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12月10日(金)

裁判員制度は廃止させるぞ緊急デモ:日比谷300人(動画)

オーダーメイド:とみしょうやオリジナルクリスマスツリー

デモ出発前のたみとや

「なんで早仕舞いなの」ときかれたので、「これから裁判員制度を終わりにしようデモに行きます。皆さんも行きませんか」とさそうと、「実は通知が来ました、病気を理由に断った」という話を聞いていたらもう一人の若いお客さんが「私も前に来たけれど拒否しました。あれは本当におかしいです。誰かにこのことを思いっきりいいたかったんです。今日は参加できないけれどマジ一緒に反対します。がんばっていってきてください」と行くときまで手を振り続けて応援してくれました。それ以外にお客さんが3人いたのですがみんな話を聞いていました。裁判員制度への反対はすみずみまで来ていることを実感しました。

「今日は参加できないけれどマジ一緒に反対します。がんばっていってきてください」

デモのあとは裁判員制度粉砕鶏団子チャンコby りんたろう亭

三里塚さつまいもご飯

 

オーダーメイド:とみしょうやオリジナルクリスマスツリー

12月9日(木)

イギリス怒る学生(動画):ギリシャデモ隊と警察衝突(動画)

12月10日:裁判員制度は廃止させるぞ緊急デモへ

Midnightりんたろう亭:Creation

 

MSNVideo: Violent student protests turn London upside down

Visit msnbc.com for breaking news, world news, and news about the economy

 

12月6日アテネ デモ隊と警察が激しく衝突 アルジャジーラ動画

Midnightりんたろう亭:Creation
 

塩鮭定食

12月8日(水):The ODEN by Tomishoya

12月7日(火)
とみしょうやの日

火曜日はとみしょうやの日

サポートスタッフ:Kazue,Chiho

看板娘AYO

AYO出勤

チキン・トマト・シチューbyたみとや

12月6日(月)

Colin's couple

 

三里塚大根といかの煮物

ちくわと白菜の煮つけ

ご要望で再挑戦:鶏の唐揚げ

12月5日(日)
りんたろう亭:プチ労働者学校その9

2010.12.5:プチ労働者学校その9レジメ
<マルクスが言ったことーその3:プロレタリア 窮乏化 闘争の発展>
a. 機械の普及と分業の結果、労働のいとわしさが増すほど賃金は下がる
b. 資本の条件は賃労働なのに、資本主義は労働者が生きていけない社会
c. 家族関係や法律や道徳や宗教は、すべてブルジョアの利益のため
d. 工業の進歩は、競争による労働者の孤立の代わりに階級的団結をつくりだす

★今、労働は変わったか 階級は変わったか 革命の主体は誰か★
〜 アントニオ・ネグリさん、スラヴォイ・ジジェクさん、ジョン・ホロウェイさん、網野善彦さん、などの議論を踏まえて〜

○「非物質的労働の拡大」 
・ネグリさん:20世紀末の数十年間に、工業労働は、“自らの渦の中に他の生産形態を引き込む意味”での主導権を失った。代わりに主導権を握ったのは「非物質的労働」。知的ないし言語的な労働。また、情動(感情)労働。これらが賃労働として行われるとき「疎外」はより実感される。労働時間は関係ない。非正規労働者。移民。
・ネグりさん:非物質労働の主導権のもとにある搾取は、もはや労働時間で測られるような価値の収奪ではなく、非物質的労働が社会的なネットワークのなかで生産し、流通させることを通じて、社会的な財産になっていくような価値=「<共>、ザ・コモン」の捕獲。
○「帝国」「マルティチュード」
・ネグリさん:世界は、隅々まで資本主義が浸透し「帝国」になった。しかし利潤が低減した資本は、“非物質的労働者”が「頭の中」で生産するものを寄生的に捕獲するしかなくなりつつある。
・一方で、非物質的労働の拡大とともに、マルティチュード(革命の主体になる多様な人々)が生まれつつある。賃労働者であるプロレタリアートとも人民とも群集ともちがう主体が。プロレタリアートは中産階級化して帝国主義国の資本主義に取り込まれたが、自ら中産階級化するための「外部」をもはや持っていないマルティチュードが世界に広がった資本の「帝国」をなかから食い破る。前衛としての「知識人」など要らない。「帝国」は世界同時革命の前提を作っている。

⇒疎外いやだ、賃労働糞くらえ!もう行くところがないぞ!!宮下公園。高円寺の乱。 でも、どうやって。「共同」は意識しないと!結局 労働。その団結。

○1968年は何だったか
・ネグりさん:「帝国」では、生産の収奪が生産現場だけでなく、生命の再生産過程全体に及んでいる。1968年より以前は、生産は交換価値の領域、再生産は使用価値の領域だった。この支配に対抗するために生産の場と再生産の場を結びつけた(貧者の)共同体の力が必要。
・ジジェクさん:1968年の抗議行動は、資本主義の3本柱への挑戦=工場・学校・家庭。その後、脱工業化。闘争を吸収し直接的な資本主義支配の新たな形態が出現=ポストモダン。

⇒盛り上がったのは?:68年は、社会主義の危篤と帝国主義が瀕死の重体。世界が二重の危機・体制的な崩壊。近代の終わり。自分たちの場で、自分たちのことを、自分たちのやり方で決定したい。既成の運動の破壊、徹底的な多様化。しかし、結局 「労働」がなかったんじゃないか。

○「超過利潤、知的財産権 国家」 
・ジジェクさん:非物質的労働(教育・セラピー)の拡大で、これまで対象外だった新しい領域が商品化。「知的所有権」の争いは、法的措置=非経済的手段で搾取するしかないことを示す。「超過利潤」を国家の暴力で得るしかない。規制緩和、新自由主義といいながら、国家の役割強化。
・ジジェクさん:ビルゲイツは、業界を独占し、社会的財産を私有。超過利潤を得た。パソコンは持っていても、マイクロソフトの知的労働者は社会的財産からは疎外されたまま。天然資源=水、石油の搾取。石油価格は、製造コストや搾取労働力の対価とは関係がない。石油に支払う代価は、天然資源の不足と限定供給のために所有者および管理者に支払う超過利潤。戦争により分捕る。

⇒ネグリの批判。ジジェクさんはさらに「資本が”コモン(ズ)”を私有化している。今、環境破壊と遺伝子操作とデジタル化ですべてを失う危険が、全員を何ももたないもの=プロレタリアートに変える。だけど、知的労働者と一般労働者と社会からの追放者に3分割されている。万国の労働者、団結せよ!」「非正規労働者にこそ革命性が」という言い方があるが違う。「中流が、正社員が没落する」 そして、しかし。。。

◎しかし、恐慌が起きた! 1970年代からの民営化の果てに、労働力の商品化のムリで
・今、そこにあるのは、工場派遣労働者。非物質労働だって肉体労働。 ⇒「労働時間で測られるような」価値の収奪。
・一方で、資本に支配しきれない労働があるのは大事。労働に「非物質的労働」が“日常、みんなに”浸透しているのも事実。だからこそ、“みんなが労働者”。主婦も学生も老人も労働者。 ⇒学費無料の学生、老人医療費無料の老人、生活保護受給者は、社会から給料をもらう”共”務員。社会を変革することが仕事。 

⇒「みんなが」っていう意味では、彼らが言ってる↓

○初めに叫びがある 私たちは叫ぶ  自由な共同体を アジールを
・ホロウェイさん:抑圧を拒絶し、世界を変えようとする叫びはどこにでもある。フェミニズム運動、黒人解放運動。しかし、抵抗しているのは「誰か」だけでなく、皆が持ち合わせている人格の側面:自信・性衝動・遊び心・創造性。「普通の人間が叛逆者」その尊厳、否定された人間性を取り戻そうとする闘い。服従をきらう行為。それが、希望の実質的な土台、出発点。反権力は、日常の尊厳のなかに。抑圧された「誰でもないもの」の解放。サパティスタの「覆面、闘争の共同体」。
・網野さん:原始のかなたから生きつづけてきた「無縁」の原理(無所有。抑圧を拒否し自由を求める「叫び」。無縁の原理の場としてのアジール:避難所)、その世界の生命力は、まさしく「雑草」のように強靭であり、また「幼な子の魂」の如く永遠。「有主」(私的所有)の激しい大波に洗われ、瀕死の状態にたちいたったと思われても、それはまた青々とした芽ぶきをみせる。日本人の人民生活に根ざした「無縁」の思想、「有主」の世界を克服し、吸収しつくしてやまぬ「無所有」の思想は、失うべきものは「有主」の鉄鎖しかもたない、現代の「無縁」の人々によって、そこから必ず創造されるであろう。

⇒「日常から共同体」を創っていくことと、闘う労働運動を創っていくこと 両方だ!労働は一人ではできないのだから。

★今、労働は変わってない広がったのだ 階級は変わってない 革命の主体は労働者★

◎みんなが労働者。一人ひとりの働きといのちを守るために、闘う労働運動を創ろう
・田中康弘さん:動労千葉は、職場の中で団結を保ちながら持続的な運動をつくってきた。闘うことで起きる困難から逃げなかった。その時にできた現場の踏ん張る力がすべての土台になっているわけです。運動は具体的ですからね。具体的な中に普遍的な課題が見えてくる。建前だけでは運動にならない。具体的な運動で突き抜けていけば、この時代ですから、新しいものがつくりだされる可能性ははらまれている。

●次回プチ労働者学校その10:目黒ピースアクション第3回「寄り合い」
“生きさせろ!命の現場の労働と闘いから”語り手:赤羽進彦(精研労組)ほか

角丸四角形:

<参考にした人>
●アントニオ・ネグリ
1933年イタリア・パドヴァ(ヴェネチアの近く)生まれ。イタリアのアウトノミア(自治運動)に関与。1979年モロ首相暗殺事件に関与した嫌疑で逮捕・投獄。フランスに長期亡命。1997年イタリアに帰国・投獄後釈放。参考文献:「マルティチュード」「未来派左翼(Good-by Socialism)」 角丸四角形:

●スラヴォイ・ジジェク
1949年スロヴェニア(一時ユーゴスラビア)・リュブリアーナ生まれ。参考文献:「ポストモダンの共産主義ーはじめは悲劇として、二度目は笑劇として」
 「迫りくる革命=レーニンを繰り返す」 角丸四角形:
 



●ジョン・ホロウェイ
1947年アイルランド・ダブリン生まれ。メキシコ・サパティスタ運動、世界社会フォーラムに関与。参考文献:「権力を取らずに世界を変える」角丸四角形:

●網野義彦
1928年山梨生まれ。参考文献:「無縁・公界・楽ー日本中世の自由と平和」 角丸四角形:
●田中康弘
動労千葉委員長。“現役ストライカー” 角丸四角形:

りんたろう亭:プチ労働者学校その9

メニュー:国際連帯鍋2種(中国:扁炉ー動労物販どんこで白菜を食べる 韓国:スウドフチゲ鍋 )

スウドフチゲ鍋:想定以上に大好評

12月4日(土)イタリア人が風邪のとき食べるブロード(肉と野菜の出汁)ってことでポトフ

三里塚水菜とベーコンのパスタ

2010年12月5日日曜日プチ労働者学校その9(記録)

参加者 9人

テーマ;マルクスが言ったことーその3プロレタリア 窮乏化  闘争の発展
今、労働は変わったか 階級は変わったか 革命の主体は誰か
11月集会に行く前の会で最後あたりに話したことをもうすこし詳しくやります。
マルクスが言う労働は工場労働ーその後の学者たちの主張をみてみよう
問題意識は何故既成の大きな労働組合は闘わないのか?もっと沢山の人が闘わないのか
国鉄分割民営化の手打ちの中で厳しい状況だが 一万人にするには。

ネグリ77歳、ジジェク60歳ーレーニン好き、ホロウェイーサパテイスタ、網野善彦ーマルクス主義者、日本の歴史を検証し直した

アントニオネグリ:非物質的労働の拡大
20世紀末の数十年間に非物質的労働が拡大、工場労働は主導権を失った。
知的ないし言語的労働(アイデアやシンボルイメージを生み出す)ーIT、金融、メデイア、アート
情動労働(安心・興奮・満足・情熱を生み出し操作する)ーフライトアテンダント、ファーストフード店員、介護労働者、家事・育児
農業労働も入ってきている
これらが賃労働として行われる時疎外はより実感される。
非物質的労働への搾取は労働時間で測れる価値の収奪ではなく社会的なネットワークの中でつくられた社会的な財産を捕獲

絵をかくこと、詩をかくこと、写真を撮ること、料理をつくること:コモンー人間の創造力で出来た共同の知恵・共同の財産
それを捕獲し、搾取しようと資本が追いかけているーヒップホップ、マイクロソフト社のMSDOS

帝国・マルティチュード
世界は隅々まで資本主義が浸透し帝国になった。資本は非物質的労働者が頭の中で生産するものを規制的に捕獲するしかない
プロレタリアートは中産階級化して資本主義に取り込まれたが、マルティチュード(革命の主体になる人)移民労働者、貧しい人々
賃労働くそくらえという人々が資本の帝国をなかから食い破る。

労働の変容についてみていくと1968年が注目される
帝国では生命の再生産過程にまで収奪が及び始めた:ネグリ 共同体の力が必要、何も持たないものが共同
この間勉強でみてきたように70年代前半に恐慌がおきたー先進国の成長のおわり
1968年は資本主義もダメ、社会主義も限界がみえてきた年だった
産業社会から情報社会へというリアリティーの喪失
学生自治:自分たちの場で自分たちのことを自分たちのやり方で決定したい
学生自治ー労働の観点が薄い

ジジェク:1968年は資本主義の3本柱への挑戦 工場・学校・家庭
工場労働は外注化、教育は民営化、家族は多様な関係へ そして中流意識。運動は項目別の市民運動へ

ネグリさんの言うようにほっておいてもたちあがるのか???
ネグリ:民営化は終了した???
しかし 恐慌は起きた!マルクスの言う労働力の商品化の無理により
だから 労働価値説が変わったとはいえない

 

自由な共同体 アジールを
共同体をもう一度つくっていくこと、闘う共同体でなくては。こもるのではだめ、自己満足もだめです
皆が労働者と言う観点がないと内側から食い破る契機がみつけられない

動労千葉は闘う共同体を具体的に作ってきた。

 

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