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8月29日(水)

8・29女たちの一票一揆/院内集会(NAZEN)

「2025年までに」じゃない! 即原発ゼロ、全原発廃炉しかない!(ちばアクション)

8・29女たちの一票一揆/院内集会(NAZEN)

NAZENブログから転載

女たちの想いを、どう政治につなげていくのか。

佐藤幸子さん:
「洗濯やら子どもの世話で忙しく、政治のことには口出ししてこなかった?これからはそうはいかない。
家のことをやるのと同じように、町のこと、県のこと、国のことをやりましょうよ。
毎日まいにち、家計簿をつけるのと同じように、国の会計監査をやりましょうよ。」

椎名千恵子さん:
「(この一年半)すでに女たちは政治に食い込んできた、もっと具体的にしていきましょう」

人見やよいさん:
「復興キャンペーンでやられてる郡山市内のビール祭り、こどもランドが併設されていた。その会場の公園には自慢げに『除染しました。ただいま0.3マイクロシーベルト』という表示があります。もとは0.06、0.3でもじゅうぶん高いが、自分たちで測ると0.6以上出る。原発事故で『ほんとは住めない土地』がこんなに増えてるのに、男たちは尖閣諸島の領土問題で大騒ぎしています。放射能でどれだけの領土、領海を失ってると思うんですか。どっちにしたって原発はいりません。」

黒田節子さん:
「明確にお願いします!わたしたちを野田総理に会わせてください!東京の若者たちに会うのも良いが、順番が逆だろう。福島の生の声を聞かないで政治をやるのか。」

福島市から避難している若いお母さんたち、お一方は妊娠中。山田真先生との連携で「避難しているこどもたちの健康相談会」の実行委を立ち上げたそうです

「2025年までに」じゃない! 即原発ゼロ、全原発廃炉しかない!(ちばアクション)

もう黙ってられない!原発なくせ!ちばアクションから転載

作家の大江健三郎さんや前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児さんら作家や弁護士らでつくるグループが二十二日、東京・永田町の衆議院第一議員会館で記者会見し、二〇二五年度までに全原発の廃止を実現するための「脱原発基本法」制定に向け、各政党や国会議員に働きかける方針を表明した。グループが作成した法案の要綱案は、廃炉の時期を「遅くとも二〇二〇年度ないし二〇二五年度までのできるだけ早い時期」と明記。原発の新増設禁止のほか、運転期間を例外なく四十年とすることなどを盛り込んだ。(東京新聞2012年8月22日 夕刊)

(1)私たちは「現実的には2030年までにとか2025年までに…」、「科学的に安全が証明されれば…」などという言葉には、絶対だまされない。あくまで、ただちに全原発の廃炉しかない!

大江健三郎さんは記者会見で、「理念と現実」を対比させ語り、「原発即時ゼロ」は「理念」で、「2025年までに…」が「現実」的とだというのだろうか。本当にがっくりだ!

8月1日に開催された、エネ環境意見聴取会の福島会場で、浪江(避難している)の人は、「自ら原子炉の制御もできず、我々避難者に対する対応も満足にできない様を見て、国や政府、東京電力には原子力発電所を稼働する資格や能力はないと思います!原発は即刻廃炉。これは当然だと思います」。

脱原発基本法制定運動を呼びかけた人達は、この、フクシマの怒りが聞こえないのだろうか。

また記者会見でだされた、「脱原発法Q&A」には、「大飯原発3,4号機の再稼働が強行されてしまったことも、残念ながら、現実として受け止めなければなりません」といっている。しかし、いまも数万数十万の人々が、官邸前や国会前で「大飯原発再稼働反対」を訴えている。それは「現実として受け止める」ができないからなのではないのか!

(2)もっとも許せないのは、「発電用原子炉の運転期間を例外なく40年までとすること」「再稼働については最新の科学的知見に基づく基準の合格を必須条件とし、事故のリスクを極力減らす努力をします」(脱原発基本法案要綱案)と、「最新の科学」で「原子力は制御できる」という考え方を述べていると言うことだ。

再稼働を許さない原発を列挙する一方、それ以外の原発の再稼働につき、「最新の科学的知見に基づいて原子力規制委員会が定める技術上の基準に合格することが最低限の条件」(脱原発法Q&A)などと言っている。
  民主党政権の「原子力規制委員会」が、人事も含めて「原子力推進委員会」にでしかないことが明らかになっているのに、「原子力規制委員会が定める技術上の基準」に言及するなど論外だ。
さらに「最新の科学的知見」を押し出すことは、この段に至っても「技術は原子力を制御できる」と主張するに等しく、徹底的に断罪されねばならない。
これは、「脱原発」の衣で覆われた「原発安全神話」ではないか!!!

メルトダウンしたフクシマ第一原発の1号機、2号機、3号機、、どこにあるか未だ分からない核燃料の取り出しが、東電の工程表でも、「30〜40年」、次の世代といっている。そして、今も大量の放射性物質を今も大量に放出している。地震などでもし4号機が崩壊したら、「首都圏壊滅」ともいわれている。それでも「経済のため」と原発を再稼働することに、多くの国民は怒っているのだ!

一体何が「最新の科学的知見」だ!!

一体何が「事故のリスクを極力減らす努力」だ!

「事故のリスクを極力減らした」「安全な原子力発電所」があるというのか!

(3)ただちに廃炉!妥協は一切ない。それが3・11の命の教訓だ。

原発を動かすということは、「最新の科学」でも処理できない「死の灰」をどんどんつくりだすということだ。

そして、大量の原発労働者、被曝労働なしには成り立たたないのだ。

昨年の3・11以来、目の前で起こったこと。「全部、ウソだった」。「グルだった」。
福島をはじめ、官邸前や国会前に毎週、毎週集まる数万から数十万の人々の切実で必死な思い。再稼働反対!野田たおせ! それは、原発事故は2度と起こさせない。再稼働を絶対に許さないということだし、ただちに廃炉としろということ。

その点については妥協は一切ない。それが3・11の命の教訓だ。

(4)政府頼みや政党頼みじゃだめ!

「各政党に法案の提案に賛同を求めていくロビー活動がまず必要」「次の総選挙の後には脱原発法に賛同する政党で多数派を取り「脱原発連立政権」を作り・・」「脱原発法Q&A

「消費増税は致しません」と言っていたのに、平気でウソつく国会議員と今の政治!
私たちは選挙のたびごとにだまされてきた。政府頼みや政党頼みじゃだめだ。もう、それはやめて私たち自身の行動で、社会を変えていこう!

千葉市の「震災瓦礫受け入れ問題」。全ての政党が「受け入れ」賛成しても、千葉市民をはじめとした粘り強い反対運動で、あの「プルトニウム好きね」の熊谷千葉市長をして、「受け入れ断念」させたことを、私たちは忘れないよ。

8月28日(火)

動労千葉、動労連帯高崎、動労水戸:外注化―強制出向差し止めの集団提訴

アメアパ分会第一回団交!

動労千葉、動労連帯高崎、動労水戸:外注化―強制出向差し止めの集団提訴

アメアパ分会第一回団交!

8月26日(日)
えばっち来る:「かけがえの前進」DVD発売

「かけがえの前進」DVD発売1200円 43分

「えばっちと皿澤くんにあったら10年前の渋谷が蘇った。あれから病者をとりまく状況は一つもよくなっていない。頼もしい人が帰ってきた」

「かけがえの前進 DVD発売記念予告編

 

 

8月25日(土)

「日本は原子力を推進せよ」米シンクタンク「提言」

りんたろう亭:We're coming rougher! I'm riot girl!!

「日本は原子力を推進せよ」米シンクタンク「提言」

原子力規制庁設置法の改定で、突如「国家安全保障」を原子力開発の目的に
「ねじ込んだ」のは、米国の差し金であった可能性があります。それというの
も、米国の保守系シンクタンク「戦略国際問題研究所・CSIS」が、対日提言の
第三弾を発表した際に、原発を国家安全保障上の重要な構成要素としているか
らです。

 8月15日(米国東部時間)に公表されたレポート「米日同盟」(戦略国際問
題研究所)に、原発を再起動し、原子力開発推進に「復帰」するよう日本に対
して「提言」したのはジョセフ・ナイとリチャード・アーミテージ。そう、過
去二度にわたって日本の安全保障政策に対して「提言」を述べ、日本をコント
ロールしてきた人物(彼らを「ジャパン・ハンドラーズ」と言うようです)の、
第三弾の「提言」です。
 主要な論点は「日米戦略と同盟強化」にありますが、その中で原発について
も重大なことを言っています。その点のみ翻訳しました。このような米国のリ
モート内閣(いわずとしれた野田内閣)にずるずると原発再稼働など許しては
ならないということと、普天間・オスプレイ問題と同様、米国のために日本の
原子力政策は存在してきたし、今も存在している部分を無視してはいけないと
いうことです。
 このレポートが公表されてわずか2日たった17日の読売は、社説でレポート
の概要を掲載しました。

米有識者提言 幅広い協力重ねて同盟深化を(8月17日付・読売社説)

このような提言が来たからちゃんと読んでおけと言わんばかりの社説です。

どんなことが書いてあるのかを要約しているのです。
「米有識者提言 幅広い協力重ねて同盟深化を(8月17日付・読売社説)」と
いうタイトルの次の一文を読んで、この新聞は米国の機関紙かと思いました。
「中国の台頭や北朝鮮の核開発など、アジアは依然、多くの不安定要因を抱え
ている。地域の平和を維持するため、日米同盟が果たすべき役割は今後も大き
いことを自覚したい。」
  全体で1,000字の社説で、読売の「解説」はたったこれだけ。あとは全部要
約です。「米国の指示が出たぞ」と言わんばかりの書きぶりです。

冒頭からの「日本は原子力を推進せよ」の主張を翻訳してみました。
http://csis.org/files/publication/120810_Armitage_USJapanAlliance_Web.pdf
に全文が掲載されています。そのうちの
 Energy Security「エネルギー安全保障」の中の、Nuclear Energy「原子力
エネルギー」の部分です。2〜3ページにかけての部分です。
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(訳文は次のURLからご覧ください http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=906)
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 一読して分かりますが、米国の国家安全保障戦略上、日本が勝手に原発から
撤退されては困るといった、一方的な主張です。かつ米国の利益を守るために
日本が原子力分野でちゃんと役割を果たせといっているわけです。
 要約すれば、米国と日本が同盟関係の下で、旧西側(あるいは米主導)の核
戦略の維持を図っている現状で、日本が原子力開発から抜けると、旧東側(中
ロ)とフランスによる原子力産業の寡占状態になり、米国の優位性が崩れるこ
とを心配しているようです。米国にとって原子力とは核兵器を含むものです。
日本の原子力産業を含め、原子力開発国を自国の影響下に置くためには、日本
の拠出する資金と技術力が必要なのです。そのためにウエスチングハウスやゼ
ネラル・エレクトリックを買収「させた」のではないかと、言いたいようです。
 日米安保と同じく、日本には選択権も決定権もありません。米国の指示の下
に核開発を続けるしか、残された道は無いのだと、このレポートは言い放って
います。それに唯々諾々と従うのでしょうか。いったい私たちはどっちを向い
ているのでしょう。米国の顔色をうかがうのか、福島、広島、長崎の人々と共
に核の無い世の中を作るのか。言い古されていることかも知れませんが、その
分岐点にいるのです。(レイバーネット日本 たんぽぽ舎山崎正隆)

りんたろう亭:We're coming rougher! I'm riot girl!!

Gogol Bordello: Immigraniada (We Comin' Rougher)

 

Pussy Riot:wikkipedia

 

 

Grimes - Genesis

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