HEIZO49日のため臨時休業

年内は28日まで、年始は1月４日（月）から営業します

	Nodokaのパーティーコスチュームを共同作成
りんたろう亭：Dr.Fargason's Chicken	おすしナイトのお魚ソテー	パトナライス
	与論島元気の店から届いた元気インゲン

愛媛のS方さんから届いた籐人形！Great！！

要　望　書

目黒区教育委員会
教育長　大塩晃雄様　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

二〇〇九年十二月二十二日
目黒教育ネットワーク

私たち「目黒教育ネットワーク」は、これまで十数年にわたり、目黒区教育委員会に対し、「日の丸・君が代」の強制をしないことを訴えつづけてきました。平和と平等の理念に根ざした民主的な教育を貫いてくださることが、私たちの変わらない切なる願いです。
卒業式・入学式は、戦前の陰鬱な時代の再現のような、形通りの没個性的な卒業式、入学式が当たり前のようになっています。児童生徒一人一人が主役になって輝けるような、明るい多様な形が実現できるよう根本から検討し直して下さい。
今年は自民党政権への批判が政権交代を生み出しました。「日の丸・君が代」の強制と「国を愛する心」を強いる〇六年教育基本法の「改訂」は、自民党安倍政権の下で強行採決されたものです。
教育現場と教育内容は、「日の丸・君が代」を踏み絵にするような自治体や教育委員会の姿勢が続いています。「教育改革」の進行と共に、教職員の休職や退職が増加し、さらに精神的疾患理由の割合は増え続けている状況です。現場教師への処分攻撃を行なってきた石原都政下の東京都教育委員会の強硬姿勢は改まっていません。学校での言論の自由をめぐり、三鷹高校の元校長先生は、都教委へ公開討論を求め拒否されました。現在その不当性を裁判に訴えています。学校現場のこの問いかけを、教育行政に携わる方々には勇気をもって受け止めていただき、児童生徒の自主性を育む学校運営を阻害する指導はしないで下さい。

　かつての日本の侵略戦争を公然と美化する歴史教科書が登場し、来年度の採択率が１・７％と微増しています。 

日本が再び戦争のできる国づくりをめざし、強行採決で制定された国民投票法が来年５月に施行時期を迎えます。 

強行採決の繰り返しで法制定をしてきた自民党政権は無くなりましたが、民主党主導政権に委ねる訳にはいかない状況です。

　社会に巣立つ子どもたちの現実を直視すれば、深刻な経済危機と社会不安のただ中に投げ込まれています。小泉構造改革によって拡大・固定化した格差社会のもとで、大量の派遣労働者、非正規雇用労働者が生み出され、経済危機の急速な広がりによって、仕事のみならず、住まいも奪われる人たちが今年は昨年以上ともいわれています。
かろうじて正社員で入社した新卒者にも、入社直後からの「自宅待機」や早期リストラが起きています。世襲政治家や官僚は、貧困層のきびしい暮らしを想像すらできず、この深刻な事態になんら実効性のある対策をうてないでいます。貧困は教育にも影を落とし、教材費や給食費が払えない、修学旅行に行かせられない、経済的理由で高校や大学に進学させられない、中途退学を大量に生み出しています。
教育現場にも競争原理、評価制度が持ち込まれた影響で、児童生徒間、学校間、地域間にいびつな競争が強いられています。格差や競争を抑制し、貧困を克服し、社会的な連帯感をとりもどすことが求められています。
一人一人の子ども達の幸せを教育に託す大きな転機として、現状を省みていただきたいと思います。
目黒の児童生徒たちと、彼らをはぐくむ教職員を、目黒平和都市宣言の理念の原点に帰り、民主教育を守り、育てつづけてください。教育基本法を元通りの理念に戻す再改定を国に求め、東京都教育委員会の暴挙、そして「戦争のできる国」に向おうとする国策に対して、強く抗議と反論の声をあげてくださることを要望いたします。