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3月8日(金)

TPP参加に極秘条件 後発国、再交渉できず(東京新聞)

TPPは貿易協定の衣を着た企業による世界支配の道具(デモクラシーナウ)

[不安の連鎖 TPP・カナダの葛藤 4] 疑念 巨大企業が利益独占(日本農業新聞)

パリコレで歩くNAZENの旗(動画)

TPP参加に極秘条件 後発国、再交渉できず(東京新聞)

TPPは貿易協定の衣を着た企業による世界支配の道具(デモクラシーナウ動画)

[不安の連鎖 TPP・カナダの葛藤 4] 疑念 巨大企業が利益独占

ブログ「偽百姓の日々」から転載


 「環太平洋連携協定(TPP)はカナダ養豚業界の貿易機会を増やす」「政府の判断を感謝する」――。カナダのTPP交渉参加が正式に決まった昨年10月、同国の豚肉協議会や肉牛生産者協会などの生産者団体は相次いで、交渉参加を歓迎する声明を発表した。競争力が強い小麦、ナタネ、豚肉、牛肉の輸出を拡大できるとの思惑だ。

 しかし、農家からは輸出拡大が所得向上に結び付くのか疑問視する声も上がり始めた。背景には、農家から安く買い上げて利益を上げる穀物メジャーの存在がある。

 カナダ中央部の平原にあるサスカチワン州デリーズル。50頭の肉牛を飼養するネティ・ウィーブさん(63)は「輸出が増えても生産者の所得に反映されない。加工業者が利益を得るだけだ」と嘆く。

 カナダの牛肉加工業者は、穀物メジャーの「カーギル」など米国に本社を置く大企業数社が経営を支配する。地元資本を駆逐し、肉牛肥育から食肉処理、加工、販売までを支配、価格形成にも大きな影響力を持つ。

 カナダの肥育牛の生産者価格は100ポンド(約45キロ)当たり100〜110カナダドル(8200〜9000円)で、1キロ換算では180〜200円にとどまる。カナダ産は多くが米国に輸出されるが、米国での小売価格の5分の1程度にすぎない。

 ウィーブさんは「農家が少しでも価格形成で力を持つことが大事だ」と指摘、穀物メジャーなどによる搾取に憤る。

 カナダの家族経営の農業者で組織し、ウィーブさんも参加する生産者団体ナショナルファーマーズユニオンは、TPPをはじめ新自由主義的な政策に懐疑的だ。同団体が政府の統計を基に作成した資料によると、カナダの2011年の農産物輸出額は400億カナダドルを超え、20年余りで4倍に拡大した。しかし農家の所得は横ばいで、輸出増加の利益が還元されていない。

 同団体の研究員のキャシー・ホルツランダーさんは「(TPPで関税撤廃を推し進めて)低価格の国との価格競争が激化すれば、(穀物メジャーは)農家への支払いをますます少なくするのではないか」と予測。TPPが巨大企業の利益にしかならないことを懸念する。

 オーストラリアなどは別として、多くの国は守りたい品目がある。米国は砂糖や一部乳製品、カナダは乳製品や鶏肉などの供給管理品目だ。

 しかしカナダの生産者はTPPに不安を覚えながらも危機感が弱い。背景には、米国と結ぶ北米自由貿易協定(NAFTA)などで供給管理品目を関税撤廃の例外にしているため、TPPでも同様の着地点を見いだせるとの期待があるとみられる。

 一方、日本が貿易自由化交渉で守ってきた農産物の重要品目は米や小麦、砂糖、牛肉、乳製品などで、品目を細かく分けると全品目の約10%を占める。米国とカナダが例外にしてきた品目の割合は1%で、状況は大きく異なる。両国に仮に関税の例外が認められても、日本が参加した場合、重要品目を守れるという保証はなにもない。(おわり:日本農業新聞2013年1月19日

カナダの現状を知る、という意味もあってこの記事を挙げていますが、もう一つは最後の章にある「TPPが巨大企業の利益にしかならない」というやつです。

これは別に農作物に限った話ではなく、工業製品も含めて、果たして本当に輸出が労働者の利益になるのか?ということは考えなくてはならないポイントでしょう。

日本でもこの20年余りで輸出額は増え、GDPは伸びているのに、労働者給与は下がり続けている、ということがあります。

反対に増えているのは企業の内部留保

TPPに入れば他国の「低価格な」労働者とより「自由に」競争させられるのは目に見えている話であり、こうした流れを加速させるのではないか、という想像力は持って然るべきです。

それにしても、自民党公約にある「聖域なき関税撤廃を前提にする限り反対」という方針はむしろ、TPPの問題がまるで関税だけかのようにミスリードしかねない話であって、改めて、医療、保険、知的財産雇用、政府調達、ISD条項などの問題点を指摘していく必要を感じています。

 

パリコレで歩くNAZENの旗(動画)

3/ 1のマルジェラのコレクションでランウェイ歩いてる!(8分40秒あたり)

 

3月7日(木)

国民皆保険 「TPPと労働法制緩和のどっちからもやられる」/

TPPの毒素条項=ISD条項 ラチェット規定 NVC条項 スナップバック条項

キーサン革命宣言 たみとや感想ーえばっち出版企画ブログから

国民皆保険 「TPPと労働法制緩和のどっちからもやられる」

田中龍作ジャーナルから転載

「TPPで農業のみならず中小の業者もやられる。公共工事を地元業者に発注しようものなら、アメリカの建設会社から(ISD条項にもとづき)裁判に持ち込まれる。地域経済が潰れたら役所も潰れる」

医療団体の幹部は「TPPで混合診療と病院の株式会社化が拡大(現在一部で実施)すれば、健康保険はなし崩しにされる」と危機感を強める。国民皆保険を壊して米国の保険会社に日本国民の個人資産を流し込むのが、米国の狙いだ。TPPに符号するように経済財政諮問会議が「労働法制の緩和」が要求していることからも分かる。もっと簡単に従業員のクビを切れるように法改正してくれというのだ。

TPPの毒素条項=ISD条項 ラチェット規定 NVC条項 スナップバック条項

ブログ「Everyone says I love you !」から転載

●ISD条項=「Investor(投資家) State(国家) Dispute(紛争) Settlement(解決)」=「国家と投資家の間の紛争解決手続き」とは、ある国家が自国の公共の利益のために制定した政策によって、海外の投資家が不利益を被った場合には、世界銀行傘下の「国際投資紛争解決センター」という第三者機関に訴えることができる制度です。

 確かに紛争解決手続きを前もって決めておくのは重要なのですが、問題はこのワシントンにある紛争解決センターが世界銀行傘下であることです。国際通貨基金=IMFはEU系の国際金融機関ですが、世界銀行はアメリカの支配下にあります。

 現に、これまでにISDを使って46件の提訴がありましたが、31件が米国企業が原告で、中には米国企業がカナダとメキシコから多額の賠償金を勝ち取った例がありましたし、逆にISD条項が発令された紛争で米政府が負けたことは一度もありません。

●ラチェット規定のラチェットとは、一方にしか動かない爪歯車を指します。そこから転じてラチェット規定とはすなわち、いったん進展した自由化よりも後退を許さないという規定です。締約国が、後で何らかの事情により、市場開放をし過ぎたと思っても、規制を強化することが許されない規定なのです。

日本が参加する前にすでに決められていた自由化を丸呑みしなくてはならず、しかも元には戻せないのですから、こんな危険な賭けはありません。

●NVC条項(Non-Violation Complaint条項)=非違反提訴という条項もあります。これは、米国企業が日本で期待した利益を得られなかった場合に、日本がTPPに違反していなくても、アメリカ政府が米国企業の代わって国際機関に対して日本を提訴できるというトンデモない条項です。

日本に違反が無くても、米国企業が日本で期待した利益を得られなかった場合にも提訴できるというのですから、例えば、アメリカの保険会社が公的な健康保険分野などで参入などがうまくいかないと、日本が提訴されて、国民健康保険などの公的保険制度が不適切として改変を求められるということもありうるのです。

●米韓FTAには、自動車分野で韓国が協定に違反したり、米国製自動車の販売・流通に深刻な影響を及ぼすと判断された場合、米国だけが自動車輸入関税撤廃を無効にすることができる「スナップ・バック条項」という、ひどい不平等条項も入っていましたが、TPPにもおそらく入っているだろうと言われています。

キーサン革命宣言 たみとや感想えばっち出版企画ブログから

とても、うれしい感想を頂きました、ありがとう、ちょっと、ハズかしいかな、でもうれしいなぁぁー

キーサン革命宣言の感想
じっくり何日もかけて読みました。改めてえばっちとその仲間の苦闘を知った。そのうえで前と違う感覚をもったのは
なんなんだろう?もっと深いところできらっとわかったことがあった。

  一つは皿澤くんの文を読んだとき前も同じものを読ませてもらったのに今回は違うことを感じた。皿澤君の病の底にある叫びがエバッチたちの叫びの琴線に触れたことそのことを想った。彼が前進友の会に出会って彼の心にあった怒りを吐き出すことが可能になったんかなと思った。

それからえばっちがなんでこんなにいやなことを“うんこくらえ!”というほどに言い続けるのか、前より納得がいった。一見平和に暮らしているのはいろんなものを見ないように聞かないようにして何か募金とかあったら私はするわでも近づかないでねみたいなうそにそんな中流の嘘に日本人の嘘に突き付けるためなんだね。

えばっちの善意あくの段八か条はうける!かわいそうねってふざけんなだよね。最近も福島はかわいそうねっていうやつには“ばーか放射能喰らって死ね”と思う。それをなかなか口にできないのにせいぜい言っても”福島のためにやってんじゃありません、自分のためだ”くらい。

えばっちはすがすがしいまでにいうんだよね。私たちの間で流行っている言葉でいうと”めちゃくちゃドライブかかってんなー!!“です。で、そういうことが原発のある、お金があれば何でも買える、精神障碍者や見たくない者にふたをし続ける、素晴らしく危険な、人を人とも思わないさらには目障りな奴は死んでくれというこの社会の礎をなしているんだ。

それからきょーさん革命ときーさん革命は言葉はちょっと似ているが違うのが残念だと思った。福島の椎名さんはこれだけのことをやられてこちらが狂わないのはおかしいと語る。もっと狂気をもって政府に迫ろうという。まともに迫ってられるかという。

椎名さんをえばっちにぜひ会わせたいものだ。彼女は鬼気迫るかんしょ踊りで国会に迫った。日本中に世界中にこの禁止された(あまりの激しさに戦後占領軍が禁止したらしい)民衆の踊りを広めてるドライブがかかりまくりのへんな65歳。

あと、えばっちがあらためてすごいとおもうのは言葉も自分たちで作っているということ。一番最初にキーサン用語集と業界用語集があってとてもよかった。言葉も自分たちのものにしていかないとだめだと思う。ずーっとそれをやってきてるんだなーーと。

同じだけど違うんだ。の意味。連帯という言葉の陳腐さ。裏切りにはもうやられすぎて疲れちゃったこと。だから期待しない方がいいと心から思うこと。えばっちたちがせーかつとうんどーの歴史の中で得たこのずっしり重たいほんとのことに対して何にも言えない。

だけど、けれども、そうだけど、やっぱこんななかでドライブかけていくしかない。 変な本をかいてくれてありがとう。

とみたなおこ

3月4日(月)

アメアパ分会団交#5:SAVE★HANAKO!NOMORE★BULLSHIT!!(チラシ)

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