☆命を守る会事務局・書記の解雇は認められません!!解雇を撤回してください!!
解雇に反対する私の理由・立場を表明します。(ジュゴンの家ホームページから抜粋)
・「命を守る会」の闘いは原則を貫けば絶対に勝利できる闘いだ。
「命を守る会」の原則は「新基地建設絶対反対・阻止」です。そのためにあらゆる闘いをしていこうというものだと考えます。
私はこの間、「命を守る会」でおじぃやおばぁと毎週火曜日に会合を持っていました。それはおじぃやおばぁから「この間の闘いはおじぃ・おばぁの声がしっかり反映されているように感じない。反映してほしい。」という意見から考え、持った会合でした。
「命を守る会」「二見以北十区の会」の闘いに対する意見は現場において一番に重要視されなければなりません。それは二つの会が一番に現地・地元を知っているからです。しかし、この間の闘いの中でおじぃやおばぁがそれを感じなかったのはこちらの責任だったと深く反省しました。
そうして持った会合の中ではおじぃ、おばぁの厳しい状況が聞かされました。
「命を守る会がこれからも存続出来るのか」「おじぃ、おばぁだけではこれからの闘いが本当に厳しくなる」「人が入ってくればねぇ」という意見が大多数でした。
私は「絶対に人は来る。仲間を信じよう」と言いましたが、おばぁたちからすれば「目の前に見えなければ」現実的な話しではないのです。絵空事にしか聞こえなかったのが事実だと思います。
それではダメだ。必死に悩みました。
地域の若い人たちと話す機会が何度か訪れ、その度に「一緒に命を守る会と闘って欲しい」と訴えましたが、地域の青年たちからは「反対は反対だが、反対派につけば職場での立場は悪くなる。首が飛ぶ。それに誰が責任をとってくれるのか。」「命を守る会事務所に行ったなんて翌朝には集落中に広がる。そうなれば村八分。ゆくゆくは仕事につくのも難しくなる。」と跳ね返されました。
「地域の青年が立ち上がる」。これは「命を守る会」の闘いのずっとあったテーマであり、課題でした。そしてそれが出来なければ立ち行かなくなるところまで「命を守る会」の闘いが追い込まれていることも事実でした。
・地域の青年と一緒に闘うために。
地域の青年から聞かされたことは逆に言えば「職場の状況を変えられれば共に闘える」「地域の状況を変えられれば共に闘える」と言っているようにも聞こえました。ならばそういう闘いを「命を守る会」が出来ればと考え、役員会に申し出ましたが、命を守る会執行部としては「会はそこまで面倒を見られない」ということでした。
もう一度、ゼロから問われているのは自分自身ではないかと考えなおし、名護に若い人数人で「1人でも入れる組合」として「北部合同労組・ウルマユニオン」を結成しました。
地域の青年は「組合なんて責任とってくれたことなんかねぇ。組合とやりたくとも信用できない。」と一喝してきました。確かにそうだ。なら、「労働者をとことん信じて、裏切らない、労働者こそが社会の主人公、労働者こそが社会を変え、基地建設を阻止できる」と掲げた組合にしよう!とウルマユニオンの主旨を作りました。
私は「命を守る会」に「青年部」を作り、おじぃやおばぁたちを安心させたい。基地建設は絶対に現場で阻止できると希望を一緒に持ちたい。その一心で組合を作ったり、地域の青年と議論したことは真実です。
そのような闘いを開始したことを全国にインターネットなどを通して発信したところ、多くの若者たちから賛同するメッセージをいただきました。
「ぼくも働いています。その働いているところから皆さんと繋がりたい。」「僕の職場には組合がありません。そんな組合だったら作りたい。」「組合があるのですが、労働者の立場なのか、会社の立場なのか分かりません。こんな組合なら変えてやろう。と元気でました。」「基地建設絶対反対!!そう言える職場と仲間を作りたい!!職場を変えられる、辺野古に責任をとる組合を作りたい!!」。本当に多くの人たち・若い同世代から激励されました。
「辺野古の本当の仲間になりたい」「沖縄の問題は僕たち労働者の問題だ」。そう言い切って職場に立ち、自分の足元で闘う青年がぞくぞくと増えています。彼ら、彼女らは「解雇」の攻撃や「過激派」というレッテルを跳ね返しながら、辺野古を信じて闘い続けています。
・私はこれからも原則を貫く、闘う「命を守る会」と共にありたい。
私はこれまでの闘いの中で「弾圧されても本当に裏切らない仲間」を、「基地建設阻止の仲間」を「命を守る会」の「基地建設絶対反対・阻止」の原則に従って訴えたときに作り出せると確信しています。そしてそういう仲間がすでに全国で闘っています。
これから本当に「命を守る会」・辺野古の闘いに青年が立ち上がってくるようになるためには、原則を曲げてはならないと考えています。
故金城祐治代表は私に3つの原則を課しました。
「現場と労働者を信じて闘う。」「自分の立場を守らず、闘いを前進させるためならば自分の首を賭けてでも闘う。」「息の長い闘いをしろ。最後に立っていた者が勝利する。」という3つです。
「現場と労働者を信じて闘う」からこそ、私は現場に立ち続けようとしてきました。
「自分の立場を守らず、闘いを前進させるためならば自分の首をかけてでも闘う」、私は決して事務局・書記という立場にこだわるのではなく、辺野古の闘いの前進と勝利のために今までも闘ってきましたし、これからも闘っていく決意です。
「息の長い闘いをしろ。最後に立っていた者が勝利する。」私は解雇を受けてもまったく辺野古から退くつもりはありません。新基地建設を阻止するために絶対に退きません。
「資本・権力と非和解に闘い」「仲間を裏切らない」闘いを続けていく必要性があると確信を持って訴えます。
「命を守る会」が「過激派」のレッテルや「弾圧」を乗り越えて闘えば必ず青年は共に闘います。立ち上がると確信を持っています。
私はキレイごとを並べているわけではありません。
自分自身がこの間、「命を守る会」の原則を曲げずに闘い、組合を作って新しい青年の仲間と共に闘い、権力との闘いに身を持って勝利をしてきたからこそ言えることがあると思うのです。
それを否定してしまうような「命を守る会執行部」ではこれから来る政府の闘いに立ち向かい、勝利することは出来ないと思っています。
未熟な私ですが、足りない部分も多々あると思いますが、それでも基地建設を阻止したい。その一点において原則を貫き、闘う「命を守る会」と共に歩む仲間としてありたいことを訴えます。
解雇は認められません。私と共にもう一度、辺野古の闘いを考えてください。よろしくお願いします。
2008年10月1日(水) 富田 晋