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6月30日(日)

りんたろう亭:プチ労その39「中流の雲をぶち破るためにby Naoko」

参加者:12人 初登場2人 中高年:青年=6:6 地域:それ以外=8:4

メニュー:三里塚野菜入りキーマ・チャナ豆カリー インド風生野菜サラダ

プチ労その39レジメ

中流の雲をぶち破るためにby Naoko
〜“マッコウ対立”の資本と闘う労働者(2)〜

1.“マッコウ対立”の資本と闘う労働者(1)(前回おさらい)

Movie「NONAME---riot girl」(「ハナコはどうしてハナコになったのか」の話にいろいろ画像付20分)

2.“マッコウ対立”の資本と闘う労働者(2)

Speech:中流の雲をぶち破るためにon the History of Naoko(スライド5分付)


中流とは何か

高度経済成長の中で生まれた競争して勝つこと
良い学校に入り、良い会社に入り、税金を正しく払い、子供を育てその子もよい学校に入れ、家を建て、老後も“幸せに”暮らす。それがあたりまえで、そうすることが正しいと信じて疑わない人たちのこともしくはその考え方を指す。
それができない人は自分の責任なのでビンボーでものたれ死んでも、自分が努力が足りなかったのだから仕方ないと考える。沖縄の人は、福島の人は
“自分のせいじゃないのにかわいそーね”ですます。人より良いものを安く買うことに努力を惜しまない。安全性はいろんな意味で気にするが自分さえ安全なものをゲットできればよい。また、社会的な活動に目覚めた場合は、その体制内での変革をめざす、議員への陳情、裁判闘争が得意。原発なら原発だけ止めるといい続ける。9条はかえたくないが目の前の死にそうな野宿者は仕方ないと考え、とりあえず無視する。お金をたくさん稼ぐ人がえらいひとで、何もしていない人は困った人、さらに夢に向かって努力している人は素晴らしい人、と考えている。できればことを荒立てたくないので警察に捕まるようなことをする人は”過激派”と位置付け自分とは一線を引く。
中途半端な個人主義で、いつも人の目、世間での評価、自分の位置が一番気になる。だいたいの政治は自分にあまり関係ないので趣味の世界、会社にいる人は自分の会社でのことのみで精いっぱい、という言い訳の中で生きている。この思想は若い人、中年関係なく大きな雲のような帯状になって資本の少し下をおおっている。民主主義を信じているので何かを変えるのは選挙だけと思ってしまう。必ずしもお金が中程度もらえている人たちを指さない
ワーキングプアーだろうが誰であろうが価値観が中流の思想の人を中流と呼ぶ。

私の中の中流思想(幻想)

御多分にもれず私も中流だ。一時期“一億総中流時代”といわれ、それは豊かさの象徴のように使われた。中流がよいことのように思わされてきた。
その結果、非正規雇用は4割を超え、原発だらけのこの世の中がここにある。
一方中流は当然くずされてきた。また原発事故で沢山の人が気付いた。もう このままではだめだと思って反原発に立ち上がった人たちが本気になったとき、今までの在り方を根本から変える必要があること、中流がよいなどと言っている時代は終わったことを実感した。
自分の中に根強い中流思想がある。そうはいってもダメなやつはだめなんではないか?この体制の中でなんとかならないのか?努力しないで金がないなんて甘いのでは?みんながどうでもいいと思っているなら人類破滅の日をまつしかないんじゃないかとか・・・それはたえず悪魔のごとく甘いささやきを呟き続ける。

中流思想がだめなわけ

たえず思ってきたことは・・おいしいもの食べて買いたい物を買ってそれで?
自分や家族のからだを大切にして健康に居続けて、でなんのために?
趣味でパンを焼き、ケーキを焼いて、刺繍して、フラワーアレンジメント。で?
それで、なんのために生きているんだっけ?それを“しあわせ”と呼ぶんだっけ?朝から晩まで働きます、家族のため、ローンのため、学費のためそして自分のアイデンティティーのために。仕事はそれなりにやりがいがあります。正規雇用だし、ボーナスは今のところあるし、何とか努力すれば個人的にはそれなりに評価されるかもしれませんし。で、どうするんだっけ?
何をしても自由だと思っているのはその範囲だけの自由、お金で買う自由 資本家が与えた自由、それは本当の自由ではないよね。

街で学んだこと

決められたレールの上を自分に合わない靴を履き続け歩いてきた結果 靴ずれができることを、心の病と呼ぶ。決められたレールなど実はないこと
くつは自分自身で選んでいくこと、勝手に決められた価値観をぶち破っていくーそこに解放があるということ。
中流思想がはびこる世界は、そこに当てはまることに息苦しさを感じるたくさんの人を生み出し、心の病と断定し、また病院、製薬会社の儲かるシステムに押し込めることに成功している。
障碍者、らゆる差別からの解放は健常者の解放なくしては得られないということ。

マルクスが教えてくれたこと(プチ労)

一番ぴんときたのは“資本は増え続けないと資本といわない”ということ
だからこんなになっても原発をとめないのか
“価値を生むのは労働者だけ”ということ。
この時代に価値を生む労働って一体何だろう?
価値はお金じゃないということ。―金を稼ぐことが偉いのではない
労働者と資本しかないことー中流も障碍者も、外人もなにもない
賃金は商品の価格で決まるーつまり労働力は商品と一緒といこと
人をモノ扱いすればするほど資本家の利益が増えるということ。
―私たちが働けば働くほど資本を再生産してしまうということ
このシステムの中にいる限り資本を作り続けるしかないこと
価値をつくれるのは私たち労働者だけだということ。
だとしたら、原発をつくるの動かすのも労働者、基地で働くのも、戦争するのも労働者なのだとしたら、止めるのも私たち労働者なのではないか

中流はつまらないが面白いことはなんだ?

時代にかむということ―どん詰まりの世の中を変えるということ
縦と横を両方やるということ―仲間を作り行動すること
仲間が増えるということ。これが何より楽しいこと。
ずっと自分の仕事を持つ(賃労働をする)ことがしたかったことだと思っていた。
それはちがった。社会の仕組みを見据えていくとそれはこのままではいられないことがわかった。それを変えていくことが私の仕事だと思った。中流を打ち破るのはそう簡単ではないが、自分の中にも中流と労働者の葛藤を持っていることこそが武器であると思う。人間関係をつくる中で一人一人と話をしていくこと、場をつくって話をし続けることそして認識をお互いに作っていくこと。もっと面白いことがあると伝えていくこと。自分たちが面白いことを作り続けていくこと。豊かに縦横を織りなして面白い布を織りあげようではないか

山本太郎選対本部で奮闘するプチ労スタッフ1名↓

 

6月29日(土)
東京北部ユニオン全体会
 

 

 

 

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