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6月25日(日) 
 プチ労83回目「賃労働と資本」第六回

プチ労83回目
参加者8人 中高年:青年=5:3 地域:それ以外=5:3
メニュー 恒例 インドネシア風肉味噌丼、タフ・ゴレン・サンバル(厚揚げとトマトの甘辛炒め)

☆中間まとめの「パペットショー」、「オッベルと象」朗読会終わって、「賃労働と資本」後半。第四章「賃金と利潤の関係」前半。レポーターひさしさん。

...

レポーターが簡潔に報告してくれた。
「資本の拡大は労働者にとっていいことなのか?」「資本の拡大で労賃があがり、労働者の得られる享楽はある程度増加するが、資本家や社会一般の享楽の増加に比べれば乏しい」なぜか。「資本家の利潤の要素は三つ。①原料・設備投資の回収、②労賃の回収、③売上から①、②を引いた残り。でも、この②、③は一切合切、ろうどうによって生産、付加された新価値。」資本家は、支払った原料代や労賃を回収したうえで労働から生まれた新価値として利潤を得るから増える。

そのうえで、レポーターは「現代はどうか?当時は経営者(=社長)を示していたたと考えられるが、現代の資本家とは誰なのか?」と投げかけて議論は盛り上がる。
H:仕事がら、会社の決算説明会に取材に行くが、そこで、えらそうにしているのは社長じゃなくて、大株主の銀行、投資家。
T:そう、今はそれらが資本家といっていい。金で金をとにかく増やそうとする。
YM:たしかに、カード、電子マネー、そのポイントなど、そんなのばかりになってる。
H:アメリカでいうように“ウオール街”が資本家か。
N:資本家がいろいろ増えたといっても、結局、1%のなかで利潤の分捕りあいしている。
H:一人の社長を相手にしてもだめなら、労働者はどう立ち向かえばいいのか?
M:そうか。同じ業種の労働者が会社をこえてつながんないとだめなんだ。
T:たしかに、関西生コンは、2010年に大阪全体の工事を139日間ストップさせて賃上げを勝ち取った。それには、生コン会社の労働者が横につながり、さらに生コン会社の社長たちの多くも巻き込んで、協働して大手ゼネコンに立ち向かい、まず、セメントの値上げを勝ち取り、そのうえで賃上げを勝ち取った。
N:アベや資本家は、そういう現場の仕事が止まることがほんとに困る。鉄道もそう。
YY:そう、ストライキは、労働者の人間らしい仕事を取り戻すため。ただ、医療や介護や養護など、人の命に係わる職場ではストがしにくい。そういう職場こそ公共でやるべき。
H:レポーターやってみて、古いかなと思ったマルクスも今、通用するかなと思った。

☆Talk! 6.15共謀罪強行採決!このままでいいのか!☆

”労働者はどう立ち向かうのか“という議論になったところで、次の議論につながった感じ。「共謀罪まで来た」感もあり、議論はすごく盛り上がった。
”アベをとにかく倒す!それには選挙も大事。だが、選挙をどうとらえるのか?野党共闘?? 労働者の現場にたった代表がいない?“

H:とにかくアベ倒せなのに、今、なんでリベラルは割れているのか?
T:最近、「共産党は、名前変えればいいこと言っている」という人も多い。しかし、関西生コンでいえば、1980年代に関東まで含めて数千人まで組合員が拡大したところで、共産党からつぶされて、500人くらいから出直した。最近では、都知事選挙で宇都宮を応援しようという人を「山本太郎を応援した人はお断り」と共産党は排除した。
MG:目先、都議選もあるが、プチ労で言って来た労働者の革命と「おしゃべり小屋」の議会選挙とは区別する必要があると思う。とりあえず、選挙では、消去法でやれることがあれば利用する。
N:辺野古の現場で感じたのは、共産党とか政党が現場とかい離しているということ。
MG:たしかに、共産党は最近ヒヨリすぎ。天皇、自衛隊に加えて原発まで譲歩した。SEALDSの人たちも共産党に懐疑的。“アベの改憲反対”を基本にしているが「未来の公共」という名前にして、介入されないようにしているようだ。
T:今回の共謀罪でも、国会野党議員のなかで、街頭に出たのは、山本太郎と数人だけじゃないか。
N:「革命」と「選挙」を区別するということを言い換えれば、今の議会にほんとの私たち労働者の代表がいない。現場にたった代表がいないということじゃないか。
MM:ほんと、労働者の代表をつくらないと。

 
   
   
   

れじめ


 6月23日(木)
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