8月31日(日) |
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今日のたみとや 素敵に働くために:マダムTomのひとりごと(3) |
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妙齢のご婦人から投稿をいただきました。年齢を問わず働く姿や、年齢を重ねた目線でみえることなど、について掲載します。 マダムTomのひとりごと(3) ○ブルーマジョリティ :左から、水引き草、アカンサス、秋明菊(花の図鑑等から) ブルーマジョリティは、この頃あちこちの鉢植にも見られるが、もともとは、ダリヤの様な球根のつよい野生植物。 わけてもらった次の年には、ものすごい勢いで庭中に拡がったので驚いて、その秋にはすっかり掘り起こしたが、どうして、どうして、翌春も、何年かかって球根をとっても、相変わらず春先には沢山の芽を出す。水引草と同じく引いても引いても生えてくる。 今年は、アカンサスの花が夏中咲いていて、ようやく花を落としたあと、ブルーマジョリティが小さな花畑をいろどって美しい紫を見せている。このあと秋明菊が咲くまで、しばらくは、紫の穂花が美しい。 この花が、ぺヨンジュンの「大王四神記」の戦闘場面の端に映っていた。 朝鮮半島と日本の島とどちらが先に、この花を保っていたのかは判らないが、 過去二千年の朝鮮半島と日本列島の人々の往来が、この花を両方の土地に咲かせていることは、疑うべくもない。 私なりにも、何とか韓国と日本と、それから、中国が、仲良くしていく工夫はないものか、考えている。 ○梅干しとトートバッグ :とみしょうやとオリジナルTシャツ、トートバッグ 友人に、とても働き者で器用な男性がある。 高校の社会科の先生だった方で退職されている。 家の管理をまめにされながら、天井裏には写真の暗室。暗室には直立して上り下りされている。 特技は、「梅干しづくり」。お母様からの秘伝の由だが、誠に美しい紫蘇の赤い色が愛らしく、毎年いただいている。 とにかく、体力があって働き者の男性は誠に貴重。 お礼の気持ちで、この男性に、とみしょうやのトートバッグをお送りすることにした。 このトートバッグは評判がよくて、女の子が髪を二つくくりあげて眼をパチクリしているのだが、何とも愛らしい。 |
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8月30日(土) |
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今日のたみとや 素敵に働くために:マダムTomのひとりごと(2) |
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妙齢のご婦人から投稿をいただきました。年齢を問わず働く姿や、年齢を重ねた目線でみえることなど、について掲載します。 マダムTomのひとりごと(2) ○工事現場 家の前に一方通行で下っていく坂がある。この坂の下の橋のたもとの大きな会社が引っ越して新しいマンションが建つらしい。大きな4トントラックのダンプがのしのしと走っていく。 老人の出来る仕事の一つだと思って、私は工事があると警備の人に何をどう治しているのか聞くことにしている。 私は、現場に駆けつけて、工事の責任者に、「坂の下から一方通行を少し逆行しても許される筈だから行政に頼みなさい」と申し入れた。 ダンプが走り回ると、またぞろ、一帯の古い水道管やガス管に罅が入って、水漏れやガス漏れの修理に手間とお金がかかる。 責任者は、面倒らしく「会社が別だから」とか言うので、「そんなこと言わず、前にあった会社は、下の入り口に橋のたもとから直接大きい車を入れていた」と説得した。 その故か、家の前をダンプが通らなくなった気がするのだが。 一方、その橋では、護岸工事が、橋の上に区役所の”説明スライド”がずっと並べられたまま、まだ、終わらない。 ”大切な工事”らしいのだが。 ○夜の映画 夜、ヒチコックの「北北西に進路をとれ」がBS2で放映されたのを楽しんだ後、久し振りで、多くは鬼籍に入った往年の名俳優たちを思い出した。 二、三日あと、「ジャイアンツ」が放映されて、あの古い時代のゆったりした気分がなんとも懐かしく、エリザベステーラーも美しい。 「お客を選ぶ権利がある」というテキサスのレストランでの騒動が、今更のように古めかしく懐かしい。 映画が作られたのは半世紀前。 あれ以来の世界の変わり様の早さは、人間のしていることが、人間を濁流に押し流してしまっている。 このグローバル化の時代に出会った大正末期生まれの人間としては、 ”面白い”というべきか。 毎日、一日一日を生きる切なさを噛みしめているというべきか。 |
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8月29日(金) |
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今日のたみとや 素敵に働くために:マダムTomのひとりごと(1) |
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妙齢のご婦人から投稿をいただきました。年齢を問わず働く姿や、年齢を重ねた目線でみえることなど、について掲載します。 マダムTomのひとりごと(1) ○立ち上がらない薔薇のアーチ 夏中、玄関先で咲き誇っていた薔薇が伸び放題で気になっていた。友人が来てくれたので、買っておいたアーチを取り出し、剪定をして組み立ててみた。 老婆ふたりが渾身の力を振り絞り組み立てたアーチは、継目の釘穴は不揃いで重くて一寸した風にもひっくり返りそう。 カタログで注文したが、使い物にならず返品することになった。 今の日本の商売はこんないいかげんなものか。83歳と72歳が奮闘して出来上がったアーチはまるで人間を嘲笑っているような代物。 「そんなものだ」と植木屋さんの小父さんに懇々と諭された次第だが、高齢者が生きるのも全く厄介というか、大変というか、手間のかかることが多い日本だ。 ○庭の風船と猫 うちは通りからだいぶ中に入っている住宅なのだが、時々、思いがけないものが入ってくることがある。 雨上がりの残暑の朝、庭のしゃくなげの枝のうえに、水色の風船が一つ。まだふくらんだまま雨に濡れていた。 窓から見る空の色は暗い。庭の木や草も雨に濡れて朝の陽も射していない。 そのなかで、水色の風船は何処から飛んできたのか。ぽっと私の心に明るさをもたらして止まっている。 二、三日前には、庭で猫が白い紙を敷いて昼寝していた。 この昼寝猫は常連。花に水を遣りにいくといかにも迷惑そうに腰を浮かせるので、はじめは「遠慮しないで」と声をかけていたが、無視してあげるほうがよいとわかったので、この頃は視線をはずして行動することにしている。 ただ、猫が紙を銜えてくるはずもないから、たまたま、玄関口の三和土の上に散ってきたものを敷いたのかと思うが、猫の小さな脳髄が思いついたのが面白い。 暑い三和土に少しは役立ったのかな。 風船は、翌々日の夕方、しぼんで小さくなって、裏口に落ちていた。 |
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