから、「鎖国」していたから、あるいはそういう「風土」があるから、というのは説得力もある。

N:でも「島国」っていったらイギリスもそう。

MG:ただ、イギリスは、その後はともかく、市民革命、民衆が自分たちの力で王制を倒して共和制を宣言をしたという歴史を持っているからちがう?

R YY:日本では、「楽」だから、自分で考えなくていいから、従ってしまうのか。

YS:だから、最近のテレビでは、毎日のように「東大王クイズ」やっている?

MK:「東大」という権威で煽っているのがメディア。

UY:でも、「日本人」っていう意識を持つ時ないかな。

戦争中、朝鮮の人を日本名に「改名」させた日本はほんとおかしいと思うが、海外旅行して中国人と間違えられると「ムカッ」とした。

GO:仕事でロンドンに5年いて、最初に韓国人と間違えられた時には同じように感じたが、長くいるうちに、外人にもいろいろいるんだなということがわかってきて、自分の「国粋主義」が減って来た。

R YY:逆に、Nさんが「こんな国恥ずかしい」と言ったが、私の周りでも、日本人であることを嫌うというか、自信がないというか、そういう人が結構多い。

敗戦したからか、アメリカ任せだからか、アイデンティティが揺らいでいるというか。だから、「誇り」を持ちたいことになるのか。

プチ労では、割と日本の「悪い」ところをやるわけだが()

GO:いや、支配者層の「ばかさかげん」も知らないと。そのなかでも、どう闘う民衆がいたのか探ろうということで。

N:逆に「日本」が好きだから。

MG:1%の支配者の「悪いところ」。

 

After comment

N:面白かった。「国民性」ってどういうものかっていう議論から、あらためて歴史を学ぶ意味が見えた気がする。

日本の人も歴史のなかで、「長いモノにまかれる」ことと「自分たちで闘う」こととがせめぎあってきたことに、学びながら少しずつ気が付く感じ。

 今のオリンピックについても、「同調しやすい」日本の人々が、「言っていいんだ」となったら「反対」が8割になった。

 「同調」が運動に結びついた感じ。

それは、コロナだけでなく、コロナのなかで、オリンピックが、格差とか、この社会のひどさを見せたからだと思う。

今の五輪強行で見えちゃったものは、人々の生活も命も全然考えないこの国の支配層の姿だったんだよね。

そこにみんなの怒りが集中してる。

 まだ、「中止」にはならないけど、歴史を学びながら、同時に、「しゃべり場」とか、小さいながら運動をつくっていくことの成果が出ている。

 

 次回725日プチ労124回は、日中戦争がどうして始まり、どう拡大させられ、泥沼化したか。もう一人の立役者の天皇裕仁の言動も見る。レポーターしょうごさん。

 

以上

 

   
   
   
   
 
 6月24日〔木〕
  たみとや新企画
「5時たみゴジラ」始動!大盛況^_^
 たみとや新企画
「5時たみ」始動!大盛況^_^
こどもたちで名付けた別名「ごじら」
毎週木曜日午後5時から7時 無料
@たみとや奥(別名りんたろう亭)
こども塾の中高生バージョン
スタッフはプチ労常連ケンちゃん(文芸学校講師)
希望者に食事付@300円
今回メニュー:ガパオライスとズッキーニチーズ焼き

6月23日〔水〕 
 東京五輪中止!新宿ジャックデモ
 



   
   
   
   

 6月22日〔火〕
  「目を醒ませ」東京五輪中止署名2,246筆を組織委に突撃提出
 「目を醒ませ」東京五輪中止署名2,246筆を組織委に提出
コロナだけでなく「福島にフタするな」の趣旨。
それから総務課長、広報課長に皆さんの切実真摯なコメントを捻じ込んだ
#東京五輪にレッドカード
   
   
   
6月18日〔金〕 
 6.18復活首相官邸前金曜行動
「原発いらない金曜行動」
たみとやジャーナル141号発行#東京五輪にレッドカード

   
   
   
   

 
 

 6月6日〔日〕
 東京五輪中止新宿大行進
 
   
   
   
   



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