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2月8日(水)

怒!再稼働ありき出来レース「福井大飯原発ストレステスト意見聴取会」(「傍聴」レポート、動画)

福井県市会議長会で原発堅持議案否決 敦賀の提案に異論相次ぐ

3.11原発はいらない!福島県民大集会へ(動画、チラシ)

怒!再稼働ありき出来レース「福井大飯原発ストレステスト意見聴取会」(レポート、動画)

わざわざメールで傍聴をお願いして、一回脇の会議室に入れてもらうまで二回も身分証を提示させてもらって、おまけにトイレに行くにも身分証を帰りに提示。入ってみればスクリーンが二つ、200人ぐらいの半数は、どうやら役所がわざわざ反対の人を入れないために用意したうちわの職員?みえみえ。これをこの国では傍聴とよぶらしい。

ほとんど「静止画面」を見ながら分厚い厚さ二センチにもなる資料。念仏のようにページと項目を繰り返し、専門用語を羅列し、後藤委員が途中意見をいっても先に説明を、といって聞き入れず。念仏を繰り返すこと一時間半。

さらに「御用学者」が保安院を助ける。

後藤委員が「このテストは、”通常、バネを伸ばすと元に戻るから大丈夫”いっているようなもの。これでは安全は判断できない」というと、多額の寄付を受けたと報道された山口阪大教授が「PSAという手法では、バネとコンクリートは違うのだ」とかばい、後藤委員から「そのPSAという確率論の手法こそ、福島もそうであるマーク1で確立が低いから対策を採らないことにしてアメリカでも問題になっているもの」と反論されると黙るが、保安院が「今回の検討は現場(地元住民でも被曝労働者でもない)でよく検討しておりまして」と同席の電力会社を見ながら、「先生方のご意見はいろいろ踏まえて、手法も含め総合的に政治が判断して」!

井野委員は「委員の議論にもあるように、ストレステストの手法をめぐってもいろいろあってこの報告は中途半端。地元に説明というが何を説明するのかまったく納得できない」

ここまで聞いてわかったことは、こんなことで私たちにかかわる重大なことが決められ、命も仕事も危険にさらされ続けてきており、福島の事故が起こっていようがまだ続いていようがお構いなしに、決められるということだ。

二人の委員が”福島事故での教訓は確率で安全と言ってしまうことを猛省することだ”といっても聞く耳などない。
最初から”再稼働を妥当”とすることは決まっている出来レース。机上で紙面でどう言いつくろうかしかない会議。
まるで茶番だ!二人の委員はとてもがんばってくれていた。

井野委員が「これで、”福島のようなことがおこっても耐えられると評価される”というのはおかしい。稼働を急ぐ業者がやっていない2次テストをちゃんとやらせてから再度議論すべき。少なくとも今日出たような異論に対して次回再度1次評価を議論すべき」

保安院はそれに対して慇懃無礼に「我々としてはそれなりにやったつもりなので、先生方のご意見は頂戴しながらも。。」とうそぶくのみ。まだまだ何も納得してない中、時間がないからと大飯原発の件から伊方に議論をうつした。

耐えられなくなって退出をしたところでNHKに取材される。NHKにしてはいい質問するなと思ったらNHK福島だそうだ。

胸糞悪い思いで外に出ると再稼働に反対する人々でものすごい熱気になっていた。ちらつく雪をはねとばす力は人々の中にしかない。どんな理屈をこねようと、どんな専門用語をふりかざそうと命と仕事を大切にする世の中にしようとする人々の声は、労働者の声は絶対にかき消すことはできない。

”2月11日のデモに参加します!再稼働させないために。”携帯電話にはデモを呼びかけた返事がいくつも残っていた。

2月11日は代々木へ!15日は墨田産業会館へ!3月10日、11日は福島、郡山へ!!

再稼働を許さないぞ!!!!!

 

 

女優千葉麗さん

湯川れいこさん

背広がおおい

「静止画面」

「こんなのは傍聴じゃない」

NHK福島のインタビュー

山本太郎

福井県市会議長会で原発堅持議案否決 敦賀の提案に異論相次ぐ

福井県市議会議長会の2月定期総会が6日、坂井市三国町のホテルで開かれた。国への要望事項として敦賀市会は高速増殖炉「もんじゅ」の研究継続や日本原電敦賀原発3、4号機増設など原子力政策の堅持を求める議案を提出したが、異論が相次ぎ、採決の結果否決された。

  同議長会は8月の定期総会でも、小浜、越前両市会がそれぞれ提出した「脱原発」を求める内容の議案を否決している。

  県内9市の正副議長18人が出席。各市からの提出議案を審議した。

  敦賀市会は昨年12月、もんじゅの研究継続や敦賀3、4号機の本格着工などを求める意見書を賛成多数で採択している。この日は、高い安全・安心の確保を最優先とした上で▽敦賀原発1、2号機の再稼働▽敦賀3、4号機の本格着工▽もんじゅの研究継続―を盛り込んだ議案を提出した。

  これに対し、昨年「脱原発」の意見書を可決している小浜市会から「議案の中にも多くの市民が不安と疑問を感じているとあるが、どう受け止めているか」との質問が出た。敦賀市会側は「事故に対する不安のほかに将来に対する不安もある。安全が確認されるのなら、ものを言っていかなければ」と述べ、立地地域の在り方を国でも考えてもらいたいとした。

  他の市会からも「県民の感情を考えたら疑問を感じてしまう」などの意見が出た。

  また、提出議案の議決結果は議長会全体の意思とみなされる点から「各議会が拘束されてしまう」「意見を二分する議案はなじまない」との意見も出て、議論は紛糾した。

  このため、一括採決する他の議案とは分離して採決。賛成したのは敦賀、あわら両市会のそれぞれ2人だけで、否決された。あわら市会は会合後「積極的賛成ではないが、各市の要望として出されたものは尊重したい」と説明した。 (福井新聞)

3.11原発はいらない!福島県民大集会へ(動画、チラシ)

NAZENブログから転載

 

 

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