レポーターはもう一度ロシア革命がおこった時代背景を歴史的にたどる。
パリコミューン、人々の飢餓、フランス王政の廃止、ナショナリズムの台頭、そして力をもった家族的企業が独占を始める、最も資本主義を発展させたのは1870年代に鉄道建設が爆発的に始まり今でいうインフラがつくられ、大量生産、大量消費が始まっていく、資本主義の始まりがここでみえたと語る。
今、動労千葉が、動労水戸が、闘っていることに重ね合わせてわかってきたと打ち合わせで語っていた。
今日の“国家と革命”は共産主義の第一段階と高い段階についてだったが丁寧にまとめてくれた。
文中に何回も出てくる“武装した”労働者という言葉にTさんから質問、それに対して、
Mくん“その段階で資本をもたなくなった資本家がまた資本を作ろうとしないように武力をもって抵抗しないように労働者は武装しなくてはいけないのでは。それは軍事力とはちがうもの”
T“ロシア革命の時革命側の武装した工場労働者は4万人、政府軍守備隊14万人が革命軍側についたので革命の日にはほぼ武力衝突はなかった。今の自衛隊も労働者が武器を持っても対抗できない、そこも革命側につけていく必要がある”などの意見がでた。
“抑圧”という言葉”武装した“という言葉にやはりひっかかる人がいることに、本日のスペシャルゲストばくさんが、ご自身の生き方から明快に答えてくれた。
”まずは共産党宣言の中で「人類の歴史は階級対立の歴史である」という大命題があるが、階級対立がある以上、一つの階級が他の階級を支配して抑圧するのに必ず必要になるのが国家であるということ、革命蜂起によって資本家階級を倒しても、また、もとに戻ろうとするので、その時にはまだ労働者の国家が必要ということで理解するといいのではないか。“
“自分が国家と革命の中で好きなところが2つあります。ひとつは「われわれは、国家の廃絶、すなわち、組織された系統的なあらゆる暴力の廃絶、一般に人間に対するあらゆる暴力の廃絶を終局目標にしている」という部分です。70年代にやっていたこと、今やっていることに確信をもてた。”
“もう一つは今あるスターリン主義国家と比べるという意味で大事なところ「社会主義をなにかある死んだ、硬化した、一度あたえられたらそれきりというありきたりのブルジョア的観念は、際限もなく誤っていることを理解することが大切である」
革命を起こしてそれでおしまいではない、「実際には社会主義のもとではじめて、社会生活と個人生活のすべての分野で住民の大多数が参加しついで全住民が参加しておこなわれる、急速な、ほんとうの、真に大衆的な運動が始まるのである」”
“レーニンがここでいっているような労働者大衆を信頼する闘いを獄中でも続けていきたい“
その後深夜まで、ばくさんを囲んでスマホは獄中で使えないのかなどの素朴な疑問や深い質問まで話は続いた。
改めて、無罪のばくさんたちをさらに獄中に閉じ込めようとするこの国家、九州で地震でみんな苦しんでいる中、川内原発を止めようとしないこの国家を許さないぞという決意をみんなで新たにできた夜になった。