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 8月30日(日)
 反原発プチしゃべり場第21回
プチ労114回「近現代日本150年の労働者・民衆の闘いの歴史」第24回
「祝」アベ辞任!で乾杯!!!
 反原発プチしゃべり場第21回

   
   

2020-8-30プチ労114まとめ>

参加者:8(現役大学生Mhさん初参加) 中高年:青年=44 地域:それ以外=53

メニュー:夏恒例チキンカリー、ナスとじゃがいものザブジ(by Nさん)

   「祝」アベ辞任!で乾杯!!!

 

◎「近現代日本150年の労働者・民衆の闘いの歴史」第24

レポーターGO(けんいちさん代役)

第三章(4)「労働の尊厳の奪還」を広く追及した1930年代の労働運動

第四節 「左派の闘将」東交(東京交通労組)市電労働者の闘い(前半)

 

 今回と次回は、今まで見た女工たちや遊郭の女性たちのストライキの後ろ盾になり、戦前の戦闘的な労働運動の現場の中心になり続けた東交の闘いの歴史。

 20世紀当初から、アジア太平洋戦争の時期を除き今に続く、日本で最も長い歴史を持ち、当時単一の組合では最大の組合員数の東交の歴史は、組合員の具体的な要求に基づく「自治」-自分たちのことは自分たちで決めるという労働組合の原点を見せてくれる。

 

 東交は、世界恐慌の直前、19296月に東京市電労働者と市バス労働者、13千人で結成された。

東京市電は、東交の前身である市電自治会が、20代の青年労働者のリードで結成された1924年、資料1の路線図のとおり、東京中をくまなく走っており、一日の乗客数は、当時の東京の人口217万人の6割を超える136万人と、「市民の足」になっていた。

 

第四節では、戦前の東交の闘いの四つの山について載せているが、今回は、第一の山、組合結成直後の2派の全線ストライキを含む半年以上に渡る大争議。

 市当局は、組合結成前から昇給の抑制など強硬な合理化をすすめようとしていた。

 闘わない執行部に憤激した市電の現場労働者は、192912月、第一波の全線ストライキ。

 退陣したはずの組合元幹部が市長と密会してスト中止を計るが、現場はスト続行し、当局はスト破りもできず、運転車両は1/3になったが、市民は応援した。

 労働法が何もなかった戦前は、警察が弾圧のかたわら争議の調停もしていたが、警視庁の調停により組合は一部勝利して、1週間の第一波スト終結。

 

しかし、翌年19303月の予算で、市当局と市議会が、この調停を全く無視したため、組合は4月、第二派全線ストに突入。

 世界恐慌が広がるこの時、大阪、横浜、神戸の市電労働者も、東京の民間バス(青バス)1300人もストに入ったほか、前に見たように、繊維女工たちの大争議が各地で次々と起こっていた。

日本では、かつて起こったことのない全国的なゼネラルストライキが、まさに、この時、繊維・交通という産業全体で起こる情勢だった。

 今回は第一波以上に、組合員13千人が一人の出勤者もなく整然と突入したストで市内交通機関は一斉にストップ。

前回ストでこりた市当局は、在郷軍人会や青年団などを大量に市電を運転するスト破りとして投入し、市電運転を半分再開したが、不慣れな運転で事故が相次ぎ、市民の批判は市当局や警察に向けられた。

152名の解雇、逮捕などで動揺した組合本部は、なんとこちらから警視総監に調停を依頼し、ストは1週間で打ち切られたが、その後も市内70か所以上におよぶ支部で現場労働者は闘い続けた。

彼らは、解雇者に救援資金を支給するほか、「解雇者の職場への出入りと入浴の自由」をはじめ、日常的な組合の要求・権利を獲得した。

そして、6月には、解雇者の復職を40名以上は勝ち取って、年末以来の闘争を終了した。

この東交の闘いは、今の日本では、実質、企業毎の組合だけだが、戦後すぐには労働運動の高揚を支えた『産業別労組』を日本で初めて交通労働者に生み出し、国営で労働者の団結が困難だった国鉄(JR)にも労働運動を広げ始めた。

 

この闘争をリードし、底支えし続けたのは、今のJRで闘う労組動労千葉と同様に、組合結成の動力だった青年労働者だった。

さらに、資料2の写真のとおり、切符と運賃を扱い、その過不足について毎日勤務終了時に身体検査までされる理不尽な扱いに憤激した市バスの女性車掌たちだった。

 

本日、まず、参加者からは、今、東京には荒川線しか残っていない都電が、当時は、東京中をくまなく走り「市民の足」になっていたことに驚きの声があがった。

そして「その“足”をきちんと運行するためにも、こんなにすごい闘いがあったんだ!」と感嘆の声があがった。

また、当時の市当局の合理化攻勢の背景として、1925年に省線(JR山手線)開通、1927年地下鉄開始、そしてタクシーなどのモータリゼーションの進展があった。

しかし、今も、欧州各国の首都や日本の多くの都市には、バリアフリー、クリーンなどの理由で、路面電車が重要な「足」として維持されている。

なので、「今でも路面電車大事。その意味でも市電労働者の闘いは昔の話ではない」「今でも、路面電車が維持されていれば、オリンピックに向けた再開発なんか勝手にはできない」などの声も出た。

 

次回927日プチ労115回は、第四節後半(「草稿」34-48頁)、東交の闘いを見て全員で立ち上がり、「もぐらの歌」として有名になった地下鉄労働者の大争議と東交の闘いの後半。

ゆいちゃんレポーター。

 

〇第三章後半「草稿」27頁から(PDF版↓)

http://tamitoya.web.fc2.com/history13secondhalf.pdf

<おまけ>

〇電車ごっこ(1932年尋常小学校唱歌)

https://youtu.be/fJ7WWGXw2Fc

〇東京バスガール(1957年コロムビアローズ)

https://youtu.be/cJpeAgayTQU





   
 
8月29日(土) 
 目黒区立第九中学校問題
たみとやジャーナル第135号発行:目黒9中前の公道で高校生がチラシを配っただけで 副校長が「私人逮捕」し警察に通報、21日も勾留? なんじゃそりゃ?
 





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 8月19日(水)
 こども塾194回夏休み明け宿題懸命!
 
   
   
 8月15日(土)
安倍倒せ!改憲NO! 
8.15労働者市民のつどい
 
   
   
   
   
   
 8月9日(日)
8.9ヒロシマ・ナガサキ・フクシマをつなぐ 
反戦・反核デモ@渋谷

   
   
   
 
 8月3日(月)~5日(水)
 たみとや夏休み@温泉
 
   
   
   
   
   
   



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