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 5月29日(日)
 プチ労その72「国家と革命」第十回
 プチ労その72「国家と革命」第十回
参加者10人 中高年:青年=5:5 地域:それ以外=8:2
メニュー:沖縄の闘いに思いをこめてタコライス&三里塚人参しりしり
and 亭主バースデーケーキ...

<まとめ:レポーターたろうさん>

 「国家と革命」第6章「日和見主義者によるマルクス主義の卑俗化」、いよいよ大詰め。
1917年10月革命の2ヶ月前にこれを書いていたレーニンは、「革命には日和見主義的偏見とのたたかいなしには不可能」と、第5章までで革命後の未来まで描いたが、ここで“今”に戻る。

レポーターは、レーニンの言う日和見主義を「官僚がいないと労働者では国家の運営がムリだから国家は粉砕しない、と後ずさりする人々」とした上で、「プチ労に初参加した日は、皆さんが何を話しているのかが、たったの一言もわかりませんでした(笑)」と言いながら、広島爆心地のすぐそばに育った彼は、「オバマの広島訪問で何が”大統領に会えたから成仏できる“だ!」と自分自身の生き様を問う“魂の叫び”を聞かせてくれた。

それは、はなこにもしょうこにもみんなにあらためて“革命の原点”を問うものだった。それは、Flying Dutchmanの“Human Error”も思い出す、「歌詞のある曲は作ったことがない」というミュージシャンであるレポーターの詩(うた)だった。音楽が流れていた。
とっても面白い、いい”大詰め“になった。

彼は言う。「日和見主義は、たみとやに出会う前の僕と嫁かと思うが、よくよく考えてみると、自分たちは、政治ときりはなされた人間なのかと考えた。自分は、バンドマンで、パンクなど英語がわからず、雰囲気で大好きで聞いていたが、破壊的でアナーキーという言葉もでてきていた。あらゆる権力はいやだし、自分は無政府主義かともおもう。国家なんか粉砕してしまえと思う。ただ、それで産まれる混沌、荒れた状態。次のことを考えてないと思う。どうしたらいいのか。頭がまわらない」

だから、「Free Time」と彼はみんなに問いかけ、議論がもりあがる。 
●革命とは?武力は必要か?武器は売ってないし
●選挙で革命はできるのか?
●デモで世の中は変わるのか?
●一揆のようなことは本当に起こるのか?
●SNSはどこまで政権・国家に圧力をかけられるのか?
●国会前に押し寄せても何も変わらないのか? 
●ゼネストはどうすれば出来るのか?

 みんながそれぞれ言う。「ロシア革命もそうだったように自衛隊に味方についてもらうことが大事。まず、その説得」「説得には武器を持たないほうがいいのでは?」「チェコでも花を掲げて行進し軍隊を説得した」「自衛隊・警察もサラリーマン。一人ひとりが抜け駆けするのは難しい。”説得“ではなく、彼らが自ら労働組合をつくることが大事」「今、フランスでも韓国でも血みどろのゼネストが起きている」「アメアパでもそうだが、国会前は、日常の職場で労働組合をつくり、その闘いの結果」「そう、国会前に集まっても、それぞれの日常の生活や仕事について話し合う事が少ない」「実際、たろうさんのところではじまっている”こども食堂“でも親同士の連帯が問われている」「最近、スペインの炭鉱労働者とか、自分たちの職場で使えるものを武器に機動隊と対抗している。労働者が武器を生産している。」「それぞれの現場で生産を止めること、それが労働者の武器。音楽もそう。」「選挙で革命にはならないが、革命に向けてどこまで来たか見える。チリでは、逆に投票ボイコット運動もした。」「デモは、民主主義そのもの。一歩踏み出すこと」「今、”保育園落ちた日本死ね“のように相当のところまで来ている。オリンピックの不正をオバマで、などなど、それらをアベたちは、どんどん、流して隠している」彼が言う。「そうか、それが”革命の蒸気”か」

 彼の"叫び“は続く。
「2日ごとくらいにいろんな問題が起きて追いつかないから音楽にはまる。原発、戦争、G7、オバマ広島訪問。でも、政府、国家、あらゆる差別のことに腹が立つ!つかれる!働いてる場合じゃない!こんな国、ぶっこわれてしまえ!日本死ね!とPUNKを聞きなおす。Rockに感動する」
「アベを殺したいとも思う。暴動、テロが起きないのが不思議。みんな怖いのか?アベだけやっつけてもしょうがないのも分かる。僕は怖い。家族とずっと一緒にいたい。優しい音楽も聴きたい。長生きしたい。」
「日和見主義は僕だ。アベも殺せないし、ミサイルも作れない。でも、子供たちには、ダサい大人達に気に入られるようなバカにはなってほしくないので、Rockを大音量でたくさん聞かせている。楽しい。心から笑っていたい」
「でも、うちの子達も、戦争にかりだされてもたまらないし、原発なんかも、また爆発したら住むところ無くなるし。。。 少しづつ勉強している。」
「でも、もう言葉すらキライになりそう。人間に口がついてなかったら、戦争なんか、原発なんか無いんじゃないかって思う。」
「まあ、とにかく、非人道的な政権、社会、世界な気がするので、興味本位なだけでは、多分、いや、絶対かわらないので、やはり、一揆、それも国民全体で。うーん、どうしたら全国民が、一緒に怒れるのか? SNSなのか? うーん、ここから先に進みたい。」
「とりあえず、つかれて、自分がブッ倒れてもしょうがないので、ウルフルズの“ええねん”でも聞いて泣こう。タバコを吸おう。コーヒーでもいれよう。そして、次の曲は、“笑えれば”にしよう。」

地域でシングルマザーも多く、彼の料理で、自宅がこども食堂化し、寝不足のなか、渾身のレポート。彼と支えてくれる彼の家族にあらためて感謝です。

<感想>

福島しいなさん:何て革命的情勢、そのままを映し出す誕生日なんでしょう。魂の叫び、最後の数行はそのまま、ポエム!
この太郎さんの叫びは、歌にしたい。このセンスを共有したい。多くの人に響き渡る予感。そうして欲しい!
最後にきて、泣けた!
ありがとうございました。

まきこさん:剛さん、太郎さん皆々様昨夜は、スッゴク楽しい会話、おしゃべり、食事、ケーキありがとうございました。
みんなで、ひとつの事について 話していると、壊せない壁が壊れたり、穴が空いたり、ひとりでいつもいつまでも、考え込んでいる自分が…()‼
素敵な時でした。
こんな時が、自分の皮を少しずつ 剥いてくれる気がしました。
皆々様、ありがとう!

ちえこさん:何時も…有難う御座います…手作りの御馳走…美味しく 何時も「お代わり」して頂いて仕舞います(^-^)/太郎さんの素直なレポート 感心しましたf^_^;)人は興味が無ければ 学びませんし我々「日和見主義者」は毎日の生活に追われ「政治」とは無関係と思って居ます…投票してもデモに行っても何も変わらない…と……図らずも太郎さんが代弁してくれました……が、こうして小さな「輪」ですが…集い学ぶ事で 意識と自覚が チョットづつ 変わって行き連帯感が生まれ 少なくとも「希望」を持てる様に成って来て居ると思います…一人じゃ無い…\(^o^)/

ひでよさん:
何だかんだ長年労働運動に係ってきていますが、基本は「人として生まれは何故にこんなにも生きづらいのか、貧富の差がある中で生きなければならないのか」の疑問でここまできました。資本主義は打倒したい、革命を起こして労働者階級の社会を作りたいと思う、一方で労働者社会を築いても、そこには人間の権力志向が生じる、差別のない社会など本当に建設できるのか、などなど疑問は沢山あります。私も共産党の友達から「無政府主義者の発想だね」なんて言われてしまいます(笑う)。「日和見主義の卑俗化」などと言われると自分のことを言われているようでもあります。マルクスやレーニンの古典を全く勉強していないので、古典を読もうと考えて「ゴーダ綱領批判」を読みました。労働者階級社会とかんとか言っても」、そもそも自分の発想自体が現在の資本主義社会の延長でしが描かれていないことが分かりました。頭が硬い。もっともっと古典を読もうと思います。


   
   
   
   
 5月27日(金)
 たみとやジャーナル96号
安部打倒!沖縄辺野古の闘いとともに
たみとや もうひとつの原点 国鉄労働者の闘い(動労千葉、動労水戸)...
 

 5月25日(水)
 こども塾@たみとや#15 こどもまた増えました♪
 こども塾@たみとや#15 こどもまた増えました♪
たろうファミリー紹介の小6、小2の兄妹。
おやつは、届いたばかりの三里塚蚕豆と原発労働者の青年が始めた京ぬか漬け屋の差し入れと岸田さんの手作り山形たけのこおにぎり。大好評。
帰りは、たろうさん引率駄菓子屋訪問付き。
   
   
   
   
   
   



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