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3月15日(日) 
被曝労働拒否を闘う動労水戸支援共闘結成集会 
 常磐線の運転手で構成する労働組合動労水戸は、
2011年、福島第一原発から20キロ圏内にずっと放置され放射能にさらされ続けていたK544車両の運行!のための検査・修繕業務の強制に反対してストライキに立ち上がり阻止。

昨年は、原発から15キロの楢葉町竜田駅まで住民の帰還を強制する常磐線の延伸にも反対して、仮設住宅に暮らす住民の「よくやってくれた」と強い支持を受けて楢葉町長の「帰町宣言」を断念させた。

被曝労働そのものを労働組合が職場の闘いとして提起し実行したのは、世界でも動労水戸が初めて。

動労水戸は、1986年11月、当時の国鉄分割・民営化政策に絶望した青年労働者の自殺を契機に結成。

その後、国鉄・分割民営化に絶対反対を貫き、28年間にわたって、外注化阻止・非正規職撤廃を闘ってきたからこそ、被曝労働とも真っ向から立ち向かうことができた。

37人の小さな組合だが、被曝労働拒否の闘いとともに青年労働者が続々加入。

そして、一緒に闘ういわきの合同労組には、ついに原発労働者も合流。

たみとやもやってきた、NAZEN、反原発福島行動の中心であり、フクシマ共同診療所とともに希望。


○”北陸新幹線開通””上野・東京ライン開通”など「3月のダイヤ改正」でおこっていること

さらに、動労水戸と動労千葉は、この3月14日のJR「ダイヤ改正」に反対しストライキしている

NHKニュースが大宣伝している「北陸新幹線」開通によって、並行する従来の北陸本線、信越本線はJRから切り離され、長野県、新潟県、富山県、石川県、4つの自治体がそれぞれ財政負担する第3セクターにばらばらにされた。

従来、東京・北陸間の利用者のうち6割が小松空港、4割がJR。その4割のうち8割が特急以外。

ひとつだった各本線の運行が4っつの運行主体で、指令もバラバラになり大事故の可能性が高い。

また、余裕のない地方財政で、労働者の人員削減と運賃上昇が確実。

千葉でも、特急は君津以降には一切行かないという地方切り捨て。それに伴い運転所を統廃合して、労働者は遠距離に勤務させ労働組合のまとまりも破壊しようとしている。

常磐線や高崎線が直通になり「便利」という「上野・東京ライン開通」では、

管理システム上も列車運行の技術上も無理に無理を重ねての実施で、これまた事故の可能性が高いのに自由席廃止で利用運賃を上げる。

さらに、この効率化にともない、駅や車両の清掃をしている「環境アクセス社(JEA)」の労働者は上野駅と東京駅で120人もの削減。

「毎年3月にあるダイヤ改正」ということではなく、利用者の安全と利便を切り捨て、大幅な外注化、人員削減と労働条件悪化をすすめる「第二の国鉄分割民営化」のはじまりとして闘っている



   
   
   
   
   
   
   
   

 3月14日(土)
Mariko's「バッチフラワーレメディはじめて講座」 
   
   
   
   
 
3月12日(木) 
 東京北部ユニオンたみとや分会:地域の労働相談(シルバー、保育ママ)
 

1.シルバー

3
12日、夕刻、たみとや常連の男性から、「10年間、就業を続けているシルバー人材センターの納得いかない“就業中止(≒雇い止め)”を受けた」と相談受け。 

シルバー人材センターは、全員が会員で、その自主的組織という建前で、就業の報酬は“配分金”という名目ながら“時給860円(<東京都最低賃金888円)”。就業については、毎年3月に1年間の「就業確認書」に一人ひとりが「承諾書」を提出(≒1年間の期間雇用)。

公園管理・清掃業務で、「“リーダーが遅い人を怒鳴りつける”ことなどへの意見・議論をしたら、この1月、事務局から”もうやめたらどうか。リーダーから“あの人と一緒にやれない”と申し立てがあった”と言われた。と言う。

納得いかないので、「規定にある就業適正化委員会を開いてくれ」と言って、まれな委員会を開かせたが、何の議論もなく終了。翌日付で「3月末での就業中止通知書(≒雇い止め)」が届いた。

「“これで稼がないと暮らせない”とかいくつもセンターの就業を掛け持ちしている人も増えてきている。自分は年金もあり就業しなくても困るわけではないが、納得できない」

老人が派遣労働に従事するのと平行して、さらに、労働法・最低賃金法の届かないセンター(高齢者雇用安定法)の就業で稼がざるをえない。今の社会とアベノミクスの“見えない”構図。

「まさに、労働問題であり、貴方の主張はまったく正しい。一緒にできるだけのことをやっていこう」と提言。


2.保育ママ

313日、たみとや店頭で、預かっている子どもを乗せたバギーを押しながら保育ママ中のたみとや常連女性から、かけこみ立ち話労働相談。「先月に続いて、お給料が振り込まれてないのでみんなが騒ぎ出している

保育ママ(家庭的保育事業)は、2000年より国の補助事業開始。2008年に児童福祉法を改正し国の制度に格付け。

保育ママの資格は、2010年に保育士資格者から育児経験者で研修を受けた者に拡大したが、現在、全国で保育ママは1140人、利用する子どもは2588(少ない)

もうひとつの国の事業「ファミリーサポートセンター事業」は、2005年から、会員制で研修を受けた保育援助者(保育ママには限らない)が家庭保育をする事業で市町村が実施。

彼女が所属する会社は、それに類似する形で会員制の“ファミリーサポート”として複数の保育ママを雇って事業をしている模様。

当方、とりあえず「ユニオンと労働基準局に相談しますよ」といって支払えと言うことと「給料遅配について抗議する人を自分以外にもう一人つくってください」といった。

その後メールで、「労働基準局にいうといったら、月末までには支払うといった」ことが確認されたが、「遅配には変わりないので、今後も一緒に行動しましょうと返信した。

3月11日(水) 
 3.11反原発フクシマ行動'2015@郡山市


 

3.11反原発福島行動@郡山市

5年目の福島は雪が降っていた。
明るい陽射しがさしている中の雪は
今の福島の現状をうつしだしているようだった。

黙とうの時悔しくて涙が出た。...
椎名さんが言うように
”これは原発関連死などというあいまいなものじゃなく国による虐殺”だと思った。
亡くなった人たちの無念を心にとどめて
闘い続けるための誓いの黙とうだと心から思った。

野瀬さんのリードで仮設に住む方が弾くチェロの音色が胸にしみた。
彼女が避難するときにおいてこざるを得なかった愛犬が
10キロも車の後を追ってきたその姿が目にみえるようだった。

一方で具体的な闘いの前進を感じられる集会だった。
被ばく労働に対して闘い続ける動労水戸の青年たちや
ついに原発労働者が加わったこと
そしてふくしま共同診療所の活動の広がり
                 
どうやったらこの絶望と向き合い闘っていけるのかの答えを
具体的に示す実践がそこにはあった。
そこに希望がある。

たみとやからは今までで最大の7名で参加した。
うち4名は福島に初参加。
生コン労働者になった青年も気仙沼からかけつけた。
身を乗り出して集会を聞いていたOさん、
福島の現状にひたすら怒るEさん、
”なんだか、久々に勇気をもらいました”というSさんの言葉に
今日の集会デモの感想が集約されていた。

気仙沼の青年と、福島の椎名さん、そしてみどりちゃんと
アツいハグを交わして福島をあとにした。
自分たちの足元の闘いをまた改めてはじめるために。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 
   
   
   
   
   
   
   
   



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