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8月17日(木) 
 Tさん清里・固定種・完全無農薬野菜販売第四回大好評
7.30しごとのはなしBAR(保育の仕事のほんね編)三回目(詳報)
 Tさん清里・固定種・完全無農薬野菜販売第四回

あっという間に売れちゃいます。完全無農薬固定種の野菜。
リサイクルじゃなくて野菜を売って欲しいとの声も。



販売前に届いたばかりの野菜たちを賞味!うまい!!役得!!!
・地這いのきゅうりーきゅうりは本来土を横に這いたい!のびのび育ったきゅうりはみずみずしいし、皮がうまい!
・固定種いんげんーひとつひとつの豆がうまい!いんげんも豆だったんだ!!
・こども塾でも好評と聞いて、ひとつひとつ拾ってくれた小じゃがいも!素揚げだけで、とにかくうまい!!!...
・モロッコインゲンも柔らかい!!

   
   

しごとのはなしBAR(保育の仕事のほんね編)三回目(詳報)
参加者6名:学童職員、養護施設職員、保育園調理師、元保育士(認可外に詳しい)、父母OB(父母連、保問協にくわしい)、たみとや2名

新しく参加してくれたお二人の自己紹介から始まり、話は多岐にわたって話され、今の保育福祉の現状、保育士たちの環境がリアルに浮かび上がった。

...

・S区では若い保育士が非常勤から正規の職員になれたが、なんと施設長にさせられ、今までの業務の二倍、給与は1,2万上乗せするだけ、父母との連絡、市町村との連絡、何から何まででとてもやりきれず、登園拒否状態に。
・認可の職員の心の病が増えている。子供の安全が守れない。
・欠員があってもなかなか補充されない、派遣の労働者を入れる、そのまま常勤を入れない、民営化の常とう手段では?
・規制緩和で小規模施設や認可外保育所が沢山出来たが、目黒区では園庭のない保育園がもともとあった園庭のない保育園以外に6つもできて、近くの公園に行くため、すごい混雑がおこっている。子供たちが思いっきり遊ぶことができない。
・杉並では公園の中に保育園が作られ、今まで公園を使っていた保育園は遊ぶところが狭くなり、問題は解決していないどころか、もっと複雑になっている。
・学校の校庭の空いているときに使うという話もあるが学校は管轄が違うとかで簡単ではない。
・色々な認可外ができているが、内容は様々で、改善が難しいところもある。片方では保育園が必要なのに、一方で休園、廃園においこまれるところもあって、矛盾も感じる。
・養護施設から見るとなんか保育園が大丈夫なのかっていう感じです。女性ばっかりで給料も安いから早く結婚してやめたいっていう人も多い感じでやる気があるのかと思う。
・前に勤めていた保育園では組合も強くてその名残があり、子供のために良い保育をとがんばっている人も多く、男性の保育士も増えてきている。
ただ、男性保育士は給料が安いので結婚すると離職してしまう。
・区立保育園の調理師だが常勤が産休に入るが非常勤は“火を使ってはいけない”というルールがあるので、補充は火の使える非常勤を要求しているが。
・自分のところの学童でも非常勤はパソコンに触れないという変なルールがある。でも問題は人員不足。そこをおさえないとと思う。本来は非常勤ではなく、常勤を雇うべき。
労働者は力を出すけれど人員不足を能力でおぎなってしまうのはどうなのかといつも感じる。
・それは正論だが、実際現場ではほとんどの厨房が民営化される中必死に自分たちを守っている状況。その中で少しでも現場にいいと思うこと、実現可能なことを要求しているのではないか。
・学童の問題でいえば目黒区では40人定員のところに70人入れているところもある。一住区一小学校でそこに学童があるが、足りない。今後公立を作るつもりはないようだがどうするのだろうか
・杉並区でも完全に定員オーバーだが、児童館を丸ごと民営化しようとしているのをとめるためにがんばっている。
・今後、保育園を建てるとき、立て直しをするときに民間委託をしないと国から補助金が出ない。別の事業者を探さなくてはならない。つまり公立をそのまま維持することはしないということ。
・父母の会をやっているが、何年か前から保育園内で会議をやれない。みんなで話し合う場をつくらせないため。そのことをどうしようかと考えない園長も増えている。
・若い親たちは余裕がなくて今年2泊だった学童の夏のキャンプが今年から1泊になった。いろいろな保育園関係のイベントに親が来ない、区の職員が来ない。

新しい参加者を2名迎えて、かなり保育の話が深まってきた。
東京都・目黒区の保育の現状が、実際に関わっている参加者たちの話でよくわかってきた。
規制緩和で認可外保育園ができたて起こってきた新たな問題点の数々、保育士の待遇のひどさ、正規職員と非常勤職員との分断、保育についてもっと考えようとする親たちへの分断。また、今保育園に預けている親たちの意識や余裕のなさまでみえてくるものだった。
もう一つは、保育労働者はかなり闘ってきて今を勝ち取ってきたという思いがある一方、こんな現状になってしまっているという失望がそこにあると思う。さらに若い保育労働者は現状を見て“なんなんだよこれっ”と思ってしまうのもあたりまえかもしれない。そこでここから一緒に闘っていくためにも話バルは必要と感じた。
目黒では保問協や学童の区連協が目黒ではモノ言う団体として存在感があるということも改めて認識した。
まだまだ、いろんなことができる、今後も話を続けていこうということになった。

 
8月15日(火) 
 「改憲・戦争を絶対許さない8.15集会」報告@たみとや版
たみとやジャーナル110号発行
☆たみとや新企画「反原発プチしゃべり場」はじめます♪

「改憲・戦争を絶対許さない8.15集会」報告@たみとや版 

よく構成されたいい集会でした。たみとや4人で参加。
鵜飼さん(一橋大学院教授)の「いろいろ難しいが、オリンピックに正面から反対しなくて改憲阻止はできない」という講演も、わかりやすく、オリンピックの「根の深さ」をズーンと突きつけるものでした。以下、鵜飼さんの講演を中心に各発言の要旨など(*)を加えた報告です。

<反2020東京オリンピック宣言:鵜飼哲>

...

・みなさんご存知の2013.9アベの「コントロール」発言。大ウソ。でもなぜなのか?それは前年2012年8月ロンドン五輪帰国パレードが象徴的。50万人集まった。それをその前月国会前に大飯原発再稼動反対で20万人集まった高揚にぶつけた。2016年にはリオ五輪帰国パレード80万人。推進側はもっと多くの動員を期待したようだが。その間に、都知事は何人も代わり(代わりすぎ)、開催費用は、7300億円から1兆3500億に、さらに1兆8千億にもなる可能性。そして、森友問題とも同じなのに、あまり報道されないが、晴海の選手村用地はすごく安くゼネコンに売却されている。なりふりかまわずの実相。
・日本とオリンピックの関係としては、昨年末、JOCが発表した報告では、「日本の五輪はつねに復興がテーマ。1940年は返上したが関東大震災からの復興(!)。1964年は戦争からの復興。2020年は福島事故からの復興」としているが、実態は「復興妨害五輪」だ。新国立建設では、23歳の現場監督が200時間超の残業で自殺した。渋谷駅では鉄骨が落下。オリンピックは「災害」だ。さらにいえば、ロンドンでもリオでも地対空ミサイルを配備して開催。「非常事態を自ら招致」しているわけだ。

 *日本では共謀罪。韓国ではサード配備。

・オリンピックは「危機」を正面突破するもの。国威発揚に懸命。来年2018年には、「明治維新150年」「天皇代替り」「改憲」「新生日本」とてんこもりに用意している。私も招致前から五輪反対運動をしているが、予想を超える動きだ。オリンピック前に改憲してしまおう!ということだ。

 *鵜飼さんの「2018年」に抜けているのは労働の問題。その後の発言で、動労千葉田中委員長が、「数日前の日経新聞の特集“450万人の衝撃”。2018年は、労働契約法で言う“非正規5年目で無期雇用転換の期限”。記事は、その対象が450万人だが、そのうち半分は賃金も何も変わらないまま転換される“衝撃”を報道している。改憲の根っこでアベが労働者を黙らすためにすすめることを絶対阻止しなければならない」と強烈にアピールし、20回目を迎える11月日比谷の全国労働者総決起集会の後半1/3を「改憲阻止1万人大行進(民衆総決起集会)」に切り替えることを宣言。

・電車の中吊りなどで見かけた方もいるかもだが、AC公共広告機構の流しているコピーは「1964年がライバル」。「あの時代の希望、豊かさをとり戻そう、超えよう」吐き気のするコピー。リサイクル・キャピタリズムだ。私としては、「(今のアベたちの)ライバルは1936年(ナチスのベルリン五輪)」だと思う。聖火リレーはナチスが始めた(知らなかった!)。ナチスのその後の侵略地域を通るリレー。侵略の準備を終えた。日本では、聖火リレーは、1964年は沖縄からだったし、今回は宮城か沖縄から出発といっている。
・オリンピックは「巨大な運動会」。「スポーツで楽しみ」と言う人は多いし、反対運動はいろいろ工夫を要する。東京都は「多様性」ということを強調し、パラリンピックを重点にしようとしている。障害者運動の体制内化だ。

 *よく知らなかったがパラリンピックの始まりも戦争。パラリンピックの起源は、1948年7月28日、ロンドンオリンピック開会式と同日に、イギリスのストーク・マンデビル病院で行われたストーク・マンデビル競技大会。これは、戦争で負傷した兵士たちのリハビリとして始められたもの。8月17日東京新聞1面では、それも踏まえて「1939年日中戦争下、軍が傷病兵体育大会」と報道。

・また、セレブレーション・キャピタリズムともいえる。「お祭り、お祭り」と言って、非常事態にする。だから共謀罪だ。そして、公的資本は民間へ。大会のセキュリティ関連を請け負うのはイスラエルの会社だ。

・「スポーツ」「お祭り」で、こどもたちには「35時間のオリンピック教育」が強制されているなかで、反対運動はそこもみすえて慎重にすすめなければならないが、こうしたオリンピックに正面から反対することなしに改憲阻止はありえない。

 *松元ヒロさんは、例年以上に、人類の歴史も駆使しながら、自らの「憲法くん」が絵本になったことを引き合いに笑いを獲り続けながらも、「最近、あの長崎の城台さんが言われていたように、もう、“憲法を守る”ではなく、“憲法で闘う”です」これは、集会の核心のひと言ともいうべくズーンとささった。
 *鵜飼さんのいう「慎重さ」や「工夫」にもからんで、全学連の斉藤委員長は「自分も含めて、20代、30代にとって、人権も守れない憲法はネガティヴ。神話です」と言いながら、ヒロさんの言葉を引いて「そこを見据えて、憲法でたたかっていきたい」
 *そして、「労働者の民主主義」を勝ち取るべく、その闘いの動力については、韓国民主労総公務員労組のチミンス支部長や動労水戸の照沼くんの発言にならんで、長年国会傍聴を続ける平和遺族会代表の西川さんが「改めて問う―戦争は国会からはじまる」とした基調報告をするなかで、「国会が今までで一番ひどいなかで、労働組合だ」と二度にわたって言及されたのが印象的。
 *最後のまとめは、森川弁護士が「われわれのライバルは、明治維新150年ではなく、1917年ロシア革命。それを引き寄せること」と締めくくり。 

   
   
   
 
 


 8月12日(土)
たみとや新企画毎月第二土曜日”シネマ共謀”
第一回「スノーデン」好評スタート♪ 
 たみとや新企画毎月第二土曜日”シネマ共謀”
第一回「スノーデン」好評スタート♪


ご寄付や獄中闘争預かり品も含めて、溜まったDVDをせっかくだからみんなで観る会。「労働者で共謀」スタート?
プチ労の仲間と共に、「被ばくと帰還強制反対署名」を集めて来てくれたタクシー労働者の方も参加。
たみとや狭いからよけいに?「大画面、迫力音響すごい!」「面白かったー!なんでも隠すアベほんと許しておけない」「昨日タクシーに乗せた客は”大阪維新の会は自分の給料下げてえらい”というから、問題はそこじゃない、改憲・戦争だと言った。こういう映画から身近なこととしてもっと考えられれば。」「何でも監視される、ていう怖い映画かと思ったが、青年が立ち上がっていく様に元気が出た♪」...
真夏の宵の大人のすごし方に最適?お代は無料。お気持ちは福島カンパ。
次回は9月9日(土)午後7時
   
   
   
   
   



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