2020年3月(1)

2020年2月(1)へ:2020年4月(1)へ

2020年日誌目次へ戻る

リンク(街、とみしょうや、うるまユニオン、ピースアクションなど)のページはこちら

国鉄闘争全国運動のホームページはこちら

NAZENブログはこちら

福島診療所建設委員会ホームページはこちら



 3月29日(日)
 反原発しゃべり場第18回
プチ労110回
反原発しゃべり場第18回
まとめにかえて

NAZEN通信 原稿

 

聖火が通れば放射能汚染は消えるのか?

~動くモニタリングポスト作戦@福島聖火リレーコース

M・T (福島にフタするな!五輪返上を求める会)

 

「利権と国威発揚のオリンピックを何としても開催したい」

・・・世間が新型コロナウイルスの感染拡大に揺れる中でも、安倍首相の頭の中はそのことでいっぱいのようです。

五輪延期が決まると同時に都内の新型ウイルス感染者は急増。五輪のために数字をねじまげ、ウイルスの危険性を矮小化していたとしか思えません。

 

しかし、コロナ問題以前から、安倍政権・小池都政は、東京五輪開催のために人命を軽んじるウソをつき続けてきました。

我々はこうしたウソ、とりわけ『復興五輪』の名の下に深刻な放射能汚染の現実を覆い隠そうとする策謀を暴くため、「動くモニタリングポスト作戦」と題して都内各地で放射線量を測定してきたのです。

 

今回、いよいよ偽りの『復興』PRの目玉である「福島から出発する聖火リレー」を(立案時点では)間近に控え、福島聖火コースでのモニタリングを企画しました。

聖火リレーに合わせて国は常磐線を全線開通させ、帰還困難区域内にある駅の周辺だけを避難解除。聖火は環境団体の調査で超高濃度の汚染が発覚した『復興の象徴』Jヴィレッジを出て車で各市町村を回り、いずれも駅周辺や真新しいハコモノ施設の中など「キレイな場所」だけをわずか数百メートル~数キロほど人間が走るという、子供だましの計画。

ではその「キレイな」聖火ルートは本当に安全なのか?

それを私たちが実際に測定・検証した結果が、図1~図3です。

 

富岡の聖火コースは殺風景ながら、小ぎれいな集合住宅が多いのが目につきました。道には全く人気がありませんでしたが、これらの住宅は工事関係者で満杯、一帯の地価も急上昇中だそうです。一方でゴール地点の中学校は、生徒数わずか13名。いびつな現実が垣間見えます。

広野では、やたら大きくて目立つ色の公民館や体育館、グラウンドばかりがコース沿いに並んでいました。「ザ・ハコモノ」。使う人はどれだけいるのでしょうか。

意表を突く高線量に度肝を抜かれたのが郡山です。多くの人や車が行きかう駅前大通り。アスファルトの上空で線量計が鳴りやみません。しかし道行く人のほとんどは、もはや放射能汚染などほぼ意識にないでしょう。目に見えない放射能の恐ろしさを改めて実感しました。

 

情勢はめまぐるしく変化していますが、無様に五輪にしがみつく安倍首相らの姿を見るにつけ、この「資本家の祭典」を中止に追い込む意義を強く感じます。

「コロナがなくても五輪は中止!」これを新・合言葉にして、これからも闘いに邁進します。

 

図版1:富岡町測定結果  図版2:広野町測定結果  図版3:郡山市測定結果






 
 プチ労110回

2020-3-29プチ労110まとめ>

参加者:8(Ysさん友人Nさん初参加) 中高年:青年=35 地域:それ以外=53

メニュー:キーマカリー、ナスのザブジ(ココナッツミルク和え)

 

◎「近現代日本150年の労働者・民衆の闘いの歴史」第21

第三章後半 1930年代の日本の労働運動と農民運動(概説)

レポーターGO

history13secondhalf.pdf へのリンク 

 昨年から、1年間かけて、1930年代、ドイツ労働者のナチスとの闘い、アメリカでニューディールを引き出した労働者の闘い、そして、日本の「満州」侵略を前回しょうごさんのいいレポートで第三章前半を終わって、新しい「草稿」で第三章後半、日本国内の労働運動と農民運動に入る。

 「草稿」表紙についている写真は、この時期の闘いの主力が、女性と在日朝鮮人だったということで、大阪南の遊郭の女性がストライキに勝利して歓呼する写真と、アソウの親父が社長で、ひどい労働条件と虐待で有名だった福岡麻生炭鉱の在日朝鮮人争議の新聞記事。

 

1930年代日本の労働運動

 

 新しい「草稿」4頁にあるとおり、1930年代の労働運動は、一般に「満州事変が勃発し、労働組合が一斉に『右傾化』して敗北し、日中戦争とともに始まる国家総動員体制で壊滅する」と言われる。

しかし、今、あらためて見るべきことは、前に見たように、ドイツ労働者階級があと一歩でナチスに敗れた、まさに、その「あと一歩」であった「資本に奪われた労働の尊厳」をめぐって、日本の労働者が必死に闘ったことではないかというのが問題意識。

現代の非正規化のなかで、まさに奪われている労働の尊厳。

しかし、1920年代当初、「自分たちがつくらなければこの世になかった団結」という労働運動の原点、「自分たちの尊厳を自分たちで確立する第一歩。」を日本の労働者は発見した

1930年代の労働運動は、そういう1920年代の労働運動が見せた「原点」を引き継ぎ、広げ、掘り下げて、敗戦後「革命期」につなげたのではないか。

その主力として登場した女性労働者、在日朝鮮人労働者の運動を中心に見ていきたい。

 

1930年代日本の農民運動

 

「草稿」71頁冒頭にあるように、農民は「保守的」で国家を一番支えたと一般に見られがちだが、大半が「右傾化」した労働運動とは逆に、1930年代の農民運動は、「天皇制国家を前提として、それに支えられた地主との協調を旨とする」右派に対して、「地主支配体制と妥協せず、天皇制国家とも果敢に闘う」左派が、第二次大戦敗戦まで一貫して主流だった。

それが、どうしてだったのか、農民はどうして闘い続けられたのか。

それを、新潟と北海道の争議の実例を通して見ていきたい。

また、「敗戦後の農地改革はアメリカに与えられた」という通説とは異なるが、そうした農民運動が、「国体」の地盤を掘り崩し、敗戦後の農地改革の前提を準備していったということも見ていきたい。

 

 これらを大体の予定として、以下のとおりレポーターをお願いしてやっていきたい。

 

426() プチ労111回 レポーターあさみさん&GO

(4)「労働の尊厳」を広く追及した1930年代の労働運動

第一節概説(GO)

第二節 最高潮の契機‐東洋モスリン等繊維業女性労働者の闘い(あさみさん) 

 

531() プチ労112回 レポーターあさみさん

 第三節 広がる労働者の蒸気‐遊郭の女性たちのストライキ

 

628() プチ労113回 レポーターけんいち(森口)さん

 第四節 「左派の闘将」東交(東京交通労組)市電労働者の闘い

 

726() プチ労114回 レポーターせげ(小林)さん

 第五節 1930年代労働運動を鼓舞し続ける在日朝鮮人運動

 

830() プチ労115回 レポーターなおこさん

 第六節 労働組合壊滅、しかし、吹き続けていた労働者の蒸気

 

927() プチ労116回 レポーターむぎたさん

(5)「国体」を掘り崩す農民運動

 第一節 敗戦まで一貫して左派が主流だった農民運動

 第二節 農民各層が結束した新潟王番田(おうばんだ)の大争議

 

1025() プチ労117回 レポーターむぎたさん

 第三節 「地主的土地所有」を追い詰めた北海道蜂須賀(はちすか)大争議

 第四節 農地改革を準備した農民運動‐「土地を農民へ」の意味

・・・・第三章後半終了・・・・

   

 

以上

 3月24日(火)
 Yさん雇い止め目黒区役所団交第二回
 

3月22日(日) 
 アベたおせ!オリンピック中止!新宿デモ
 


 3月18日(水)
 こども塾184回卒業パーティー
 

 3月10日(火)~11日(水)
 動くモニタリング作戦3福島浜どおり&反原発福島行動@郡山



 
 3月6日(金)
 Yさん雇い止め目黒区役所団交第一回
 



ページトップへ

2020年2月(1)へ:2020年4月(1)へ

2020年日誌目次へ戻る

inserted by FC2 system