12月8日、5・29デモ弾圧裁判@グループの第6回公判が行われました。
今公判は、保釈をかちとった7被告が、檻の中からではなく外から出廷した初めての裁判!!! 被告たちには手錠も腰縄もついていません! みんな、笑顔でいっぱいです。
最初に、後藤さんが発言に立ちました。東京拘置所による保護室への監禁と暴行を突き破って闘う後藤さん。「保護室に監禁されてはっきりしたことは、この裁判の本当の目的が、法大闘争を闘う学生に対する暴行と虐待であるということ。これらはすべて、裁判長が勾留し続けることにより引き起こされている。公訴を棄却しろ。残る10人の学生をただちに釈放せよ」。
続いて、山本君も意見を述べました。「法大当局が、文化連盟の4学生に対して処分を策動している。前回の公判で、清宮隆前総務部長は『デモの内容が問題なのではなく、教育環境を乱すから問題なんだ』と証言した。しかし今、文化連盟の存在そのものを罪として処分が強行されようとしている。清宮の証言はすべて偽証じゃないか!!」
続いて、清宮(前総務部長)が証人台へ。弁護士と被告から鋭い反対尋問がたたきつけられました。
まず、「ジャージ軍団」について。警備会社の警備員であったにもかかわらず「法大の嘱託職員」と名乗って学生を暴行してきたことを問われると、清宮は「平林総長の時に、理事会で彼らを導入することを決めた。その際、身分を『嘱託職員』と偽ることも決めた」と平然と答えました。さらに、「警察と検察には、(ジャージ部隊について)本当のことを説明してある」と。警備員は学生に暴行をふるってはならないとする警備業法に違反する行為を、法大当局はなんと理事会決定で行っていたと言ってのけたのです。
さらに、学生の怒りと闘いがジャージ軍団を包囲し追放した今年10月以降は、学生への弾圧に教職員を総動員することを決定。星野常務理事、徳安常務理事、宮ア学生センター長が中心となって、「『毎日の警備体制に教員は加わらなくていいのか』と議論している」と言います。確かに今、市ヶ谷キャンパスには、多摩キャンパスや小金井キャンパスにある学部の教員も次々と動員され、警備のためにキャンパスに立っています。法大当局はもはや、「学問」「教育」など完全にかなぐり捨てた弾圧機関になり果てています。
続いて内山君が清宮を尋問。06年春以降の立て看板規制について、内山君が「あなたは前回、『大きな看板が校舎をふせぎ、教育・研究環境に支障があった』と述べたが、そうなのか」と当時の状況を具体的に突きつけると、清宮は「支障はなかった」と渋々認めざるをえませんでした。
こんなデタラメな証言をもって「建造物侵入」を「立証」しようとしている検察の狙いは、とっくに完全に破綻しています。