2019年5月(2)
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5月31日(木) | ||||||||
たみとやジャーナル127号発行 国際許容基準を超える東京オリンピック競技会場の放射能汚染! 福島事故後、倍増した東京の放射能汚染!! ~第一回「動くモニタリング作戦」報告~ |
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5月27日~28日 | ||||||||
亭主バースデイ | ||||||||
伊豆の温泉などに行かせてもらいましたが、前日のプチ労で青年手作り絨毯スピーカーをたみとや備付にいただいたのと、アメリカの「人種資本主義」と日本の朝鮮侵略差別をめぐる本音トークが最高のプレゼントでした^_^ |
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5月26日(日) | ||||||||
反原発プチしゃべり場@たみとや第11回 プチ労102「近現代日本150年の労働者・民衆の闘いの歴史」第14回 |
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反原発プチしゃべり場@たみとや第11回 参加者9名
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<2019-5-26プチ労102まとめ> 参加者:8人 中高年:青年=4:4 地域:それ以外=5:3 メニュー:シンガポール・チキン・ライス(インド米)&サユリマ(シンガポール風野菜カリー) 「近現代日本150年の労働者・民衆の闘いの歴史」第14回 (2)ナチスの“兄弟”「ニューディール」とアメリカ労働者の闘い(前半) 「草稿」31Pから41P レポーター ゆいちゃん 世界恐慌の震源地アメリかの1930年代、ナチスと同時期に登場した「ニューディール」政策は、「社会主義的」と言われながら資本主義の延命を図る点で、ナチスの政策と“兄弟”。また、アメリカ建国以来の白人優位思想にもとづく人種差別と人種の分断統治は、ナチスの反ユダヤ法のモデルとなり、アメリカ資本主義を支えた。「自由と民主主義」のアメリカは、実は「人種資本主義」だった。 レポーターの「草稿」本文を読み上げながら、テンポよく意見や感想をはさむ小気味のいいレポートで、みんなの本音トークがずっと続いた。 「自由と民主主義の国アメリカへのあこがれ」もある人がいる一方、「やっぱりアメリカはろくでもない」「ほんとに嫌いです」とバッサリの人々も。 さらに、トークは、「日本のわれわれはどうなのか」問い直すことになり、意見の攻防が続いた。 みんなが「自分の腹の底から」語るトークは、Mkさんが、たみとやに寄贈してくれた、メーカーで言えば40万から70万円にもなる音質の手作り絨毯製スピーカーとともに、亭主にとってBirthday直前の最高のプレゼントだった。Thank
you!!!!!!! Reporter/Yy:「草稿」にあるように、奴隷解放宣言も支配階級の利害で出されたということで、リンカーンも偉い訳じゃない。学生の時に、先生がアメリカ建国以来のインディアン排除のために、それなりの「法」を作ったと言っていたが、調べてみると、白人に都合がいいだけで「法律」そのものに意味がない。アメリカは出だしからひどい。ロクなことしてこなかった。 Uy:今のイギリスのEU離脱の騒動の原点みたいだ。 G:中高年世代というか、僕などは、アメリカの余剰穀物による小学校のパンと脱脂粉乳の給食に始まり、テレビドラマや、ボブディランなどの音楽など、「アメリカはいい国」というイメージも反面あるが。。。 Mg:侵略に始まるアメリカは大嫌い。存在自体が罪。滅びるべき。(オー!の声)。 R/Yy:インディアンに国を返して、黒人にはちゃんと謝った上で相当の保障をすべき。自分の仕事にも関連するが、ナチスがアメリカの人種政策をまねたのと同じ時期に、日本も優性思想があり、今、問題になっている日本の優生保護法も、アメリカが「自由と民主主義」を教えてくれたという、第二次大戦後すぐに、アメリカの影響でできた。 Mm:映画で言えば、スピルバーグの「リンカーン」は英雄に描き、最近の「グリーンブック」で見る“カラーライン(人種の境界線)”はほんとにひどい。アメリカって複雑。 N:今、日本でわれわれはどうなんだろう? 朝鮮侵略と差別の「錦の御旗」になった天皇制について、天皇交代の参賀に大勢の人が集まり、「日本人に天皇は必要」という人も多い。アメリカの人種差別には「天皇」はいないが。 G:アメリカの「天皇制」は、「白人のための自由と民主主義」だ。 Mg:それが、アメリカの「国体」なんですね。 Mm:前にも言ったが、慰安婦問題や徴用工問題は、和解というのを探るべきじゃないか。宗教で大事な“ゆるし”ということがある。そうしないといつまでも続く。 N:いい提起。たしかに、今、日本で、マスコミの論調もそうだし、世論調査なりアンケートをとれば、天皇賛成、慰安婦・徴用工もういい、という回答が多いのかもしれない。しかし、それでいいのか、どういうことなのか。 G:慰安婦・徴用工の賠償問題がいつまでも続くのは困るといっても、So What?(それが何か?) じゃないのか。 Uy:そもそも、日本は一度も今まで謝ったことがない。 Mg:和解する必要なんてない。まず、謝って、向こうが「もういい」というまで謝り続けるべきだ。 G:昨年、初めて韓国ソウルに行って開館したばかりの「植民地記念館」に行った。日本が侵略したアジアの他の国にはすでにあるが、韓国ではいろんな妨害もあり10年かかって開館した。そこでは、日本の侵略の様子だけではなく、それに協力した朝鮮人の名簿づくりをしていることが展示されていた。日本には、侵略した日本人の名簿など一切ない。 Uy:まずは、そういう事実を知っていかなければ。 Mm:そうはいっても、朝鮮の人とはちがう、日本に生まれ育って住んで、日本語を話す、というような日本人のアイデンティティーがあるのではないか。それぞれのアイデンティティーを踏まえた相互理解というか。。。 G:そうかもしれない。しかし、映画「GO」で主人公の在日青年が「俺は何者だ」と叫ぶように、韓国の牧師が「朝鮮の民族解放運動は、自己のアイデンティティーを求めるナショナリズム」だと言っていた。それに対して、治安維持法で逮捕・虐殺された朝鮮の有名な詩人ユン・ドンジュが特高の日本人取調官に「あなた方には劣等感がある」と言ったように、侵略者日本にあるのは「自分は何者か、自分のアイデンティティーを見失ったナショナリズム」とも言える。 Ys:「日本人」ではあるが、僕も、自分のアイデンティティーって何かということをずいぶん考えてきた。マルクスの資本主義社会の見方だったり、いろんな先達の考えなどを補助線にして。 Mk:しかし、人間って、差別をすべてなくすと、純粋に実力本位の社会になってしまう。狩猟するだけの原始の時代から、獲物を貯蔵することが始まって以降、それをどのように分けるかをめぐって、人間の序列付け、差別が始まった。 N:実力本位にしかならないというのは違和感がある。 G:「人間って戦争するものよ」とか言う人がいるが、「人間の本姓」ってそんなに決まっているものなのか。遠い昔のことはよくわからない。貯蔵というより、金の貯蓄、資本の拡大が始まった資本主義500年のことを考えたほうがいいんじゃないか。 Ys:そう、資本主義は歴史的、そういう歴史で考えたほうがいい。 Mg:米作りを手伝っているが、今、そういう土に根差して、地域で人が協働してやっていく社会があると思う。 Mk:こういう、いろいろトークできる場があれば、実力本位だけにはならないのかもしれない。 (あとで聞くと、Mkさんは、前日、小説の学校で、元NHKディレクターの60代男性が書いてきた「電車の優先席でずっとスマホをいじっていて席をゆずらない青年は知的障害者なのではないか」という主旨の小説を徹底的に批判したが、他の受講生の反応が妙に作者に融和的だったと言っていた。) 次回(6月30日プチ労103回)は、1930年代アメリカの後半。「ニューディール」を引き出したアメリカ労働者・農民の闘いの実相。そこは、「自分たちのことを自分たちで決めるため」に白人と黒人が連帯した唯一の場でもあった。 6月8日シネマ共謀@たみとやでは、当時の実相を描き不屈の人間賛歌と言われた映画「怒りの葡萄」を上映。 ドイツ、アメリカ、日本で、たえず民族の問題が覆いかぶさってくることを見てきたが、一方、民衆の闘いの歴史をたどることは「体制が民衆に忘れさせたがっていること、つまり、一見無力な民衆でも抵抗の巨大な能力をもっており、一見現状に甘んじているように見える民衆でも変革を要求する大きな可能性を持っていること、それをわれわれに思い出させることになる」(ハワード・ジン「民衆のアメリカ史」) 以上 |
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5月19日(土) | ||||||||
忙しいお隣、パターナープロのIさんと初ディナー居酒屋風 働き者PCご逝去 |
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忙しいお隣、パターナープロのIさんと初ディナー居酒屋風 メニュー:桜井豆腐店の厚揚げ、Iさん差し入れ採れたて絹さやと油揚げの梅白出汁和え、三里塚薩摩芋天ぷら(たみとや店長作)、茄子と豚バラの沖縄黒糖味噌煮、鶏モモと長ネギの付焼きおろしだれ、宇和島風鯛めし(ご飯に鯛の刺身と薬味各種をのせてたれと溶き卵をかけてかきこむ) |
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働き者PCご逝去 たみとや開業以来とほぼ同じ10年以上、各種資料やプチ労の「草稿」書きに貢献したPCが逝った。 |
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