たみとや日誌

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11月9日(月)〜11日(水)

10日(火)定休日 11日(水)大雨臨時休業

裁判員候補者にDVD発送=最高裁:みんなの拒否で制度廃止を!

オバマ・鳩山戦争会談粉砕! 辺野古新基地建設阻止・沖縄米軍基地撤去! 民主党・連合政権打倒!   11・12労働者・学生総決起集会(たみとや12日(木)17:30閉店です)

Happy Birthday Present for Vivimum は「裁判員制度はいらない!全国情報:創刊号」

扁炉(ピョンロウ:中国風白菜鍋)簡単うまい

たみとや特製親子丼

親子丼の具も載った中華そば

裁判員候補者にDVD発送=最高裁:みんなの拒否で制度廃止を!

 最高裁は12日、来年の裁判員候補者に対し、候補者名簿に記載されたことを知らせる通知や制度の概要を紹介したDVDなどを発送した。対象は約34万4900人で、通知が届き始める13日以降、専用コールセンターで質問などを受け付ける。辞退理由を問う調査票の回答期限は30日。
  通知を受け取ってもすぐに裁判所に出向く必要はない。裁判所に呼び出される場合は、改めて別の書面が届く。(時事通信)
 

オバマ・鳩山戦争会談粉砕! 辺野古新基地建設阻止・沖縄米軍基地撤去! 民主党・連合政権打倒!   11・12労働者・学生総決起集会
  11月12日(木)午後6時開場
  文京区民センター3A(文京区本郷4−15−14)
  ※集会後、都心に向けてデモ
  主催/反戦共同行動委員会
11月8日(日)

県内移設に反対 「普天間」問題で決議:沖縄県民大会2万1000人

8日ー韓国民主労総全国労働者大会5万人:ゼネストでイミョンバク政権打倒へ

7日ー韓国労総全国労動者大会13万人:対政府闘い宣布“政府与党の労組抹殺陰謀をゼネストで突破”

県内移設に反対 「普天間」問題で決議:沖縄県民大会2万1000人

米軍普天間飛行場の県内移設反対を日米両政府に示す「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」(主催・同実行委員会)が8日午後、宜野湾海浜公園屋外劇場とその周辺で開かれた。2万1千人(主催者発表)が会場を埋め、「米軍基地の整理・縮小・撤去は県民の願い」として、県内移設反対の決議を採択。方針の定まらない鳩山政権に、現行の移設計画撤回や普天間飛行場の即時閉鎖・返還などを訴えた。

渡具知さん
首相に「約束守って」
家族訴え 手を携え


  「13年前、やっと子どもをさずかった直後のことでした。この子のために、基地ではなく自然を残したいと始めました」。名護市瀬嵩に住む渡具知武清さん(52)が壇上で声を震わせると、会場は静まりかえった。

  渡具知さんの住む同市東海岸で米軍普天間飛行場の移設計画が浮上したのは1996年。それまで基地問題に関心のなかった渡具知さんは、妻の智佳子さん(47)と反対運動を始めた。測量士の武清さんは仕事先を失うかもしれないという不安もあったが、子どもたちのために気持ちを奮い立たせた。移設の賛否を問う翌97年の市民投票前には、生まれたばかりの長男の武龍君を抱いて夫婦で街頭に出て訴えた。

  その武龍君は今年12歳になり、武清さんと並んで壇上に立った。両親らが身を投じた市民投票で反対が上回った経緯に触れ、鳩山由紀夫首相に「約束は必ず守ってください。海を、未来を壊さないでください」と声を張り上げた。両親に対しては、「最初は(反対運動に一緒に)行くのが、いやだったけど、将来のことを考えてやってくれていることに今は感謝している」と礼を述べた。

  双子の妹の和紀(かずき)ちゃん、和奏(わかな)ちゃん=いずれも(7)=は壇上で「大浦湾を守れ!」との横断幕を掲げた。「ジュゴン大好き、がんばりましょう。エイエイオー」とかわいらしい声を上げると、会場は沸いた。

  渡具知さん家族は6年前から毎週土曜日の夕方、辺野古のキャンプ・シュワブのゲート前でろうそくをともして平和を訴える「ピースキャンドル」を続ける。「一人じゃできない。みんなの力で基地をなくしたい」。大会後、武清さんは目に涙を浮かべ、ぐっと長男を引き寄せた。

辺野古から
「移設予定地」返上へ意気


  「辺野古の浜で大きなお祝いをしよう」。名護市辺野古で新基地建設反対運動を続ける嘉陽宗義さん(87)は、移設問題で翻弄(ほんろう)され続ける地元が“解放”される日を願い、最前列で声を張り上げた。(
沖縄タイムス)

米軍再編=辺野古新基地建設絶対阻止!!道州制・民営化絶対反対!!国鉄1047名解雇撤回!!

 集会は、主催者(実行委)の「現政権への期待」を組織しようとした思惑をはるかに超え、県内移設を早くも容認した民主党・連合政権への県民の怒りの声があふれ出す集会となった。政権与党となった国民新党の下地幹郎は「この集会は民主党政権を批判する場ではない」「日米安保は必要だ」と発言、会場のあちこちから「帰れ!」「ふざけるな!」と激しい野次がたたきつけられた。

13年間基地建設を阻止してきた力は、沖縄・全国の労働者と辺野古住民の力だ。うるまユニオンは労働者交流センターと共に、「沖縄・全国の労働者の団結で、今日の県民大会を塗り替えよう!」と大街宣を行った。

街宣の内容を聞いた人たちが、仲間に配りたいと言って、チラシを何枚ももらいに来た。一万枚を超えるチラシが2時間でなくなってしまった。チラシを一緒にまきたいと言って、一緒にまいた労働組合の人。発言者に日傘を差してくれる女性。その場に集団で座り込み、発言に聞き入るおじぃ、おばぁたち。飲み物を差し入れてくれる労働者。「そうだ!」と声をあげる沢山の労働者。
大街宣では県民大会に参加した沖縄の労働者から支持する声がたくさん沸き起こった!!(うるまユニオンホームページ)

第1会場

第2会場

8日ー韓国民主労総全国労働者大会5万人:ゼネストでイミョンバク政権打倒

7日ー韓国労総全国労動者大会13万人:対政府闘い宣布“政府与党の労組抹殺陰謀をゼネストで突破”

二大労総は2006年に韓国労総が民主労総を除いて使用者・政府と複数労組および労組専任者賃金支給禁止条項3年延期に合意し、民主労総が連帯破棄を宣言して分かれていた。しかし李明博政権発足後、昨年夏に李明博政権が非正規法の改悪を進め、二大労総は協調し直して下半期連帯闘争合意に至った。(韓国チャムセサン)

民主労総5万人

韓国労総13万人

韓国労総久々の街頭行動

二大労総委員長が21日に手を握った。[出処:民主労総労働と世界]

 

11月6日(金)〜7日(土)

今日のたみとや:裁判員制度はいらない!のぼり旗

裁判員裁判「高い出頭率」というウソ!ホントの出頭率

一人の拒否からみんなの拒否へ。みんなの拒否は制度の廃止

米軍再編=辺野古新基地建設絶対阻止!!道州制・民営化絶対反対!!国鉄1047名解雇撤回!!
沖縄:11・7労学総決起集会!

裁判員裁判「高い出頭率」というウソ!ホントの出頭率

新聞報道:予想外に高い出席率…裁判員候補者呼び出し(よみうり新聞ほか)

ホントの出頭率

一人の拒否からみんなの拒否へ。みんなの拒否は制度の廃止

裁判員制度はいらない!大運動 高山俊吉弁護士

だから裁判員制度は実施してはいけないのだ。年間3000件の先頭を切った東京地裁、さいたま地裁、青森地裁の裁判員裁判は、0.1%の処理段階で、制度に反対する私たちの運動の正しさを実証し、廃止の展望も明示した。

1. 東京地裁の事件(8月3日〜)は、近所に住む中年女性を独居の初老男性がナイフで刺し殺したというケース。民衆が民衆を裁いたわが司法史上最初の裁判(戦前の陪審制も民衆自身は「裁いて」いない)は、実質2日半で審理を終え、その判決はあきれるほど検察官主張をなぞっただけのものだった。被害者が「やれるものならやってみろ」と言ったという主張も、ナイフを持って追いかけてなどいないとの主張もまったく受け入れられなかった。殺した理由や被告人が負う責任の限度に関する検討もほとんどなされず、貧困、差別、孤独、疎外などの背景事情も一顧だにされなかった。

  「市民参加」と「分かりやすい法廷」のことさらな演出。論点と証拠を極少にしてビジュアル化し「分かりやすく」した分、真実の究明は確実に犠牲にされた。決められた時間割に従った反対尋問と被告人に対する糾問的な裁判員質問。検察の圧倒的優位のもとに法廷は訴訟技術のプレゼン合戦の場と化し、刑事裁判はショーになった。そして重い量刑(求刑16年・判決15年)。それはもはや刑事裁判と称し得るものではなかった。

  裁判長は、候補100人のうち47人の出頭を「意外に高率」と喜んだという(それならこれからはそんなにまじめに出頭しなくてもいいらしいということになる)。ある裁判員は中途で離脱し、ある裁判員は「4日間は長い」と訴え、ある裁判員は判決を前に「一人で泣いた」。

  裁判所前で大量の抗議のビラがまかれ、裁判所は500人ものデモ隊に包囲され、裁判開始の前と後に持たれた「大運動」の記者会見場には多くのメディアが詰めかけた。
   初の裁判員裁判は被告人の控訴で幕を閉じた。「民衆の裁判」を民衆が否定した!

2.  さいたま地裁の事件(8月10日〜)は、金を借りた男が貸した男を殺そうとして未遂に終わったという自首事件。実質審理時間は僅か6時間20分で、調べた証人は被害者本人だけ。やはりプレゼンの腕比べ。検察も弁護も最高裁調製の量刑分布図をもとに量刑を論じるという「争い」。裁判員は長い休憩の後に被告人に質問した(させられた?)。「凶行は思いとどまれなかったか」(←?!)。「なぜ助けなかったか」(←殺人は故意犯だ!)。「自首で減軽を期待したのか」(←自首減軽の理解は?)。彼らはヘンリー・フォンダどころか、しっかり糾問官を演じてみせたのだ。

  求刑6年、判決4年6月。「犯行経緯にほとんど触れず、弁護側主張をなぜ退けたのかに触れない判決」(東京新聞8月13日)。「(検察・弁護の)マンパワーの違いは歴然」(日経新聞同日)。「判決は踏み込んだ事実認定をしなかった」(弁護人)。「おおむね裁判員のご理解が得られた」(地検)。

  「考える間もなかった」「非常に重くて苦しい制度」「夜も眠れない」「もう1日いたら倒れたかも」「4日もやった東京地裁の裁判員はすごい」「疲れた、もういい」「秘密をかかえて生きてゆくのは大変」…。「やる気」で選ばれた数少ない裁判員たちの感想がこれである。記者会見の途中で、評議の秘密の暴露にあたるおそれありと裁判所職員から「発言制止」も受けた。いったいこのどこに「市民の司法参加」を寿ぐ裁判員の感動があったか。裁判後、さいたま地裁所長が裁判員たちに手渡した感謝状の言葉は、「皆さまが示された姿勢、意見が日本の社会を支えていくと思います」だった。

  さいたま地裁前でも、「まっぴらごめん 裁判員」の横断幕を掲げた市民と地元弁護士たちの抗議行動が展開された。

  青森地裁の事件(9月1日〜)は、強盗強姦2件と窃盗・窃盗未遂の計4件(強盗強姦1件は少年時代のもの)。秘密主義は第1日から始まった。裁判員の選任手続きを行った後、裁判所は裁判員の男女比も発表せず、取材記者たちからは秘密にする必要はないはずだと批判の声が上がった。

  裁判所と検察は、被害者への「配慮」を徹底し、法廷内での匿名化と調書朗読の一部省略のほか、ビデオリンク方式による別室での証言や陳述を断行し、傍聴席は頻繁に証拠から遮断され、「国民の知らないところで内容不透明な刑事裁判が行われる」状態が現実化した。「性犯罪被害者をどう守るか」をめぐる論議が連日全国の新聞紙面に溢れ、「談合報道」(日垣隆著『裁判官に気をつけろ!』)の文字どおり現場風景になった。

  誰に判決を言い渡されたのか知りたいという被告人の思いを蹂躙する裁判所が、他人に知られたくないという被害者の心情は尊重した。裁判員裁判の基本的な問題性は、性犯罪を裁判員裁判の対象とすることのよしあしにすり替えられ、地元弁護士の一人からは「被害者寄りになり過ぎると被告人の負担が増す」と懸念が表明された(東奥日報9月2日)。判決は弁護人が提起した5年の3倍の懲役15年、それも「求刑どおり」。

  ここでも制度に反対する地元市民団体のほか、地元や東北地域の弁護士たちが連日現れ、「裁判員制度はいらない!」の幟や横断幕を紺碧の空にはためかせた。

4.  青法協常任委員会(9月4日)では、基調報告者の立松彰協会事務局長は、始まった裁判員裁判について、「刑事裁判の体をなしていない」「検察主張の追認判決」「被害感情と重罰化」「『市民参加』の演出」「真相解明の放棄」と指摘した。

  「簡易・迅速・重罰」(小田中聰樹東北大学名誉教授が指摘する戦時司法の特徴)は、早くも冒頭3件の裁判員裁判に強烈に示され、「市民参加」の実体が「市民の司法動員」であることを多くの人々が知った。「市民の風が法廷に吹く」とか「市民参加で刑事司法の改革を」などと脳天気な言説をくり広げてきた御仁たちは、これを何と釈明するか。醜悪を極めた旗振りをやめるか、見て見ぬふりを決め込むか。それとも「是正・改善は今後の課題」などと新たな欺瞞語を考案するか。

  無理が通れば道理が引っ込む。不出頭者に対して処罰を断行しても不処罰のまま放置しても不出頭を決意する者は増えるが、当局は打つ手もなく進退は窮まる。裁判員の深刻な苦悩に対する最高裁の「心のケア」方針は、歓迎されるどころか制度反対論を確実に支える。「救急車を用意してくれたから崖から飛び降りよう」と誰が言うか。

5.  実施直後から廃止の展望がより明確になった。反発・批判の声は制度実施後一層強まり(80%を超える国民が背を向けているとの調査)、より広範になった(宗教団体など諸団体から反対の声がさらに広がっているとの報道)。

  制度の根本矛盾は、「一人ひとりの反対が決定的な力になる」ことだ。制度実施により制度への反発は深まりこそすれ、解消する方向には向かわない。それどころか、審理件数の増加は裁判の不合理をいっそうあからさまにする。今年11月ころ始まる重求刑事件や否認事件などで、裁判員裁判の矛盾露呈や裁判員の苦悩は極点に達しよう。

  私たちは、各地裁の裁判員裁判いっせい突入期(9〜10月)から超重大事件の審理開始期(11月以降)に向け、全国民規模の反対運動を展開する。裁判員制度は一人ひとりの国民を国策の最前線の担い手にする「現代の赤紙」「現代の隣組」であり、絶対反対以外の対応はない。10月2日に東京「四谷区民ホール」で開く「大運動」の全国決起集会に「法民」読者の皆さんがこぞって参加されるよう心から呼びかける。

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