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 9月14日(月)
東京北部ユニオンたみとや分会:会員制ベビーシッタ-会社エスク地域団交#8
そもそも、エスクはR会員が動かしているのであって社長じゃない!」Mnさん 
 

本日、初参加のMnさんと団交実施。 

まずは、Mnさんへの報酬支払い遅延損害金の支払いと謝罪を要求。 

今回は、金額自体に「一部はMnさんの申告が遅れたせいだ」などと支払いをしぶったが 

Mnさんも「それ以前の遅延した支払いがやっと入金したのを確認して申告をした。そちらがまずルール違反だろう」と主張し結局、請求どおりの金額を支払い。 

また、「他の会員にも支払う」との言質はあらためてとった。 

しかし、謝罪については、社長が「今まで何度も謝罪している」と強弁するので 

Kさんが「2月以来、反省してない。ほしいのは損害金よりもそれを通じた誠意。私も仕事やる気はマンマン。 

だけど、あそびでやっているわけではないので、遅延は許せない」と追求し、 

分会長からは「昨日も地域でエスクを利用している方から、エスクの保育には本当に世話になった。 

だけど、そんな報酬遅配なんて絶対おかしいという声があがっている。」 

その上で、「また、今月は今回は、月前半と後半に支払いを分けると勝手に通知しているが、

それはまったく認められない。また遅延だということ。 

支払い方法の変更は、今までの遅延の原因をはっきりと説明した上で会員全員に協議することだ。 

そうした上で、会員全員からイエスかノーかとるべき」と言うと 

社長は「イエスかノーかとる。全員とるには時間がかかるが」と言いつつ、 

それでも社長は「私のやりかたでいいという人がいます。ユニオンの側の人と私の側の人がいるということ」と言うので 

分会長「ユニオンに入った人だけでなく、社長のやり方がおかしいと相談に来ている人がいるし、黙って我慢している人がいるだろうし流動的。」 

おまけに、社長からは「Mzさんからは会員を大事にしてないと言われたが、私が一番会員を大事にしている」と発言があり、 

「なにを言っているのか!報酬遅延してR会員(預かる人)を大事にしてない。それがD会員(預ける人)を侮辱していることにもなる」と当方から一斉に追求。 

「そもそも、なぜ遅配になっているかの大きな原因であるNPOへの資金流用、借金について認めていない。」と追求すると 

社長「借金ってナンですか?」としらっぱくれるので「こちらが説明することではない!」

なので、「社長がやらないなら、ユニオンとしても、会員のみなさんに遅配の原因等説明し暴露していく。」とユニオンとして宣言。 

 

最後に、次回、①支払い方法についての会員との協議、②本部相談員の件などで、あらためて団交の日程設定することで合意し、社長から「弁護士、代理人と文書で」などと発言させずに次の団交につなげることはできた。

 

今日の団交終わってみて、“社長は相変わらずでいやになる”と言うより、 

“自分のやり方で勝手にやっていこうとする社長”と

“報酬をきちんとするという、人が働いていく上であたりまえのことを大事にしてやっていくこと”が今せめぎ合っていると言える。 

団交後のたみとやでの打ち合わせでは、元気にMnさんから「そもそも、R会員が動かしているのであって社長じゃない。長いものに巻かれている人が多いなかで言っていく人がいなければだめだ」という発言もあり、 

Mzさんも「相談員には戻らないが、R会員として社長のおかしさをいっていく」と言っていることも踏まえて、 

今後も社長を「安心させないよう」団交を続けると共に、仲間を増やす活動をしていくことにした。

   
 9月11日(金)
 

「Sアミーユ川崎幸町」での転落死亡など一連の事故についての声明

一般合同労働組合 東京北部ユニオン
東京北部ユニオン・アミーユ支部

 


Sアミーユ川崎幸町事故についての東京北部ユニオン・アミーユ支部声明.pdf へのリンク

1)「Sアミーユ川崎幸町」での「入居者の連続転落死亡事故」「浴槽内での死亡事故」「職員による暴行・虐待」という一連の問題が大きくマスコミで取り上げられている。
私たちは、Sアミーユ川崎幸町での一連の事故の一切の責任は会社にあると考える。決して、労働者個人の責任にして幕引きするようなことがあってはならない。

2)「介護現場の崩壊」と言えるこのすさまじい状況の根本原因は、2000年の介護保険制度導入によって、介護が「儲けるための産業」にさせられたことにある。1円でも多く儲けるために、労働者をとことん低賃金で働かせ、できるだけ少ない人員で職場を回させ、金のかかる安全対策はないがしろにされてきた。また、介護の知識や経験がない他業種の資本が儲けるために参入したことも、介護現場を劣悪にした大きな要因である。
今回の事故が起こったSアミーユやCアミーユ(サービス付き高齢者住宅)を経営する「積和サポートシステム」は、メッセージと積水ハウスが共同出資した合弁企業であり、まさにその典型だ。メッセージグループは、かの「コムスン」承継企業である「ジャパンケアサービス」などを子会社化し、今やニチイ、ベネッセに次ぐ介護業界トップ3に入る大手資本として急成長してきたが、それは、行政と一体となって、規制緩和と限度を超えた合理化をおこなった結果だ。

3)私たちは、職場のパワハラ解雇に怒るアミーユ光が丘の労働者が中心になって昨年6月に東京北部ユニオン・アミーユ支部を結成した。私たちは、アミーユ支部の闘いを進める中で、アミーユ光が丘の劣悪極まる労働環境に愕然とした。
 人員不足、過重労働、安全対策の不備、事故の多発、休憩室も更衣室もなく労働者はトイレで着替えをしている。休憩も満足に取れず、休憩時間でもナースコール対応をさせられていた。
 職場の仲間との団結を作り、団体交渉を重ね、労働環境の改善を勝ち取ってきたが、人員増員要求に対し会社は一向に応じようとしない。特に夜間帯は2つのフロアーを1人で見なければならず、「これでは安全を守れない。増員しろ!」と要求し続けているが、転倒事故などが起きているにもかかわらず、会社は「配置基準を満たしている」と言うばかりである。
 また、会社がきちんとしたアセスメントもおこなわず、「薬の居室保管」を進め薬の管理を介護士に押しつけることに対し、「誤薬事故が増えている。以前のやり方に戻せ!」と職場のほぼ全員が署名をして要求したにもかかわらず、会社は聞く耳をもたない。また、本来介護労働者に還元されるべき処遇改善加算の一律配布が行われず、使い方が全く不透明である。
 「『施設』という概念から脱却した、良質の『住まい』」(Sアミーユ紹介文)と称して施設としての管理責任を放棄し、徹底した人員削減を進めてきたアミーユの合理化と安全無視の結果として、今回の一連の事故は起こった。「オーダーメイドケア」「お食事のタイミングも、おくつろぎの時間も、ご自身のペースで自由に過ごせ(ます)」と言うが、3対1の最低限の配置基準を満たすだけの人員で、どうしてそんなことができるのか! 今回の一連の事故を労働者の個人責任になすりつけることなど断じて認められない。
 実際に今、アミーユの職場では、「いつかは起きると思った」「自分の施設でも起こる可能性がある」「激務続きで、働く環境が崩壊している。こんなのじゃ良い介護ができるはずがない!」との叫びが上がっている。メッセージグループ経営陣は、労働者のこの声を真摯に聞き、アミーユ支部の要求を受け入れ、直ちに人員を補充し、抜本的な安全対策を取るべきである。

4)今回の「Sアミーユ川崎幸町」での転落死亡など一連の事故の責任は会社にあると同時に、財界の意志を受けて民営化・外注化、規制緩和を積極的に進め、社会保障を解体してきた自民党・安倍政権にある。介護業界は食っていけない低賃金が蔓延し、離職が後をたたない。介護現場そのものが崩壊している。
したがってこれは、Sアミーユ川崎幸町だけ、あるいはアミーユだけの問題ではない。すべての介護職場の問題だ。職場の安全は、労働者が団結し労働組合を作って、「安全よりも金儲け」の会社と闘って、勝ち取る以外にない。
今まで介護労働者は、劣悪な職場環境下で理不尽なことを強いられ、悔しい思いをしてきた。そんな中でも、介護労働者は必死に働き、現場を守ってきた。崩壊する介護現場を、安全で、みんなが誇りをもって働ける職場に変えることができるのは、現場を動かしている労働者の団結した力だけだ。

5)もう一度、全国のアミーユをはじめすべての介護労働者のみなさんに訴えます。
職場の安全は労働者が団結して労働組合を結成して、「安全よりも金儲け」の会社と闘って、勝ち取る以外にありません。労働組合を作って共に闘いましょう。
東京北部ユニオン・アミーユ支部、そして東京北部ユニオンが加入する合同一般労組全国協議会に入り、一緒に闘いましょう!

2015年9月11日

解雇、パワハラ、賃下げ許しません。いつでも東京北部ユニオンに労働相談の連絡下さい。相談無料・秘密厳守。
電話03(6914)0487 メールtokyohokubuunion2010★yahoo.co.jpまで




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