2021年4月(1)

2021年3月(1)へ:2021年5月(1)へ

2021年日誌目次へ戻る

リンク(街、とみしょうや、うるまユニオン、ピースアクションなど)のページはこちら

国鉄闘争全国運動のホームページはこちら

NAZENブログはこちら

福島診療所建設委員会ホームページはこちら



 4月28日(水)
 4月のこども塾217回~220回:卒業生も来たよ
 
   
   
   
 4月25日(日)
反原発しゃべり場第27回
プチ労121回 
反原発しゃべり場第27回
参加者7人(NMさん初参加)
○「処理水海洋放出」なんでダメか

反原発プチしゃべり場第27回資料               2021.4.25

コロナ渦でも何でも五輪開催に固執するスガ政権が突然決めた

「処理水海洋放出」なんでダメか

 

<政府の言明とそのウソ>

(1)   原発汚染水を保管するタンクの置き場所がない

⇔土地はある!ないのは「やる気」

(2)       放出するのはALPS(多核種除去設備)で処理したトリチウムだけの「処理水」

⇔「ALPS処理水」ではなく「欠陥ALPS猛毒汚染水」

(3)       トリチウムは「水」と同じ。世界の原発からも放出

⇔トリチウムが危険。「水」だからこそ内部被ばく。

(4)       さらに濃度を薄めて放出するので問題ない

⇔薄めても「放出」総量は減らず。

「水」だからこそ海から戻って来る。

(5)       IAEA(国際原子力機関)とアメリカが「支持」。風評対策には全力を尽くす

⇔「支持」の理由は金と中国けん制。さらにねらいは再処理施設からの「放出」。風評被害ではない!実害!!

詳しくは以下PDF版
syaberiba27siryou.pdf へのリンク

○オリンピック中止のために
 
プチ労121回

2021-4-25プチ労121まとめ>

参加者:7(NMさん初参加) 中高年:青年=34 地域:それ以外=52

メニュー:沖縄の闘いに敬意を表して

     タコライス&ナスの沖縄黒糖味噌煮

 

「近現代日本150年の労働者・民衆の闘いの歴史」第31

新章:第四章 日中戦争から敗戦(1937年~1945)~昭和天皇の戦争

()1937年 日中戦争~昭和天皇の「勇気」  

第一節 戦争への「Point of No Return」 a.天皇機関説事件

レポーターなおこさん

 

「天皇制というシステムの戦争」は、どうして起こり、今、我々に何を問うのか。

その入り口、「天皇は国家の機関か神か」という8ヶ月にわたる天皇機関説事件。

 この事件を契機に「神がかりの軍国主義が民主主義を潰して戦争に突入」が通説だが、

「それは、当時、盛りあがる民衆のパワーに対して『時代遅れ』になった『明治』以来の天皇制を据えなおそうとした支配層(天皇制というシステム)の間のバトル。

結局、民衆のパワーを恐れ『内乱、革命よりも』と侵略、戦争に向かった。

そして、敗戦後も『機関』と『神』は、両方残った。

日本国憲法の天皇制は、『国家の機関である天皇』にからみついて戦前から続く岸信介などの支配層に『我こそは国家』という民衆を無視する意識を温存し、国民投票もせずに『国民の総意としての象徴』(日本国憲法第一条)として実質的な『神』を残している。

自分自身、天皇制に『無関心』だった。

しかし、勝手に『天皇あっての国民』にされ、その『国民の総意』をかさにきて『我々こそ国家』と思っている『アベたち』などの人々をのさばらせているとしたら、日本国憲法一条こそ、我々の社会にからみついて資本主義の矛盾を隠す、諸悪の根源なのでは?」

そういう渾身のレポート(レジメは最後に添付)で、以下のように天皇制についてのトークが盛んに続いた。

そして、レポーターの感想。

「“何かすっきり出口のない天皇制をこれまで考えるのを避けてきた自分なのではないか?”と気づかせてくれたのは、プチ労の若者たちが“日常から天皇制なんか考えてますよ”という感じで、今回、たくさん意見を言ったからだ。奇しくも、天皇が前面に出る第四章に入るこの時、もう一度、いやがらずに天皇制に対峙しようと思わせてくれた。」

同じく、敢えて「無関心」と避けてきたのかもしれない「昭和」育ちの「草稿」筆者も、「フワッとした天皇制」を日常的に見つめる「平成」育ちの人々に問われていると思った。

 

 

 

TALK

 

NM:「天皇機関説」を唱えて東大教授辞職に追い込まれた美濃部達吉は「大正デモクラシーのリーダーで民主主義者」じゃなかったのか?

GO:彼も支配層の一員で、「民衆を主人公にする」という意味では民主主義者ではなかった。実際、彼は、明治憲法が否定されることに公然と反対した。

 

MK:天皇制って、それに(天皇を含む支配層が?)互いに寄りかかりあう「相(?総?)依存のシステム」だと思う。血筋もはっきりしないのに、政府は天皇の地位を守り続ける。

GO:ただ、「天皇の血筋」は、歴史学者網野さんによれば、「万世一系」などではないが、7世紀末からは、1300年にわたって、一応続くモノがあるらしい。

朝鮮や中国もそうではなく世界でも珍しいらしい。

7世紀末に、沖縄も九州南部も東北北部も支配できていない「ヤマト」の王が、中国への文書に、「日本」と「天皇」という言葉を同時に初めて使った。

MG:問題は、「天皇」だけでなく、「日本、日本人」ということも、同時に、7世紀から、「ヤマト」のものでしかなかったということですよね。

GO:そう、あらためて考えさせられたが、「日本」とか「日本人」って何かということ。

ただ、網野さんは、事実、世界でも珍しく続いてきた「日本」=「天皇」を徹底的に総括しないと「君が代」を強制するような最近の事態を覆せないのではとも言っている。

MG:最近、東京五輪の名誉総裁に天皇がなったことを見て、あーやっぱり「天皇と日本がリアルに結びついている」と思った。

「フワッ」とした天皇を五輪に無謀に突っ込むための「都合」で持ち出す。

 天皇というフィクションと国家というフィクションが結びついている。両方のフィクションを疑うべき。

N:戦前と同様に、アベたちの準備している戦争にも、天皇はいつでも利用される。

 

UY:しかし、NさんもGOさんもそうだったように、自分も実感として天皇について無関心だった。

NM:「天皇」といっても、Passionが湧かない。今は「天皇」より「お金」じゃないのか。閣僚の多くが「日本会議」に加入しているとかはあるが。

MK:実は「日本会議」と天皇は仲が悪い。「フワッ」とした天皇に不満? 

実際、平成天皇は、「美しい心を持った平和な日本人」という理想像、フィクションを演じきったとも言える。彼は、「天皇家を何としても維持する」という意味で非常な野心家。 

そのためだけに発言する。今の天皇の方が「反原発」とか「軍備反対」とか、口走ってしまいそうで「危ない」。

AS:育ったのは、祝日の度に日の丸を立てるような家だったが、祖父母たちは、昭和から平成に変わった後、天皇に対する態度が変わった。

MG:今、たしかに、問題の根本は「お金」というか、資本主義の問題だが、天皇は、そうしている国家権力の根源。

N:実際、天皇にからみついているアベにしろ、スガにしろ、その感覚は、戦前以来の「我こそは国家」みたいで、我々民衆と全く違う。

 

NM:一方で、天皇には、「人権」がまったくない。

MK:平民にしたら「危ない」。政府は、平民の「天皇」に大量の票が集まってしまうという危機感を持って、天皇の地位を守る。

 

MG:「日本国」の憲法第一条「国民の総意として天皇は日本国の象徴」というのは、「正しい」のかもしれない。「天皇」とセットになった「日本国」こそ同時に問わないと。

 

 「日本の天皇」を問うことは、「日本という国家」を問うこと。

 それは、「国家などという概念はここ200年のもの。それ以前にはなかった」(森巣博「無境界家族」2000)とも言われる「国家」に対して、「自分たちで自分たちのことを考え決めて行動する社会」を創ることでもあると思う。

 

次回530日は、あさみさんレポーターで、もうひとつの「戦争へのPoint of No return」と言われる陸軍青年将校による「大クーデター」2.26事件。

なおこさんレジメ



   
   
 
今回から食事代箱は、壊れたパックン貯金箱
に代わって、シェフりんたろう代金箱
今までパックンありがとう♪
 
   
 
4月13日(火) 
 原発汚染水海洋放放出反対!!!@首相官邸前
 
   
   
   
   
4月4日(日)~6日(火) 
 春の湯治@箱根
 
   
   
   
 4月1日(木)
たみとや木曜日担当Asamiさん開始♪
たみとやジャーナル139号:たみとや木曜日担当Asamiでーーす♪ 
 たみとや木曜日担当Asamiさん開始♪

   
たみとやジャーナル139号:たみとや木曜日担当Asamiでーーす♪

 
 



ページトップへ

2021年3月(1)へ:2021年5月(1)へ

2021年日誌目次へ戻る

inserted by FC2 system