法政大「暴処法」弾圧粉砕!8学生の保釈かちとろう!
12/17総決起集会へ
日時:12月17日(木)午後6時〜
場所:弁護士会館1006AB会議室
(最寄り駅は東京メトロ「霞ヶ関駅」 東京地裁の裏です)
主催:全国声明運動
12月12日 全国声明運動事務局
◇8ヶ月の長期未決勾留は、闘う学生への見せしめ制裁であり、人権侵害だ!
4月24日の法政大集会で不当逮捕された恩田君、倉岡さんをはじめ、8学生の未決勾留は8ヶ月目に突入しています。「罪証隠滅のおそれ」や「逃亡」を口実としたこれ以上の保釈却下は断じて認められません! この長期不当勾留の異常さ、不正義性に徹底的に怒り、労働者・学生の「釈放せよ!」の闘いを起こそう!
12月4日発売号の週刊「金曜日」では、「生きている戦前の治安立法『暴処法』の恐怖」と題して法大弾圧の記事を掲載し、「普通ならせいぜい始末書程度の『事件』だが、5人も起訴された上、現在までも全員が勾留中というまるで凶悪事件並みの扱いだ」と長期勾留の異常さを報じています。また、ゼネストに決起するドイツの学生も「ドイツなら捕まってもせいぜい2〜3時間だ。8ヶ月も拘束なんて信じられない」と怒りを表明しています。8ヶ月に及ぶ長期の勾留は、それ自体が裁判所による「判決なき実刑判決の先取り」であり、闘う労働者・学生への見せしめのための「制裁」でしかありません。これ以上の勾留は1日たりとも認められないのです!
◇暴処法弾圧の破産を覆い隠すためだけの長期勾留を絶対に許すな!
8学生に対する勾留の目的は一点、暴処法を適用した学生運動つぶしです。それ自体断じて許せません。しかし、このかんの公判闘争で暴露されたのは、検察のあまりにも低レベルでデタラメな立証です。織田陽介全学連委員長は、12月7日の第5回公判で、「8ヶ月たってもなぜ暴処法違反なのか検察によっていまだに明らかにされていない。裁判の根拠そのものが説明されない裁判などあるのか!」と検察・裁判官を激しく弾劾しました。
法大暴処法弾圧は完全なでっち上げです。「事件の捜査」とは無関係に、「取り調べ」と称して脅迫や罵詈雑言を40日にもわたって浴びせ続けた警視庁公安。「誰が当日の首謀者だったか教えろ」「このカメラに写っている人物は誰だ」などと逮捕をほのめかして仲間を売ることを強制する検事。そして法大当局の全学連・文連解体の悪らつな意図。これが弾圧の本質です。
12月7日の公判で検事側証言に立った小川浩幸・法大総務課長は、看板が引き剥がされたとされる「事件」当日の防犯カメラのコマ送りされた画像を見て、「はっきり特定できた者はいない」と繰り返したあげく、ついには「この画像ではわからないが、たぶん織田君だと思う」だとか、「私の知っている者の中では内海君だ」などとあらかじめ「犯人」を絞り込んで名前を挙げ始めるというデタラメさ。予断に満ち、何の客観性も根拠もないあまりにも低レベルな検事側立証に弁護団、被告、傍聴席の怒りが爆発。検察は予定していた尋問を粉砕され、最後にはカメラの映像だけ流し、画像による「人物特定」を続けることができなくなりました。
暴処法攻撃の本質は、逮捕者、被告、連行された法大生の完全黙秘・非転向の団結した闘いによって粉砕されているにもかかわらず、検事はこのようなデタラメな証人を次々と要求し、裁判所は「検事側立証が終わるまで保釈できない」などと居直っています。断じて許すことは出来ません。新井君はこのあまりにも破産した裁判と長期勾留に対し、「われわれが全学連であり、文連であるということによる人質司法そのものである」と徹底的に弾劾しています。
戦前から労働運動・学生運動つぶしのために使われてきた暴処法そのものを、いまこそ、労働者・学生の団結した力で完膚無きまでに叩きのめしてやろう!