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8月29日(月)
目黒郵便局で早朝ビラ:郵政非正規ユニオンつぶしの雇い止め通知を撤回せよ!

中部労組交流センターのIさん、プチ労に参加してくれたTさん、ピースアクションつながりのMさんとともに朝ビラ。

すぐさま、3人もえらそうな職制が出てきて、コーンを出して「こっから入らないで」

でも、すごい受取。白いワイシャツの管理職を除いて、99%くらいの受取。「私にも」と並んでもらってくれる。自転車をとめてもらってくれる。127枚。

そのうち、職制が、とみしょうにおずおず話しかける。

職制「どこの。。会社ですか。。?」

とみしょう「(何聞いてんだこのひと????)どこの?えーとー、アパレルですけど。。??」

職制「え? アパレル???。。。」

とみしょう(アパレルって知らないみたい?)

職制「郵便局の人じゃないんですか???」

とみしょう「地域です」

職制「えー! 地域!。。。。(絶句)」

留守番りんたろう

8月28日(日)

りんたろう亭:プチ労その18「原発と労働と資本(1):日本の労働者の状況」(記録付き)

ミックスパエラ

豚肩ロースのチリンドロン風※チリンドロン(chilindron):カルタ遊び 「色とりどりの野菜がカルタを散らしたように見えるところから、タマネギ、トマト、ピーマンなどを炒め煮にしたソースのことをこのように呼ぶようになった」 「スペイン・トランプ遊びで、 数字の10、11,12に代わる「ジャック」「馬」「王」が揃ったときをさす。おそらくうまい組み合わせ」

とみしょうや新作「怒りとひかり」

「農民の怒り」

●記録:2011年8月28日  参加者13人(うち初登場Tさん、Mくん)

テーマ:中流とみんな労働者

○説明

・闘いが広がらないのは「中流でいたい」、「中流」になりたいから?
所得格差は広がっているがみんな中流の意識。1998年に総中流時代と言う本が売れた。所得格差が広がっているのに8割が中流と答えた。年間所得が200万以下の非正規労働者も”家持って子供を2人子供を育てて大学をだして親の面倒もみれる”中流になりたい。

・「中流」のかわりに「みんな労働者」を軸に
福島を返せの農民も、辺野古の賛成派になってしまった漁師も、子育てをしている人も、みんな労働者で闘わないと一緒になれない。

・マルクスの定義(生産手段を持たない人賃労働をせざるをえない人が労働者)とは違うが、労働が広がってきたことで(「生産手段」の意味も変化)、つながる余地がひろがっているのでは。法人が生み出す付加価値が減ってきたのに伴い(資本の増殖率=付加価値÷資本は、1980年でピークアウト:表1)、サービス産業が増え、介護労働まで賃労働化した。もともとは次の日の労働を生み出すための家庭生活まで搾取の対象になった。教育費は10倍に。

・その中流も壊れ始めている
必死に維持してきた家庭と生活。大学を出したが就職できない。 ゆえに結婚もできない。そして原発で命が危ない。

地域と非正規と正規がつながる!


○みんなの意見

・労働者とかでカテゴライズするのをやめたらいいのでは

・カテゴライズすることでばらばらにされてきた、偏見をつくってきた

・みんな労働者というのはカテゴリーを越えようと言う意味

・反原発と言う言葉は民衆からボトムアップで出てきた言葉。 言葉も上から押し付けられてきたから自分たちで作らなければ

・この間ずーっとやってきた反原発反失業のデモの中でコールの言葉が練り直されて生み出されてきたこれは仲間との協働で創りだされたもの

・みんなが神のような存在にならないと社会が変わらないのではないか

・人間は不完全なものだからこそ一緒にやれるのではないか

・類として生きるという意味では原発を作り出してしまった、それを止めるのが当然のあり方では?

・中流と言うか何か社会に対して行動を起こしたり活動したりする人たちが特殊と言う見方をされる

・自分も少し前までは自分でやりたいことを実現するにはお金がいるし、中流の生活が前提と思っていたが、本当は今の社会のあり方を変えない限り、 夢はかなえられないとわかっていまやっている。

・中小企業の社長は資本家か否か。関西生コンの闘いのようにゼネコンに対して労働者として闘っている人たちは資本家じゃないのでは?

・革命が起こったら中流の人たちは今より絶対生活レベルが落ちるから賛成するわけがない

・それがそうではないことが最近関西生コンの人の話を聞いてわかった。闘えば、いい仕事ができ、人並みの生活ができる

 

●2011.8.28プチ労その18レジメ
原発と労働と資本
〜労働者の命と働きを無にする原発を止めるために闘う労働運動を〜

1.図1:日本の労働者の状況(8月28日)

○非正規1/3≒ワーキングプア 「労働組合ってあるの?」 「中流」の雲

・闘いが広がらないのは、“「中流」でいたい、「中流」になりたい”から?
:終身雇用・年功賃金・企業別組合・持ち家政策・専業主婦税制で「中流」はつくられた。個人の能力(=まじめさ?)で勝とうとする(仲間との協働じゃなくて)。「個人の能力」を認めてくれる「資本が希望」。「家や生まれでなく個人の努力が大事な社会は平等」?

○「中流」のかわりに「みんなが労働者」を軸に

○なんで「みんなが労働者」になったか

ー農民も漁師も主婦も学生もアーティストも障害者も老人も中小企業主も自営業者も失業者も子供も
:「プロレタリアート=生産手段を持たず賃労働する人」でなくても

・資本の利潤が低下し(表1●)、搾取する対象としての「労働」の範囲は広がった
:工場の労働から、サービス・IT・金融・メディア・アート・介護・子育て、へと労働が拡大。

・もともと労働者を生み出すために破壊してきた「共同体(コモンズ)」をさらに金目に
:家庭生活・余暇、遊びも子造り(不妊治療)も子育て・教育も(労働力の再生産部分)。環境(食物・水・空気⇔原発)。遺伝子資源。知的財産。

・「中流」が壊れる
:必死に維持してきた家族と生活。持家のためのローンで会社に奉公。でも、「大学を出したが就職がない」「資本に希望」をもとうとしても持てない。どころか、原発で命が。

・でも、いい働きがしたい
:エジプトよりは「食える」のに、なぜ自殺者3万人なのか? 共同体がない。「資本は希望」なんかじゃない。一方、地域には「いろんな市民運動、脱原発運動」がある。少しずつだけど。山口祝島の漁師。福島の農民。

*共同体(コモンズ)=仲間との社会的な協働と生産(もの、場所、関係)
〜仲間との協働で絶えず創り続ける反原発のコールも共同体の生産だ〜

(●は、「賃労働と資本」に直接関係する部分)

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