はじめての

たみとや

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”たみとや”は、みなさまのご寄付によって成り立つリサイクルショップです。

モノも、ヒトも、大切にされないこの世の中、しかもどんどんひどくなるばかり。。。

その流れに「ちょっと待った!」と言いたくてこの店をひらきました。

私たちがもっと知り合えたなら、一人ひとりがつながっていけたなら、

戦争も差別も格差もない社会をつくっていけるはず!!と考えました。

「人と人が出会える場」「開かれた場」としてオープンします。

この街:めぐろから、世界へ発信していこうと思います。

ぜひ、遊びに来てください。  

お宅にねむっている雑貨、季節の衣類、アクセサリーなど、ご不用なもの ご寄附お待ちしてます!

家電・家具の大きいものなど一部お引き取りできないものもございますが、ご相談下さい(車での引き取りも)。

お電話下さい:03−6662−8205

委託・買取は行っておりません。ご理解・ご協力お願いいたします。

 

りんたろうSHOBO店主からひとこと

1973年。
高校3年最後の文化祭のクラスの催し"暴力の研究"の代表者前書きに、 "僕らが何もしないことの暴力" と書いた。
その後、大学での学費値上げ反対運動や小選挙区制導入反対運動やセツルメント運動を通じた1970年代の終り頃、

僕は、それらの運動が"不発"でも、どこかで、時代に"安心"、信頼"していた気もする。"少しづつだけど良くなっていくんだ"と。

「石油ショックがあっても、"自分で自由に考える"人が増えてるんだから」と。


それから、25年、世界はアメリカ中心の"グローバリゼーション"。


振り返れば、レーガンが81年に米大統領になり、91年にはソ連が崩壊した。
石油と通貨の危機、「政府の失敗」の危機を契機として、市場原理主義というグローバリゼーション。
そして、21世紀になって、"グローバリゼーションの安全と資源のコスト"を確保する"自由"のためにイラク戦争が始まった。

バブルを謳歌し崩壊した後、「"安全のコスト負担"から取り残された」日本では、95年に"自由に考えたはずの"青年たちのオウム真理教事件がおこり、

96年に日米安全保障条約の見直しが簡単に行われ、 今は、教育基本法と憲法9条を「変えること」が"グローバリゼーションのコスト"のようである。
人の格差と暴力の世紀への再出発だ。

ブッシュも小泉も、危機を契機としたグローバリゼーションへの"不安"を感じもせず、それを「"自由"とテロ」と言い換えて恥じない。
が、100年前にソ連が出来たときよりも、インターネットなどの通信手段も含めて技術や生産が向上したこと、

世界に"自分で自由に考えられる"人が増えたこと、でのグローバリゼーションでもある。


5年前、兄が「誠実な国家主義者であり平和主義者であり現実主義者」と表現した父親が83歳で亡くなった。

戦争体験者のひとりで、戦争を最後まで心配して死んだ彼が残した成果は、

ブッシュと小泉に歪められた"自由"という言葉を使わずに言えば、「自分で考え行動する」こと。

今、1980年代生まれの息子、娘、そして妻の"行動"も見て、あらためて、確信したい。

100年ぶりの、グローバリゼーションが進んでいるからこそ、"自分で考える人"言い換えれば"多様な人"が増えていることを。

そして、世界の格差と暴力について"自分で考え怒る多様な"人がつながって行動できる時に来ていることを。

2008年        りんたろうSHOBO店主


 


「平和は地域から」〜開かれたユニークなリサイクルショップ
「たみとや」が東京・目黒区にオープン
鈴木喜志子2008/06/06 http://www.news.janjan.jp/area/0806/0806050805/1.php

東京・目黒で、地域の人々と積極的に交流を図ることを営業方針に据えたユニークなリサイクルショップが誕生した。店長の富田直子さんは、

練馬区のリサイクルショップで働いた経験から、戦争や差別、格差をなくすためには、地域の人が声を上げることだ、ということを学び、自身の店を持って実践することにした。


 

東京・目黒区の住宅街に5月15日、地域に開かれたリサイクルショップ「たみとや」がオープンしました。「たみとや」のユニークな活動とコンセプトについて、ご紹介します。

店長の富田直子さんが自分のお店を開こうと思い立ったきっかけは、大学時代のサークル、「川崎セツルメント」にさかのぼります。「川崎セツルメント」は、いろいろな大学生が集まって、

地域で暮らす一人暮らしのお年寄りや不登校の子供たちを訪ねて、そこから学ぶという活動をするサークルでした。

富田さんはこの活動を通じて、人々は地域の中で普通に生きていくことが一番幸せなのではないだろうか、と考えました。

それから13年余、富田さんは結婚し、家庭を築き、東京・練馬区のリサイクルショップ「オープンスペース街」と出会って、12年間働いてきました。

富田さんが「オープンスペース街」で学んだ大きなことは、地域で普通に生活している人たちが、戦争反対に立ち上がらない限り戦争は止められない、ということでした。

労働者が立ち上がるというと、この地域では少し遠い感じがしますが、富田さんはそういう活動をするために「たみとや」を立ち上げました。

さらに、長女でイラストレーターの富田翔子さんが昨年末、差別される立場にあるアフリカ系アメリカ人との結婚に踏み切り、

長男で沖縄在住の晋さん夫婦には初孫が生まれ、子供たちに背中を押されるような形で1月に「オープンスペース街」を退職し、独立を決断しました。

子供たちと活動をする富田さん。2人とも小学校の後輩




それまで住んでいた埼玉県の新座市で、リサイクルショップを開くことも考えましたが、

24年間、目黒区に住んでいたのと富田さんのご両親が年をとってきたこともあって、目黒に戻ろうということでご主人とも意見が一致しました。

 

現在「たみとや」となっている店舗は、富田さんのお父さんが、かつて40年近く営んできたお鮨屋さんです。

現役時代のお父さんは鮨職人として鮨を握るだけでなく、お店にやってくるお客さんと活発なコミュニケーションを図り、地域の人たちからとても信頼されています。

富田さんのお父さんの握ったお鮨がまた食べたいという人もいます。 お母さんは地域の人たちを物心両面にわたって面倒をみてきました。

アルコール依存症の家族を持つお客さんの相談に乗ったり、ヤクザのお客さんに出産祝いを贈るなど、お母さんは、どんな人に対しても分け隔てなく平等に接してきました。

そんなご両親の生き方を見て育った富田さんは、お父さんのお鮨屋さんのような、地域の活性化につながるお店をいつか作ってみたいと考えてきました。

そういう意味でも、「たみとや」は単に中古品を販売するリサイクルショップとはまったく違った営業方針で展開しています。

お父さんのお鮨屋さんのように、地域の人たちとコミュニケーションを図り、

お客さんと対等な立場でお店の運営に携わる活動を通じて、世の中から戦争や差別、格差をなくしていくことが「たみとや」のコンセプトです。

 

子供たちの描いたポスター



「たみとや」は開店して間もないのですが、富田さんの卒業した大岡山小学校の後輩たちがチラシを配ったり、

ポスターを描いてくれたりなど、ボランティアとして「たみとや」の活動を助けてくれています。

「そういった活動は、リサイクルショップでなければできません。お鮨屋さんや喫茶店のような食品を扱うお店だと、子供たちに仕事を手伝ってもらうわけにはいきませんし、

酒場だと未成年者は入れません。リサイクルショップなら老若男女、あらゆる世代の人たちと交流できるんですよ」と富田さんはおっしゃいます。

「たみとや」のもう一つの目玉は「たみとやジャーナル」です。地域で生きるすべての人が自分の頭でこの世の中のことを考えたら、もっと生きやすい世の中にしようと思ったら、状況は変わる。

そのために後期高齢者医療制度のこと、教育のこと、さまざまな問題を「たみとやジャーナル」で投げかけていこうと富田さんは意欲を燃やしています。

この「たみとやジャーナル」は、「たみとや」が近日、ウェブサイトを作った時点でスタートする予定です。


マスコット犬のリンタロウ




「たみとや」では雑貨、季節の衣類、アクセサリーなどの寄付を、随時受け付けています。車で引き取りにも伺います。

家電・家具など大きいものは、お引き取りできないものもありますが、ご相談ください、とのことです。

なお、委託・買取りは行っていません。ご理解・ご協力をお願いいたします。詳しいことは、下記へお問い合わせください。

★たみとや
住所:東京都目黒区南1-24-14
TEL:03-6662-8205
営業時間:午前11時〜午後7時
定休日:火曜・祝日
アクセス:東急目黒線または大井町線大岡山駅北口徒歩8分

★姉妹店・提携店もよろしく!
オープンスペース街
東京都練馬区関町北4-2-11
西武新宿線武蔵関駅北口徒歩1分
TEL 03-3928-1378
http://macimaci.web.fc2.com/risa.html

とみしょうや
店長:長女・富田翔子さん
東京都目黒区目黒本町5-7-6サニープラザ101
東急目黒線・西小山駅徒歩2分
TEL 03-3712-9186
http://www13.plala.or.jp/tomisho-ya/

ジュゴンの家
店長:長男・富田晋さん
沖縄県名護市城2-13-2
TEL 0980-54-2948
http://www47.tok2.com/home/dugong/


 

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